[東京 28日 ロイター] - <14:25> 日経平均はもみあい、月末月初の米指標を前に上値追いに慎重にも 日経平均は心理的節目2万7000円の手前でのもみあいとなっている。午前中に節 目を一時上回ったが、利益確定や戻り待ちの売りに上値を抑えられた。 日本株は割安感や国内経済再開への期待を支えに、下値の堅さが意識されている。一 方、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めや景気後退への警戒感はくすぶっており 「月末月初には米国で重要な経済指標の発表が相次ぐことから、上値追いに慎重になりや すい」(国内証券)との声も聞かれる。 米国では30日に5月の個人所得・消費支出(PCE)が発表される。食品とエネル ギーを除くコアPCEデフレーターは、FRBが重要視している。 東証33業種では、値上がりは鉱業や不動産業、石油・石炭製品など28業種で、値 下がりは化学工業や精密機器、サービス業など5業種となっている。 <13:20> 日経平均は再びプラスに、配当金再投資など好需給が支え 日経平均は前日比プラス圏に再び浮上し、2万7000円手前で推移している。目新 しい材料は見当たらず、引き続き方向性には乏しい。きょうが受け渡しベースで6月の最 終売買日で、12月決算企業の中間配当の権利取りの動きが活発化するなど好需給が株価 を支えているとの見方も出ている。 市場では「今週は配当金の再投資もあり、きょうの堅調な動きは権利取りも含めて配 当に絡んだ特殊事情を考慮する必要がある」(国内証券)との声が聞かれた。 <11:40> 前場の日経平均は反落、方向感乏しい 2万7000円回復後に軟化 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比40円58銭安の2万6830円69 銭と、反落した。実質6月最終日とあって配当権利を取る動きがあるものの、全体的に方 向感に乏しい。一時2万7000円を回復しながらも、その後は軟化した。 27日の米国株式市場は反落。投資家心理を動かす材料に乏しい中、アマゾン・ドッ ト・コムやマイクロソフト、アルファベット など大型株の下 げが指数の重しになった。日本株も朝方は売り優勢で始まったものの、一時は2万700 0円を回復するなど、小緩みながらも底堅さを感じさせる動きとなった。 これについて市場では「配当金再投資の活発化など良好な需給面が株価を支える要因 になっている」(東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏)との声が 聞かれる。また、今日は6月相場の受け渡しベースでの最終売買日で「6月期末の配当権 利取りが確定するため、それを狙った注文が入ることも堅調な要因だ」(野村証券・スト ラテジストの澤田麻希氏)という。 ただ、日経平均の2万7000円は戻りの節目として意識されていることもあり、時 間外取引で米株先物が軟化したほか、中国株式市場が小安く始まったことを受け、前場中 盤以降は利益確定売りが活発化した。 TOPIXは0.18%高で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆 3538億6900万円と盛り上がりに欠いている。東証33業種では、鉱業、石油・石 炭製品などが上昇。値上がり業種の方が多い。 個別では、トヨタ自動車が高い一方、ソニーグループが軟調に推移 するなど主力銘柄は高安まちまちで、物色面での方向性が感じられない。そうした中で、 東京エレクトロンなど半導体関連株は安いが、ファーストリテイリング が連日の年初来高値更新となった。 プライム市場の騰落数は、値上がり1011銘柄(55%)に対し、値下がりが72 8銘柄(39%)、変わらずが104銘柄(5%)だった。 <10:55> 日経平均はじり安歩調、2万7000円回復後は伸び悩む 日経平均はじり安歩調。一時は13日以来の2万7000円回復となったが、その後 は伸び悩み、再び前日比マイナス圏に沈んだ。時間外取引で米株先物が値を消し、中国株 式市場も小幅安となっていることなどが株価の上値を抑えている。 市場では「2万7000円は心理的な節目として意識されるほか、25日移動平均線 に接近してきた水準で、ここは利益確定売りが出やすい」(国内証券)との声が聞かれた 。 <10:18> 日経平均はプラス転換、130円高 米株先物上昇が支え 日経平均はプラス圏に浮上し、前営業日比約130円高の2万7000円付近で推移 している。寄り付きはマイナス圏でスタートしたが、堅調な米株先物が支えとなりすぐに プラス転換し、その後も上げ幅を拡大している。 きょうは6月の権利取り最終日で、「好需給になるとの期待感が一定程度、日本株を 下支えするのではないか」(国内証券)との声が聞かれた。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1237銘柄(67%)、値下がりは52 1銘柄(28%)、変わらずは79銘柄(4%)となっている。 <09:07> 寄り付きの日経平均は反落、値がさ株の下げが重し 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比75円59銭安の2万6795円 68銭と、反落してスタートした。前日の米株市場での大型株下落を受けて、日本株市場 でも値がさ株が軟調となっている。東京エレクトロンやソフトバンクグループ<9 984.T>は売りが先行している。一方、トヨタ自動車、ホンダなど自動車 株の一角はしっかり。 東証33業種では、値上がりは鉱業や石油・石炭製品、不動産業など25業種で、値 下がりは化学工業やサービス業、ゴム製品など8業種となっている。 <08:22> 寄り前の板状況、オカムラが買い優勢 京阪神ビルディングは売り 優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 オカムラ 26% 1,46 1,46 1,46 1,16 6 6 6 6 2 レイズネクスト 24% 1,40 1,40 1,40 1,13 5 4 5 1 3 SBテクノロジー 22% 2,75 2,75 2,75 2,25 3 3 3 3 4 京三製作所 19% 511 511 511 431 5 ほくほくFG 18% 981 981 981 831 6 リログループ 18% 2,55 2,54 2,55 2,16 0 9 0 3 7 奥村組 17% 3,48 3,48 3,49 2,98 8 5 0 9 8 高砂熱学工業 14% 1,80 1,80 1,80 1,58 4 4 4 8 9 ADEKA 13% 2,65 2,64 2,65 2,34 0 9 0 0 10 コスモエネルギーHLDG <502 13% 4,19 4,19 4,19 3,70 1.T> 3 0 5 5 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 京阪神ビルディング -24% 975 975 975 1,27 5 2 シップヘルスケアHLDG <336 -10% 2,17 2,17 2,17 2,41 0.T> 3 2 3 4 3 ノジマ -9% 2,55 2,55 2,55 2,81 5 5 5 7 4 ネクソン -9% 2,60 2,60 2,60 2,86 1 0 1 3 5 三和HLDG -9% 1,19 1,19 1,19 1,30 1 1 1 4 6 サカイ引越センター -8% 4,07 4,07 4,07 4,41 5 5 5 0 7 スタンレー電気 -7% 2,10 2,10 2,10 2,27 6 5 6 6 8 RS Technologie -7% 5,53 5,53 5,54 5,98 s 5 0 0 0 9 北越コーポレーション -7% 646 646 646 696 10 ニーズウェル -7% 607 607 607 652 (
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