[東京 22日 ロイター] - <13:00> 後場の日経平均は軟調、米株先物の下げ加速が重し 後場に入り日経平均は軟調に推移し、前営業日比約40円安の2万6200近辺とな っている。米株先物の下げ幅拡大が重しとなり、一時、日中安値を更新する場面もみられ た。 東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連株が引き続き軟 調で、日経平均を70円ほど押し下げる要因となっている。 一方、小売業や食料品は底堅く、市場では「コロナ禍からの回復で、国内消費の増加 が期待できるセクターが相場を下支えする格好となっている」(国内証券)との声が聞か れた。 <11:56> 前場の日経平均は小幅続伸、FRB議長議会証言控え不安定 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比9円64銭高の2万6255円95銭 と、小幅続伸した。前日の米株高を好感し朝方は堅調だったが、時間外取引の米株先物が 軟調に推移したことが重しとなり、一時はマイナス圏に沈んだ。米連邦準備理事会(FR B)のパウエル議長の議会証言を前に、積極的な買いは手控えられ不安定な値動きとなっ た。 日経平均は前日の米株高を好感して続伸でスタートしたが、徐々に伸び悩んだ。前日 に米株高を先取りする形で大幅高となっており「手掛かりに乏しい中で、上昇余地は限ら れた」(国内証券)という。相場全体では明確な物色傾向はみられず、循環物色の様相と なった。 市場では米国などの金融引き締め加速や景気後退への警戒感がくすぶっており、きょ う予定されているパウエル議長の議会証言への関心が高い。「基本的には先週の米連邦公 開市場委員会(FOMC)後の記者会見の内容と同様の発言をするとみられるが、マーケ ットの注目度は高く警戒感もあり、相場の不安定な動きにつながっている」(三井住友D Sアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジストの市川雅浩氏)という。 一方で、FOMC直後のため議会証言では、「追加的なタカ派サプライズが出る可能 性は低いのではないか」(国内証券)との指摘もあり、そうであればイベント通過の安心 感で株には買い戻しが入りやすいと見込む声もあった。 個別では、SBIホールディングスが3%高としっかり。三井住友フィナン シャルグループが1割程度出資する方針と報じられたことが材料視された。 一方、東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連株は軟調 。特段、目新しい材料は出ていないものの、景気悪化に対する懸念が上値を抑える格好と なっている。 TOPIXは、0.16%高の1859.25ポイントで取引を終了。東証プライム 市場の売買代金は1兆3210億6000万円だった。東証33業種で値上がりは、医薬 品、ゴム製品、輸送用機器など16業種で、値下がりは鉱業、海運業、卸売業など17業 種だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが813銘柄(44%)、値下がりは943 銘柄(51%)、変わらずは82銘柄(4%)だった。 <11:00> 日経平均は小幅安、米株先物下落につられ軟調 日経平均は小幅安の展開となっている。一時は前営業日比約80円安の2万6100 円台半ばまで下げ幅を拡大した。最近の日経平均は米株先物につられて動くことが多く、 「きょうも米株先物の軟調な動きに引っ張られて不安定な値動きになっている」(国内運 用会社)という。 目先については、米国のインフレのピークアウトが確認されない限り大幅利上げと景 気後退リスクが意識され、日経平均は上値の重い展開が続くとみられている。 <09:58> 日経平均は一時マイナス、米株先物の軟調推移が重し 循環物色の 様相 日経平均は一時マイナス圏に下落した。市場では「米株先物が軟調で投資家心理の重 しになっている」(国内証券)との見方が聞かれる。ただ、これまでのところ下げは深ま っていない。 値がさの半導体製造装置関連株が軟調となっており、東京エレクトロンとア ドバンテストの下落が2銘柄で日経平均を約40円押し下げている。 相場全体では明確な物色傾向が出ているとはみられていない。「昨日買われた銘柄が 下げている一方、下げた銘柄が買い戻されている」(別の国内証券)との受け止めが聞か れ、循環物色の様相となっている。 東証33業種では、値上がりは輸送用機器やゴム製品、医薬品など18業種で、値下 がりは海運業や鉱業、空運業など15業種。東証プライム市場の騰落数は、値上がりが7 66銘柄(41%)、値下がりは965銘柄(52%)、変わらずは105銘柄(5%) となっている。 <09:08> 日経平均は続伸スタート、米株高を好感 半導体関連は軟調 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比195円41銭高の2万6441 円72銭と、続伸して始まった。前日の米株高を好感する形となった。一時200円超高 に上げ幅を拡大したが、その後は上げ幅を縮小している。 主力株はプラスが目立つ。トヨタ自動車がしっかり。ソニーグループ<6758. T>は小高い。東京エレクトロンなど半導体関連株は軟調な銘柄が目立つ。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング、ソフトバンクグループ<9984. T>は前日終値付近での小動き。 <08:34> 寄り前の板状況、太平電業が買い優勢 三櫻工業は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 太平電業 18% 3,25 3,25 3,25 2,74 0 0 0 7 2 ネクソン 18% 3,26 3,26 3,26 2,75 0 0 0 9 3 タムロン 16% 2,92 2,92 2,92 2,52 8 8 8 0 4 シミックHLDG 15% 1,58 1,58 1,58 1,37 5 4 5 3 5 荒川化学工業 15% 1,13 1,13 1,13 983 1 0 1 6 フクシマガリレイ 13% 3,50 3,50 3,50 3,08 0 0 0 5 7 日産化学 12% 6,90 6,90 6,90 6,15 0 0 0 0 8 デサント 12% 3,25 3,25 3,25 2,91 3 0 5 3 9 秋田銀行 11% 1,79 1,79 1,79 1,61 3 3 3 3 10 バイタルケーエスケーHLDG 10% 754 753 754 686 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 三櫻工業 -8% 608 607 608 657 2 日本ペイントHLDG -7% 908 907 908 976 3 パーソルHLDG -7% 2,18 2,18 2,18 2,33 1 0 1 7 4 アドウェイズ -6% 623 622 623 661 5 eBASE -6% 501 500 501 531 6 栗田工業 -5% 4,60 4,60 4,60 4,86 3 0 5 0 7 ソフトクリエイトHLDG <337 -5% 3,50 3,50 3,50 3,68 1.T> 5 5 5 5 8 アグロ カネショウ -5% 1,20 1,20 1,20 1,26 6 6 6 7 9 Sansan -5% 809 808 809 848 10 古河電池 -4% 1,13 1,13 1,13 1,18 1 0 1 0 (
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