[東京 27日 ロイター] - <15:33> 新興株市場はマザーズが3日続伸、IPO銘柄で物色活発 新興株市場は、マザーズ総合が前営業日比0.36%高の674.10ポイントと3 日続伸した。米国の金融引き締め加速への過度な警戒感が和らいだことで、投資家心理が 改善し、新興株市場でも新規IPO銘柄を中心に物色が活発になった。 個別では、ビートレンド、サークレイス、フィーチャなど がしっかり。半面、グローム・ホールディングス、ステラファーマ、坪 田ラボなどは軟調に推移した。 きょうグロース市場に新規上場したイーディーピーは、公開価格を64%上 回る8200円で初値を付けた後、一時ストップ高となった。 同じくきょうグロース市場に新規上場したサンウェルズは、公開価格を18 .55%上回る2300円で初値を付けた後、2800円まで上昇しストップ高で取引を 終えた。 <14:07> 日経平均は日中高値更新、440円高 値がさ株が堅調 後場の日経平均は日中高値を更新し、前営業日比約440円高の2万6900円台前 半で推移している。ソフトバンクグループやファーストリテイリングな ど値がさ株が引き続き堅調で、日経平均を押し上げている。 市場では、米国の過度な金融引き締めへの警戒感が和らいだことから、「これまで売 られていた値がさ株の一角が買い戻されている」(国内証券)との声が聞かれた。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1250銘柄(68%)、値下がりは52 5銘柄(28%)、変わらずは63銘柄(3%)となっている。 <13:12> 後場の日経平均は上げ幅拡大、米株先物の小高い推移が支援 後場の日経平均は、やや上げ幅を拡大している。一時370円高となった。中国株が 堅調なほか、朝方にマイナスだった米株先物がプラスに浮上して小高く推移しており、投 資家心理を支援している。 インフレや米金融引き締めへの過度な警戒感が和らぐ中、「期末を控えて、金融機関 のリバランスに伴う株買いへの思惑もあるようだ」(みずほ証券の倉持靖彦マーケットス トラテジスト)との声も聞かれた。 業種別では、前引け時点に比べて海運業や非鉄金属、機械の上げ幅拡大が目立つ。一 方、空運業は上げ幅を縮め、陸運業は下げ幅を拡大している。 <11:50> 前場の日経平均は続伸、米金融引き締めへの過度な警戒感が和らぐ 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比276円80銭高の2万6768円7 7銭と、続伸した。前週末の米国市場で、米金融引き締めへの過度な警戒感が和らいで株 高となった流れを好感した。中国株の堅調な動きも相場を支援した。 日経平均は、米株高を好感する形で約250円高でスタートした。その後も高値圏で もみあい、一時300円超高に上昇する場面があった。 前週末の米国市場では、米ミシガン大学が発表した6月の消費者信頼感指数(確報値 )が速報値から下方修正され、過去最低を更新。米連邦準備理事会(FRB)による金融 引き締めへの過度な警戒感が和らいだ。 米市場でハイテク株比率の高い米ナスダック総合やフィラデルフィア半導体指数(S OX指数)が大幅上昇し、日本市場でも半導体製造装置関連や電子部品がしっかりだった ほか、WTI原油先物が堅調な中、鉱業や石油・石炭製品が買われた。 中国株が小高く推移したことも相場を支援。上海市でコロナの感染が収まってきてお り、需要回復への思惑から設備投資関連株も物色された。 一方、時間外取引の米株先物が小安い動きとなり、上値を抑えた。為替のドル/円が 円高方向に振れ、自動車など輸出関連の一角は指数に比べてさえない動きとなった。 市場では、米国株が大幅高となった割に、日本株の伸びが鈍いとの見方は多い。「イ ンフレが収束するかは不透明で、大方の投資家は、ショートカバーを除く米株高の持続性 に懐疑的なのではないか」(水戸証券の酒井一チーフファンドマネージャー)との声が聞 かれた。 TOPIXは0.82%高の1881.98ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆3641億2200万円だった。東証33業種では、値上がり は海運業や鉱業、パルプ・紙など27業種で、値下がりは不動産業やゴム製品、陸運業な ど6業種だった。 東京エレクトロンやファナックがしっかり。INPEX、 川崎汽船は堅調だった。エムスリーも買われた。一方、住友大阪セメン ト、KDDIは軟調だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1154銘柄(62%)、値下がりは59 1銘柄(32%)、変わらずは93銘柄(5%)だった。 <11:10> 日経平均は上げ幅拡大、一時300円超高 中国株の堅調な動きが支 援 日経平均は上げ幅を拡大し、一時300円超高となった。中国株が堅調に推移し、相 場を支援した。「景気後退への過度な警戒感が和らいでいる」(国内証券)といい、半導 体関連や鉱業株がしっかり。 一方、ドル/円の上値が重い中、自動車など輸出関連では指数に比べさえない銘柄が 目立つ。足元の米株先物の小安い動きも投資家心理の重しとなっている。 東証33業種では、値上がりは海運業や鉱業、パルプ・紙など27業種で、値下がり はゴム製品や不動産業、陸運業など6業種となっている。 <09:55> 日経平均は強もちあい、6月権利付き最終控え好需給を期待 日経平均は強もちあい。買い一巡後も深押しすることはなく、高値圏で一進一退で推 移、底堅い印象を与えている。米国の過度な金融引き締めに対し警戒感が和らいだほか、 日本株は6月の権利取り最終日を28日に控えて、好需給になるとの期待感が株価を下支 えしている格好だ。 前週末に米ミシガン大学が発表した6月の消費者信頼感指数(確報値)は50.0と なり、速報値の50.2から下方修正され、過去最低を更新。「この数値が米株に安心感 を生じさせた」(国内証券)という。 一方、日本株は明日が6月配当の権利取り最終日。市場では「権利落ち分が約33円 見込まれるが、配当権利を狙った買いが下支え要因になりそうだ」(野村証券・ストラテ ジストの澤田麻希氏)との声が聞かれた。配当金の再投資も期待されるという。 <09:05> 日経平均は続伸、堅調な米国株式を好感し買い優勢 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比249円83銭高の2万6741 円80銭と、続伸してスタートした。前週末の米国株式市場が堅調だったことを好感して 、全体的に買い優勢となっている。 トヨタ自動車など主力の輸出関連株が総じてしっかり。東京エレクトロン<8 035.T>といった半導体関連株の上昇も目立つ。半面、このところ人気だったレノバ<9519. T>が連日の年初来高値となった後に値を消した。 <08:20> 寄り前の板状況、NOKは買い優勢 チタン工業は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 NOK 27% 1,423 1,422 1,423 1,124 2 オカムラ 26% 1,450 1,450 1,450 1,150 3 ワキタ 26% 1,465 1,465 1,465 1,165 4 第一工業製薬 25% 2,511 2,511 2,511 2,011 5 四国化成工業 25% 1,520 1,520 1,520 1,220 6 リログループ 23% 2,680 2,680 2,680 2,180 7 積水化学工業 22% 2,250 2,250 2,250 1,850 8 JBCC HLDG 22% 1,900 1,899 1,900 1,563 9 リンテック 21% 2,878 2,878 2,878 2,378 10 メディパルHLDG 21% 2,323 2,323 2,323 1,923 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 チタン工業 -24% 1,253 1,253 1,253 1,653 2 京阪神ビルディング -24% 964 964 964 1,264 3 Gunosy -15% 676 675 676 795 4 スカラ -7% 702 701 702 755 5 ファイズHLDG -6% 696 696 696 743 6 オービックビジネスコンサルタン <47 -6% 4,235 4,235 4,235 4,490 33.T> 7 FJネクストHLDG -5% 1,006 1,006 1,006 1,059 8 栄研化学 -5% 1,675 1,674 1,675 1,754 9 フィル・カンパニー -4% 1,152 1,151 1,152 1,203 10 ZOZO -4% 2,369 2,368 2,369 2,468 (
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