[東京 5日 ロイター] - <15:10> 新興株市場はマザーズが続伸、材料性高い銘柄の値幅取り活発化 新興株式市場は、マザーズ総合が前営業日比1.92%高の666.69ポイントと なり、続伸した。値動きが軽いイメージがある材料性が高い銘柄に買いが集中、値幅取り の動きが活発化している。グロース指数は、同1.82%高の847.87ポイントで大 引けた。 個別では、ウェッジホールディングスが連日のストップ高となったほか、T rue Dataもストップ高、FRONTEO、フロンティアインタ ーナショナル、ケアネットなども高いが、メドレックスが反落 し、リニューアブル・ジャパンがさえない。 <14:20> 日経平均は高値もみ合い、手掛かり材料乏しい状態続く 日経平均は高値もみ合い。2万6400円前後で推移している。依然として手掛かり 材料に乏しく、地合いに大きな変化はみられない。物色面では半導体関連などグロース系 の銘柄がしっかりだが「これらを本格反騰と呼ぶには迫力に乏しい。自律反発の域を出て いないようだ」(国内証券)という。 個別では、ファーストリテイリングが再び7万円に乗せ、日経平均をリード する格好となっている。 <13:06> 日経平均は上げ幅縮小、グロース株高の持続力に懐疑的な見方も 後場の日経平均は、前引け時点より上げ幅を縮小して始まった。その後も2万630 0円台前半で上値は重い。手掛かりに乏しく「休場明けの米国市場を確認しないと動きに くい」(国内証券)との声が出ている。 米株先物は小高い推移を継続。前週末には、米金利が低下する中で米株高となったが 「金利低下の背景にはリセッションへの懸念があるとみられ、これを背景とするグロ ース株高の持続力には懐疑的にならざるをえない」(別の国内証券)と、慎重な見方も聞 かれる。 <11:50> 前場の日経平均は続伸、米株先物高や円安が支援 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比215円43銭高の2万6369円2 4銭と、続伸した。前日の米国市場が休場となる中、時間外取引の米株先物の堅調な値動 き、為替の円安を手掛かりに買いが優勢となった。 日経平均は、欧州の主要な株価の上昇を好感する形で高く寄り付いた後も上値を伸ば し、前営業日比378円70銭高の2万6532円51銭に一時上昇した。米金利の低下 基調を見込んだグロース(成長)株の物色や、米WTI原油先物の上昇を受けた鉱業や石 油・石炭製品の買いがみられた。米株先物が小じっかりと推移したほか、為替のドル/円 が136円台と円安方向に振れ、投資家心理を支えた。 市場では「米経済指標が弱含み、インフレ懸念が収まる兆しが見えてきた一方、リセ ッションへの警戒が浮上し、綱引きになっている。投資家のセンチメントは切り替わりや すく、ボラティリティーは高そうだ」(水戸証券の酒井一チーフファンドマネージャー) との見方が出ていた。 心理的節目の2万6500円が意識され、買い一巡後は利益確定や戻り待ちの売りに 上値を抑えられた。今週は米国で重要な経済指標などの発表が複数控えており、週末には 上場投資信託(ETF)の決算集中に伴う分配金の捻出売りへの警戒感もあって「積極的 には上値を追えない」(国内証券)との声が聞かれた。 米バイデン大統領が早ければ今週中にも対中関税の一部適用除外を発表すると一部で 報じられたが「これまでにも大筋の方向性は伝わっていたが、詳細は不透明で織り込みに くい」(別の国内証券)という。 TOPIXは0.4%高の1877.10ポイントで午前の取引を終了。東証プライ ム市場の売買代金は1兆1920億7500万円だった。東証33業種では、値上がりは 保険業や鉱業、石油・石炭製品など22業種で、値下がりは海運業や不動産業、電気・ガ ス業など11業種だった。 エムスリーやファーストリテイリングはしっかり。INPEX<160 5.T>、出光興産は堅調だった。一方、川崎汽船や大阪ガスは軟 調だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1019銘柄(55%)、値下がりは72 2銘柄(39%)、変わらずは97銘柄(5%)だった。 <11:00> 日経平均は伸び悩み、米金利低下を踏まえグロース株の物色も 日経平均は250円高付近で伸び悩んでいる。市場では「循環物色的な動きが一部で あるが、特に材料もなく、方向感は見受けられない」(国内証券)との声が出ている。 エムスリーやリクルートホールディングスがしっかり。TOPIX グロース指数が約0.6%高の一方、同バリュー指数は約0.4%高で、グロース株の上 昇率の方が大きい。「米金利の低下傾向が続くとの見方から、これまで下落が目立ってい たグロース株が物色されているようだ」(別の国内証券)との見方も聞かれた。 東証33業種では24業種が値上がりし、値上がり率上位には保険業や鉱業、石油・ 石炭製品などがならぶ。値下がりは海運業や不動産業、電気・ガス業など9業種。 <10:04> 日経平均は上げ幅拡大、米長期金利低下で値がさ株に買い戻し 日経平均は寄り付きから上げ幅を拡大し、前営業日比約280円高の2万6400円 台前半で推移している。一時、約370円高の2万6532円51銭で高値を付ける場面 もあった。米長期金利の低下を受けて値がさのグロース株が買い戻され、相場を押し上げ ている。米株先物が堅調に推移している点も、相場を支えているという。 一方、エイチ・ツー・オー リテイリングや三越伊勢丹ホールディングス<3 099.T>などの百貨店株は軟調。市場では「国内で新型コロナウイルスの新規感染者が再び 増加傾向にあることが嫌気され、リオープン(経済再開)銘柄の重しになっているのでは ないか」(国内証券)との声が聞かれた。 <09:08> 寄り付きの日経平均は続伸、幅広い業種で買い先行 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比232円42銭高の2万6386 円23銭と、続伸してスタートした。その後も上値を伸ばし、幅広い業種で買いが先行し ている。取引開始前はマイナス圏で推移していた米株先物がプラス圏に浮上し、相場を支 えている。東証33業種では、値上がりは保険業、鉱業、石油・石炭製品など28業種。 電気・ガス業、不動産業など5業種は値下がりしている。 大規模な通信障害が生じ、昨日大きく値下がりしたKDDIは反発し2%超 高となり、日経平均を20円ほど押し上げている。指数寄与度の大きいファーストリテイ リングやソフトバンクグループも堅調に推移している。 <08:26> 寄り前の板状況、リズムは買い優勢 鳥居薬品は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 リズム 25% 1,99 1,98 1,99 1,59 0 9 0 0 2 きんでん 25% 1,99 1,99 1,99 1,59 9 9 9 9 3 ヤマエグループHLDG <7130. 23% 1,63 1,63 1,63 1,33 T> 0 0 0 0 4 トーモク 22% 1,85 1,85 1,85 1,51 0 0 0 7 5 新日本空調 22% 2,21 2,21 2,21 1,81 5 4 5 6 6 太平洋工業 21% 1,25 1,24 1,25 1,02 0 9 0 9 7 第一実業 21% 4,08 4,08 4,08 3,38 0 0 0 0 8 東亜建設工業 20% 2,97 2,97 2,97 2,47 9 9 9 9 9 高砂香料工業 20% 2,99 2,99 2,99 2,49 1 1 1 1 10 アルゴグラフィックス 19% 3,83 3,83 3,83 3,21 5 5 5 5 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 鳥居薬品 -19% 2,59 2,59 2,59 3,20 9 9 9 0 2 テクノプロHLDG -18% 2,32 2,32 2,32 2,82 1 1 1 1 3 松井建設 -13% 557 557 557 640 4 日本証券金融 -9% 771 770 771 849 5 東芝テック -8% 4,00 4,00 4,00 4,33 3 0 5 5 6 ダブル・スコープ -8% 1,77 1,77 1,77 1,92 7 6 7 4 7 福井コンピュータHLDG <979 -7% 3,19 3,19 3,19 3,45 0.T> 5 5 5 0 8 セントケアHLDG -7% 806 805 806 865 9 太平電業 -6% 2,79 2,79 2,79 2,98 7 6 7 0 10 タムラ製作所 -5% 547 546 547 578 (
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