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〔マーケットアイ〕株式:前場の日経平均は続伸、参院選与党勝利受け一時2万7000円回復

    [東京 11日 ロイター] -   
    <11:40> 前場の日経平均は続伸、参院選与党勝利受け一時2万7000円回復
    
    前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比269円81銭高の2万6787円0
0銭と、続伸した。参議院選挙で与党勝利の結果が買い安心感をもたらしたほか、ドル高
/円安の進行が輸出関連株を支える要因となり、一時、6月28日以来の2万7000円
回復となった。ただ、その水準は戻りの節目として強く意識され、中盤からは伸び悩む展
開。高値圏でのもみあいとなっている。

    前週末8日米国株式市場は不安定な値動きの後、前日比ほぼ横ばいで取引を終了。注
目された6月米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比37万2000人増と予想を上
回る伸びとなり、失業率は3.6%と4カ月連続で横ばいで推移した。
    
    一方、10日に行われた参議院議員選挙は、与党勝利となったことで、市場全体に安
心感を及ぼした。米雇用統計がマイナスのサプライズとならず、参院選の結果が株式市場
にとってプラスと受け止められたことから、日本株は全面高でのスタート。主力銘柄を中
心に幅広く物色された。
    
    日経平均が2万7000を回復した後は、利益確定売りに押されたものの、外為市場
でドル/円が137円台まで円安に振れたことが、輸出株を中心に株価を支える要因とな
り、強い基調を維持する格好となっている。
    
    市場では「当面大きな選挙がなく、参院選によって岸田政権が安定することになった
が、これは日本株に大きなプラスとなる」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏)と
の声が聞かれたほか、今後の物色面については「政権の安定によって、一段と政策を買う
動きが強まる。物色対象は今後示される経済対策をよりどころにするのではないか」(雨
宮総研・代表の雨宮京子氏)との指摘もあった。
     
    TOPIXは1.08%高で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆
3890億6100万円だった。東証33業種では、海運業、繊維業を除く31業種が上
昇し、精密機器、鉱業、保険業などの値上がりが目立つ。

    個別では、トヨタ自動車、ソニーグループ、日立製作所な
ど主力の輸出関連株が総じて高く、ファーストリテイリングも堅調に推移した。
一方、大手証券がレーティングを格下げした東京エレクトロンはさえない。
  
    プライム市場の騰落数は、値上がり1545銘柄(84%)に対し、値下がりが24
7銘柄(13%)、変わらずが46銘柄(2%)だった。
    
    
    <10:55> 日経平均は上げ幅を縮小、円安意識し輸出株が堅調持続
    
    日経平均は上げ幅を縮小している。2万7000円を回復した後は、利益確定売りに
ジリジリと値を消す展開となり、午前10時50分現在では始値を下回る現在安。テクニ
カル的には6月28日の戻り高値2万7062円31銭とほぼ並んで止まり、この高値が
節目として強く意識された格好だ。
    
    一方、物色面では「ドル/円が137円台まで円安に振れたことが意識された」(国
内証券)ことによって、輸出関連株が堅調を持続している。
    
    
    <09:50> 日経平均は上げ幅拡大、2万7000円回復 岸田政権長期化に期待感
    
    日経平均は上げ幅を拡大して、前営業日比約480円高の2万7000円近辺で推移
し、6月28日以来の高水準となっている。一時、2万7062円17銭まで上昇する場
面もあった。参院選の結果を受けて、「岸田政権が長期安定政権になるのではないかとの
期待が高まり、日本株にとってプラスの材料となっている」(国内証券)との声が聞かれ
る。
    ただ、今週は6月分の米消費者物価指数(CPI)の公表を控えており、結果を見極
めたいとの思惑から「日経平均は2万7000円近辺まで上昇しても、徐々に様子見姿勢
が強まるのではないか」(別の国内証券)との声が聞かれた。
    
    東証プライム市場の騰落数は、値上がり1758銘柄(95%)となり、ほぼ全面高
となっている。値下がりは68銘柄(3%)、変わらずが12銘柄(0%)となっている
。
    
    
    <09:07> 寄り付きの日経平均は3日続伸、参院選受け幅広い業種で買い
    
    寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比375円54銭高の2万6892
円73銭と、3日続伸してスタートした。寄り付き後も上値を伸ばし、400円超高とな
っている。10日に投開票を終えた参議院選挙では、連立与党の自民・公明が改選124
の過半数獲得を確実にし、これを好感する形で幅広い業種で買いが先行している。東証3
3業種では、繊維業以外の32業種が値上がりしている。
    
    ファーストリテイリングやソフトバンクグループなどの値がさ株は
しっかり。半面、東京エレクトロンはさえない。
    
    
    <08:23> 寄り前の板状況、ジェイテクトは買い優勢 ブラザー工業は売り優
勢
    
    東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群
は以下の通り。
    
    買い優勢
    
      銘柄名                         騰落  MID   買気  売気  終値
                                     率    気配  配    配    
   1  ジェイテクト                    30%  1,30  1,30  1,30  1,00
                                              9     9     9     9
   2  ワキタ                          25%  1,48  1,48  1,48  1,18
                                              7     6     7     7
   3  マックス                        25%  2,03  2,03  2,03  1,63
                                              1     1     1     1
   4  ツムラ                          22%  3,86  3,86  3,86  3,16
                                              0     0     0     0
   5  アキレス                        22%  1,65  1,65  1,65  1,35
                                              7     7     7     7
   6  ニチアス                        22%  2,81  2,81  2,81  2,31
                                              1     1     1     1
   7  日本精化                        21%  2,32  2,32  2,32  1,92
                                              0     0     0     0
   8  ユアサ商事                      20%  4,18  4,18  4,18  3,48
                                              0     0     0     0
   9  ユニプレス                      18%   964   964   964   814
  10  ニッタ                          18%  3,25  3,25  3,25  2,74
                                              0     0     0     6
 
    
    売り優勢
    
      銘柄名                         騰落  MID   買気  売気  終値
                                     率    気配  配    配    
   1  ブラザー工業                   -21%  1,87  1,87  1,87  2,37
                                              1     1     1     1
   2  ゴールドウイン                 -19%  6,31  6,31  6,31  7,81
                                              0     0     0     0
   3  上組                           -18%  2,21  2,21  2,21  2,70
                                              1     0     1     3
   4  東亜道路工業                   -12%  4,91  4,91  4,91  5,59
                                              0     0     0     0
   5  トーエネック                   -12%  3,15  3,15  3,15  3,56
                                              0     0     0     5
   6  フィル・カンパニー              -8%  1,18  1,18  1,18  1,28
                                              2     1     2     1
   7  加藤産業                        -7%  3,07  3,07  3,07  3,31
                                              0     0     0     5
   8  電気興業                        -6%  2,36  2,36  2,36  2,51
                                              8     8     8     8
   9  セイノーHLDG                -6%  1,05  1,05  1,05  1,11
                                              7     6     7     8
  10  ニチレキ                        -5%  1,25  1,25  1,25  1,32
                                              2     1     2     4
 

    
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