[東京 12日 ロイター] - <14:10> 日経平均は軟調、値がさ株の下げ加速 米指標にらみ様子見も 日経平均は、前営業日比約500円安の2万6300円前半と、軟調に推移している 。前場から値下がりしていた値がさのハイテク株が下げ幅を拡大し、日経平均の重しとな っている。ソフトバンクグループは4.5%安、東京エレクトロンは2 .7%安と、いずれもさえない。 アジア株や米株先物が軟調で投資家心理が悪化し、「値がさのハイテク株の売りが加 速しているようだ」(国内証券)という。また、あすの米消費者物価指数(CPI)公表 をにらみ「手掛けにくさも意識されている」(同)とみられ、後場の日経平均の値幅は5 5円程度にとどまっている。 <12:45> 後場に入り下げ幅拡大、テクニカル面で正念場の見方も 後場に入ってから下げ幅を拡大している。買い材料が見当たらず、日経平均は前日比 500円を超す下落となった。テクニカル面で正念場にきたとの見方も出ている。 2万6200円台まで下落したが、この水準は6月20日の直近安値2万5520円 23銭と7月1日安値2万5841円75銭を結んだ下値支持線の延長線上にあり「ここ で下げ止まれば、戻り相場のトレンドが維持できるが、割り込んだ場合は再び下値模索の 局面が到来する可能性も生じる」(国内証券)との声が聞かれた。 <11:45> 前場の日経平均は急反落、米株安を嫌気 景気後退懸念から底ばい 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比449円54銭安の2万6362円7 6銭と、急反落。前日の米国株式市場が下落したことが嫌気されたほか、引き続き世界的 な景気後退が懸念されており、売り一巡後も底ばって推移するなど終始軟調な展開を余儀 なくされた。時間外取引で米株先物が軟化していることも重しとなっている。 11日の米国株式市場は下落。米消費者物価指数(CPI)や企業の第2・四半期決 算の発表を控え、材料に乏しく様子見となった。新型コロナウイルスの感染拡大を抑制す るため、マカオのカジノが2年余りぶりに全面的に閉鎖されたことも地合いの悪化につな がったとの見方があるなど、再びコロナ禍による行動制限が懸念されている。 日本株もこの地合いを引き継いで、幅広く売られる展開。外為市場ではドル高/円安 基調が続いているものの、輸出関連株を積極的に物色する気配は感じられない。堅調が目 立つのは電力・ガス株や薬品株などディフェンシブ銘柄で、景気不安が支配している様子 を示す動きとなった。 市場では「世界の景気敏感株と言われる日本株は、世界景気全般に不安が大きくなる 局面では上値を買いにくい。マーケットもここにきて新型コロナウイルス感染拡大を警戒 するようになっている」(SBI証券・投資調査部長の鈴木英之氏)との指摘もある。 TOPIXは1.46%安で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆 2238億3800万円と商いが薄い。東証33業種では、機械、電気機器などを中心に 30業種が下落した。 個別では、東京エレクトロンなど半導体関連株が軟調となったほか、TDK が大幅安。ソフトバンクグループ、ファーストリテイリングも さえない。半面、アステラス製薬がしっかりとなった。 プライム市場の騰落数は、値上がり130銘柄(7%)に対し、値下がりが1673 銘柄(91%)、変わらずが35銘柄(1%)だった。 <11:05> 日経平均は安値もみ合い、景気敏感セクターの下げ目立つ 日経平均は安値もみ合いで、2万6300円台で推移している。売り一巡後は下げ渋 っているものの、上値を買う気配は感じられず、底ばい状態。物色面では、景気敏感株の 下げが目立っている。 市場では「新型コロナウイルスの感染再拡大が、世界的な景気後退懸念を一段と強め ている。そうした中で、景気敏感株が多い日本株はどうしても弱くなってしまう」(国内 証券)との声が聞かれた。 <10:15> 日経平均は下げ拡大、400円超安 「買われすぎ」の反動も 日経平均は徐々に下げ幅を拡大し、400円超安に下落している。プライム市場の値 下がり銘柄は94%で、ほぼ全面安の商状。時間外取引の米株先物が小安く推移し、投資 家心理の重しになっている。 前日は参院選の与党勝利を受けて安定政権への期待から日本株が買われたが「期待先 行で、外部環境が改善していない中では買われすぎの面があった」(国内証券)との声が 聞かれる。下げ幅は、前日の上げ幅より大きくなっている。 東京エレクトロンやソフトバンクグループ、ファナックが 下げ幅を広げ、3銘柄で指数を120円程度、押し下げている。一方、為替のドル/円が 137円台前半で高止まりする中、トヨタ自動車は下げ渋っている。 <09:04> 日経平均は反落スタート、世界景気懸念が重し 利益確定売りが先 行 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比111円30銭安の2万6701 円00銭と、反落してスタートした。その後、200円超安に下げ幅を広げている。前日 の米株安を嫌気する形となり、利益確定売りが先行した。欧州でのエネルギー供給逼迫や 、中国でのコロナ規制への警戒感が重しになった。 トヨタ自動車やソニーグループといった主力株は軟調な銘柄が目立 つ。東京エレクトロンなど半導体製造装置関連は総じて弱い。 指数寄与度の大きいファーストリテイリングは小安い。ソフトバンクグルー プは大幅安となっている。セブン&アイ・ホールディングス、第一三共 はしっかり。 <08:23> 寄り前の板状況、長谷工コーポレーションが買い優勢 ネクソンは 売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 長谷工コーポレーション <1808. 23% 1,98 1,97 1,98 1,60 T> 0 9 0 5 2 タカラスタンダード 23% 1,61 1,61 1,61 1,31 2 2 2 2 3 ニチレキ 17% 1,56 1,56 1,56 1,33 2 2 2 6 4 高圧ガス工業 14% 788 787 788 688 5 日本ピラー工業 13% 2,98 2,98 2,98 2,63 0 0 0 1 6 新日本空調 13% 2,10 2,10 2,10 1,85 0 0 0 7 7 日本酸素HD 13% 2,50 2,49 2,50 2,22 0 9 0 1 8 日油 12% 5,80 5,80 5,81 5,18 5 0 0 0 9 シチズン時計 8% 593 592 593 547 10 岩崎通信機 8% 870 869 870 805 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 ネクソン -17% 2,42 2,42 2,42 2,92 1 1 1 1 2 アイル -14% 1,35 1,35 1,35 1,57 1 0 1 2 3 日本証券金融 -11% 770 770 770 870 4 CKサンエツ -9% 3,89 3,89 3,89 4,27 5 5 5 0 5 アートネイチャー -8% 691 690 691 751 6 ギークス -7% 951 950 951 1,02 2 7 サニーサイドアップグループ <2 -7% 616 615 616 661 180.T> 8 中国銀行 -7% 921 920 921 987 9 テクノプロHLDG -6% 2,89 2,89 2,89 3,09 5 5 5 5 10 ふくおかFG -6% 2,28 2,28 2,28 2,42 0 0 0 8 (
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」