[東京 20日 ロイター] - <15:08> 新興株はマザーズが4日続落し年初来安値 米金融引き締め加速を 警戒 新興株式市場は、マザーズ総合が前営業日比0.93%安の615.35ポイントと 4日続落し、年初来安値を更新した。2020年4月以来、2年2カ月ぶりの低水準とな る。米金融引き締め加速への警戒感からグロース(成長)株には資金が流入しにくくなっ ているという。 値がさのフリーや、ビジョナルなどが軟調となり、指数の重しにな った。FRONTEOは年初来安値をつけた。 一方、ライフネット生命保険は堅調。ENECHANGEは一時ス トップ高となった。窪田製薬ホールディングスはストップ高水準で取引を終えた 。 <14:08> 日経平均は下げ渋り、米株先物が小じっかり 後場の日経平均は下げ渋っている。前引け時点から下げ幅をやや縮小した2万560 0円台半ばでの小動きが続いている。ドル/円の下落が一服しているほか、時間外取引の 米株先物が小じっかりと推移し、投資家心理を支えている。ただ、持ち直しの動きに勢い はない。 朝方は先物主導で上昇したが「参加者が少なく、ずるずる下げた」(国内証券)とい う。下値めどとみられていた5月安値(2万5688円11銭)をいったん割り込むと、 割安感から押し目買いが下値を支えた。「終値で(5月安値を)上回れるかが焦点」(別 の国内証券)との声が聞かれる。 <13:22> 後場の日経平均は下げ幅縮小、個人主体の物色 方向感定まらず 後場に入り、日経平均は下げ幅を縮小している。約300円安の2万5600円台半 ばで推移している。きょうは米株市場が休場となることもあって、取引参加者は国内の個 人投資家が中心だという。「買い手不在の中、原油価格下落でエネルギー関連が軟調な以 外は、物色の方向感は定まっていない」(国内証券)との声が聞かれた。 ここ1週間ほどの下落で日本株には割安感もみられるものの、各国の利上げに伴う世 界経済の後退懸念からリスクオフムードが世界的に広がっており、「海外投資家のリスク 許容度が高まらない限り、目先の日経平均は不透明感の強い状況が続きそうだ」(同)と いう。 <11:46> 前場の日経平均は続落、400円超安 世界景気後退を警戒 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比428円32銭安の2万5534円6 8銭と、続落した。日経平均は寄り付きはプラス圏でスタートしたが、徐々に上げ幅を縮 小してマイナス圏に沈み、下げ幅を拡大した。各主要中銀が利上げを進める中、市場では 景気後退への警戒感が高まっており、株価の重しとなっている。 TOPIXは、1.44%安の1809.55ポイントで午前の取引を終了。東証プ ライム市場の売買代金は1兆3926億1000万円だった。 市場では、米国の大幅利上げに伴う世界景気の後退懸念が意識されているという。米 連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は18日、7月の米連邦公開市場委員会(FO MC)で75ベーシスポイント(bp)の利上げを実施することを支持すると述べた。[n L4N2Y6008] T&Dアセットマネジメントのチーフ・ストラテジスト兼ファンドマネージャー浪岡 宏氏は、7月のFOMCでの75bp利上げが市場で完全に織り込まれているわけではな いと指摘。ウォラー理事のタカ派的な発言を受けて「大幅利上げで米経済が減速するので はないかとの警戒感が強まっている」との見方を示す。 その上で、目先の日経平均は自律反発で2万6000円台回復の可能性はあるが、「 世界景気の後退懸念が和らがない限り、2万6000円以上では上値の重さが意識される のではないか」と、浪岡氏は話した。 東証33業種では、鉱業、石油・石炭製品など30業種が値下がり。空運業、医薬品 、輸送用機器は値上がりだった。東証プライム市場の騰落数は、値上がりが233銘柄( 12%)、値下がりは1563銘柄(85%)、変わらずは42銘柄(2%)だった。 きょうスタンダード市場に新規上場したヤマイチエステートは、公開価格を 7.5%下回る878円の初値を付けた。 <11:03> 日経平均は下げ幅拡大、世界経済先行き懸念が引き続き重しに 日経平均は下げ幅を拡大し、前営業日比約350円安の2万5600円近辺で推移し ている。各国が利上げに踏み切る中、マーケットには世界経済の先行き懸念が広がってお り、市場では「ファンダメンタルズ的に状況は良くなく、先週の強烈な株価下落の余韻が まだ残っている。相場が落ち着きを取り戻すには、もうしばらく時間がかかりそうだ」( 国内証券)との声が聞かれた。 東京エレクトロンなどの値がさ株が軟調で日経平均を100円ほど押し下げ ているほか、原油価格の大幅下落を受けて石油関連株もさえない。 <10:05> 日経平均はマイナス圏に、景気敏感株などが売り優勢に 日経平均はマイナス圏に沈んでいる。朝方は自律的に切り返して始まったものの、買 い一巡後は下値を模索する動きに転じている。時間外取引で米株先物は堅調に推移してい るが、今晩の米株市場は休場となるため、様子見気分が広がっているという。 物色面では、ファナックなどの景気敏感株、東京エレクトロンなど の半導体関連株が売り優勢。市場では「米国はじめ主要国の金融引き締めにより、金利に 先高感がある。そのため、景気後退が引き続き懸念され、物色面もそれを映しているよう だ」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏)との声が聞かれた。 <09:05> 日経平均は反発、急な下げからの反動も 輸出株がしっかり 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比193円62銭高の2万6156 円62銭と、反発してスタート。これまでの下げが急だったことに対して行き過ぎとの見 方もあり、その反動から自律的な切り返しになっているという。 物色面では、外為市場で一時再びドル高/円安に振れたことで、トヨタ自動車<7203. T>など主力の輸出関連株にしっかりした銘柄が目立つ。一方、原油先物価格の大幅下落を 受けてINPEXなどエネルギー関連株がさえない。 <08:20> 寄り前の板状況、四国化成は買い優勢 インテリWは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 四国化成工業 24% 1,531 1,531 1,531 1,231 2 モリタHLDG 24% 1,549 1,549 1,549 1,249 3 福山通運 23% 3,710 3,710 3,710 3,020 4 伊藤忠テクノソリューションズ <473 22% 3,823 3,820 3,825 3,125 9.T> 5 野村不動産HLDG 22% 3,860 3,860 3,860 3,160 6 ソフトクリエイトHLDG 20% 4,193 4,190 4,195 3,495 7 パラマウントベッドHLDG <7817. 20% 2,400 2,399 2,400 2,007 T> 8 日本取引所グループ 19% 2,458 2,458 2,458 2,066 9 新光商事 18% 1,007 1,007 1,007 857 10 山形銀行 17% 1,010 1,009 1,010 866 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 インテリジェント ウェイブ <4847. -11% 790 789 790 883 T> 2 ベース -9% 5,005 5,000 5,010 5,500 3 リログループ -9% 1,800 1,800 1,800 1,971 4 シップヘルスケアHLDG -8% 2,151 2,150 2,151 2,350 5 C&FロジHLDG -8% 919 918 919 993 6 フジ・コーポレーション -7% 1,104 1,103 1,104 1,183 7 三櫻工業 -6% 602 601 602 642 8 日揮HLDG -6% 1,721 1,720 1,721 1,824 9 岩崎電気 -5% 2,462 2,462 2,462 2,603 10 JCU -5% 3,023 3,020 3,025 3,195 (
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