[東京 14日 ロイター] - <16:10> 日経平均・日足は「中陽線」、5日線と25日線を3日ぶりに回復 日経平均・日足は上下にヒゲを伴う「中陽線」となった。終値は2万6643円39 銭。5日移動平均線(2万6557円66銭=14日)や25日移動平均線(2万648 0円40銭=同)を、3営業日ぶりに終値で上回った。実体部分が前日のローソク足を包 み込む「包み線(抱き線)」で、上昇継続に期待をつなぐ。 <15:40> 新興株はマザーズが続伸、米長期金利低下で投資家心理が改善 新興株式市場は、マザーズ総合が1.8%高の682.26ポイントと続伸した。東 証グロース市場指数は前営業日比1.92%高の866.42ポイントだった。市場では 「米長期金利の低下でグロース(成長)株への投資家心理が改善した」(国内証券)との 声が聞かれた。 ジーエヌアイグループやサンバイオ、そーせいグループが しっかりとなり、指数を押し上げた。一方、フリーやスパイダープラス 、メディカルネットは軟調だった。 <14:46> 日経平均は高値もみあい継続、半導体関連しっかり TSMC決算 は堅調 日経平均は高値圏でのもみ合いが続いている。東京エレクトロンやアドバン テストといった半導体関連はしっかり。半導体受託生産の世界最大手、台湾積体 電路製造(TSMC)の決算への反応はまちまちとなっている。 TSMCは日本時間の午後に4─6月期決算を発表した。純利益は2370億台湾ド ルとなり、市場予想の2191.3億台湾ドルを上回った。 <14:02> 日経平均は高値もみ合い、米CPI波乱なく通過でもくすぶる警戒 感 日経平均は、高値圏でもみ合っている。アジア株が小じっかりとなっているほか、米 株先物が下げ幅を縮小し、横ばい水準となっていることが支援している。 米消費者物価指数(CPI)は強い結果となったが「市場の警戒感もかなり高かった 。米株が波乱なく、引けにかけて持ち直したのは、かなり高い数字を織り込んでいたため だろう」(国内証券)との見方が出ている。 一方、CPIの結果を受けて「今後、金融引き締めへの懸念がぶり返し、売り直され る可能性もある。まだ腰の入った買いではないだろう」(別の国内証券)ともみられてい る。 市場では7月下旬の米連邦公開市場委員会(FOMC)での1%利上げの織り込みが 急速に進んでいる。 <12:55> 後場も堅調地合いを継続、米株先物が持ち直す グロース株優位に 後場に入ってからも日経平均はしっかり。2万6700円で高寄りした後も堅調な地 合いを継続している。時間外取引で米株先物が持ち直しており、これも支える要因になっ ているという。物色面では引き続き半導体関連などグロース株優位の状況だ。 市場では「引き続き円安が追い風となっている。米株先物も戻り歩調にあり、今晩の 米株が反転すれば、日本株もさらなる戻りが期待できそうだ」(国内証券)との声が聞か れる。 <11:35> 前場の日経平均は続伸、米CPI通過で安心感 円安もプラス材料 に 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比185円43銭高の2万6664円2 0銭と、続伸した。6月の米消費者物価指数(CPI)の発表を材料として消化し、イベ ント通過による安心感が生じたほか、外為市場でドル/円が138円台と円安に振れたこ ともプラスの材料となった。 13日の米国株式市場は小幅続落。CPI上昇率が予想を超えたため、連邦準備理事 会(FRB)が今月の会合で100ベーシスポイント(bp)の利上げに踏み切るとの観 測が台頭したが、主要株価3指数はいずれも日中安値からは切り返した。 6月の米CPIは前年同月比で9.1%上昇と5月の8.6%上昇から加速し、19 81年11月以来40年超ぶりの大幅な伸びを記録。5月CPI発表時には株式市場が急 落したものの、今回は波乱にならなかったことを受け、日本株は寄り付きこそ安く始まっ たが、中盤からプラスに転じて上値を追う動きとなった。 この動きについて、市場では「CPIに関して、高い数値が織り込まれていた、ある いは今回がピークとマーケットはみている可能性がある」(野村証券・ストラテジストの 澤田麻希氏)との声が聞かれた。米債は逆イールドの状態が続き、景気悪化が懸念される 中、金融引き締めに関してピークまで織り込んだとの見方から、底堅さが増したという。 さらに、日本株については円安も下支え要因になっている。 時間外取引で米株先物が軟化したものの、イベント通過による安心感も手伝って「日 本株は先物を買い戻す動きが活発化したようだ」(国内証券)との指摘もあった。 TOPIXは0.16%高で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆 1208億1100万円と細っている。東証33業種では、水産・農林業、海運業、電気 機器などが上昇、電気・ガス業、保険業などが値下がりした。 個別では、東京エレクトロンなど半導体関連株がにぎわったほか、好決算を 発表した吉野家ホールディングスも高い。キーエンスも堅調。半面、東 京電力ホールディングスが大幅安となった。 プライム市場の騰落数は、値上がり868銘柄(47%)に対し、値下がりが848 銘柄(46%)、変わらずが119銘柄(6%)だった。 <10:50> 日経平均はプラスに転換、米CPIショック回避で安心感も 日経平均はプラスに転換。2万6600円台での動きとなっている。時間外取引で米 株先物は軟調に推移しているものの、外為市場でドル高/円安が進行していることが下支 え要因になっているほか、前2回と異なり、米消費者物価指数(CPI)の強い数値を受 けても米株は崩れず「ショック安を回避できたことが安心感を誘っている」(国内証券) という。 市場では「CPI発表後に米株が崩れなかったため、ヘッジしていた投資家の買い戻 しが活発化しているようだ」(別の国内証券)との声も聞かれた。 <10:12> 下げ幅縮小、半導体関連株底堅く相場下支え 日経平均は下げ幅を縮小し、前営業日比約40円安の2万6400円台半ばで推移し ている。フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が上昇したことを受け、東京エレク トロンや日東電工など半導体関連株が底堅く推移し、相場を下支えして いる。 市場では「昨日の米消費者物価指数(CPI)の公表を受けても米株市場が大きく調 整するなど『CPIショック』には至らなかったため、日本株も下げ渋っているのではな いか」(国内証券)との声が聞かれた。 <09:07> 寄り付きの日経平均は反落、米大幅利上げ観測で景気減速懸念強ま る 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比121円45銭安の2万6357 円32銭と、反落してスタートした。米消費者物価指数(CPI)の強い伸びを受けて、 米連邦準備理事会(FRB)が大幅利上げを行うとの観測が出ており、世界景気減速への 警戒が一段と強まっている。業種別では、保険業、銀行業などの下落が目立つ一方、水産 ・農林業などは値上がりとなっている。 指数寄与度の大きいファーストリテイリングは小幅に上昇している半面、ソ フトバンクグループ、ファナックなどは軟調。東京電力ホールディング スは2%超安となっている。 <08:21> 寄り前の板状況、トレジャー・ファクトリーが買い優勢 デサント は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 トレジャー・ファクトリー <309 17% 1,40 1,40 1,40 1,20 3.T> 4 3 4 3 2 日本酸素HD 14% 2,45 2,45 2,45 2,15 0 0 0 8 3 ブラス 13% 989 988 989 877 4 日本特殊塗料 10% 1,05 1,04 1,05 958 0 9 0 5 ウイングアーク1st 9% 1,75 1,75 1,75 1,60 0 0 0 0 6 積水樹脂 8% 1,86 1,86 1,86 1,73 8 8 8 4 7 エスクリ 6% 374 373 374 352 8 フルサト・マルカHLDG <712 5% 2,79 2,79 2,79 2,65 8.T> 9 9 9 4 9 日本光電工業 5% 3,07 3,07 3,08 2,93 8 5 0 6 10 広済堂HLDG 4% 1,09 1,09 1,09 1,05 9 8 9 2 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 デサント -23% 2,32 2,32 2,32 3,02 0 0 0 0 2 シナネンHLDG -14% 3,01 2,88 3,14 3,49 3 0 5 0 3 アズワン -13% 5,32 5,32 5,32 6,11 0 0 0 0 4 ジンズHLDG -9% 3,89 3,89 3,89 4,27 5 5 5 5 5 鳥居薬品 -7% 3,12 3,12 3,12 3,36 5 5 5 5 6 フィル・カンパニー -7% 1,18 1,18 1,18 1,27 2 1 2 2 7 アステナHLDG -7% 421 420 421 451 8 キッセイ薬品工業 -7% 2,62 2,62 2,62 2,81 6 6 6 3 9 ギークス -6% 961 960 961 1,02 6 10 フクシマガリレイ -6% 3,24 3,24 3,24 3,45 5 5 5 5 (
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