[東京 20日 ロイター] - <12:50> 後場の日経平均は上値追い、中国株や米株先物堅調で安心感 後場に入ってからの日経平均は上値追いの展開。前場の高値を上回り2万7600円 台で推移している。中国株が堅調なほか、時間外取引で米株先物がしっかりとなっている ことが安心感を与えているという。 物色面は、東京エレクトロン、ファーストリテイリングなど指数寄 与度が大きい銘柄がリードする展開。全面高商状には変化はない。 市場では「全体的に商いが膨らんでいる訳ではなく、こうした状況からも、真空地帯 を駆け上がっている様子がみられる」(国内証券)との声が聞かれた。 <11:45> 前場の日経平均は大幅続伸、全面高商状 節目更新で強気に傾斜 20日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比637円84銭高の2万759 9円52銭と大幅続伸した。過度なインフレ懸念が後退していることに加え、注目の米企 業決算が想定よりも悪くないことなどが手掛かりにされ、全面高商状となった。日経平均 は、チャート上の強力な節目として意識されていた6月28日と7月11日に付けた2万 7062円のダブルトップを更新。テクニカル面は一気に強気へと傾斜している。 米国株式市場では大手銀行に続き予想を上回る企業決算が相次ぎ、高インフレや米連 邦準備理事会(FRB)の引き締めが企業収益を圧迫すると懸念する投資家に一定の安心 感が広がった。 これを受けて日本株は、グロース株を中心に幅広く物色されてスタート。米フィラデ ルフィア半導体株指数(SOX)が4.61%上昇し半導体関連株が上昇、全面高 商状となった。 市場では「ノルドストリームの再開をはじめ環境面では複合的に好材料が出て、株価 を押し上げた」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との声があり、地 合いは急速に強い基調に変化した。 テクニカル面では、2万7600円台に位置する200日移動平均線をクリアできる かがポイントになる。市場では「この数カ月間、戻りの関門となっていた200日線を明 確に上回れば、本格反騰が期待できるようになる」(別の国内証券)との声も聞かれる。 TOPIXは1.95%高で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆 3968億1300万円と膨らんでいない。東証33業種は、精密機器を筆頭に全業種が 上昇。個別では、東京エレクトロン、任天堂、ファーストリテイリング など値がさ株の値上がりが目立つ。 プライム市場の騰落数は、値上がり1701銘柄(92%)に対し、値下がりが10 2銘柄(5%)、変わらずが35銘柄(1%)だった。 <11:10> 日経平均は上値追い、200日移動平均線に急接近 日経平均は上値追いの展開。前日比で600円を超す上昇となっている。時価より上 値には200日移動平均線が位置しており、これに急接近した。市場では「200日線を 上回れば、さらに底入れ機運が高まる」(国内証券)という。 また、テクニカル面では、2万7062円のダブルトップを更新したことで、次の節 目は同じようにダブルトップを形成する2万8300円台が注目されている。「チャート 上は目先的に真空地帯となるため、2万8000円までの回復期待が大きくなった」(別 の国内証券)との声も聞かれた。 <10:13> 日経平均は500円超高に上げ幅拡大、「行き過ぎた悲観の修正」 日経平均は高く寄り付いた後も上げ幅を拡大し、500円超高に上昇している。プラ イム市場の値上がり銘柄数は93%となっており、ほぼ全面高商状。東証33業種の全て が上昇し、値上がり率上位にはサービス業や電気機器、精密機器などが並んでいる。 日経平均は、6月13日に開けた窓(2万7389円30銭─2万7795円17銭 )に差し掛かっている。「真空地帯に当たり、窓の上限までは上昇しやすくなりそうだ」 (国内証券)との声が出ている。 前日の米株高は「複合的要因」(野村証券の神谷和男投資情報部ストラテジスト)と され、27日の米連邦公開市場委員会(FOMC)にかけては「行き過ぎた悲観の修正は 続くのではないか」(神谷氏)という。 米株高の背景には、ロシアと欧州を結ぶ主要ガスパイプライン「ノルドストリーム1 」経由のロシア産ガスの供給は定期メンテナンスが終了する21日に再開される見通しと 報じられたことや、米FOMCでの1%の大幅利上げとの見方が後退したこと、米企業決 算は想定ほど下振れしないとの見方が出たことなどがあったとみられている。 一方、ウクライナ情勢のほか、中国や国内での新型コロナウイルスの感染動向には、 引き続き注意が必要だという。 <09:05> 日経平均は続伸スタート、米株高を好感 ハイテク株が高い 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比334円27銭高の2万7295 円95銭と、続伸してスタートした。前日の米国市場での株高を好感する形となっている 。 米市場でハイテク株比率の高いナスダック総合やフィラデルフィア半導体指数(SO X指数)が大幅高となる中、半導体関連や電子部品など国内ハイテク株も買いが先行。東 京エレクトロン、TDKは大幅高となり、指数を押し上げている。 主力株では、トヨタ自動車が堅調、ソニーグループは大幅高。指数 寄与度の高いファーストリテイリングは小高い。ソフトバンクグループ は大幅高となっている。 <08:28> 寄り前の板状況、日本化薬が買い優勢 魚力は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 日本化薬 27% 1,41 1,41 1,41 1,11 5 5 5 5 2 大東建託 25% 15,1 15,1 15,1 12,1 40 40 40 40 3 リオン 21% 2,83 2,83 2,83 2,33 3 2 3 7 4 椿本チエイン 21% 3,70 3,70 3,70 3,06 5 5 5 5 5 東亜建設工業 20% 2,95 2,95 2,95 2,45 6 5 6 6 6 SG HLDG 20% 2,98 2,98 2,98 2,48 6 6 6 6 7 能美防災 20% 2,19 2,19 2,19 1,83 6 6 6 5 8 ネクソン 18% 3,33 3,33 3,33 2,83 5 5 5 3 9 丸全昭和運輸 17% 3,75 3,75 3,75 3,20 0 0 0 5 10 オークマ 16% 5,91 5,91 5,91 5,08 0 0 0 0 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 魚力 -15% 2,09 2,09 2,09 2,46 9 8 9 5 2 日本国土開発 -7% 539 539 539 579 3 ジャフコ グループ -5% 1,68 1,68 1,68 1,76 2 1 2 7 4 サインポスト -4% 788 787 788 822 5 テクノスジャパン -3% 454 453 454 468 6 アバント -3% 1,35 1,35 1,35 1,39 7 6 7 4 7 サニーサイドアップグループ <2 -3% 660 660 660 678 180.T> 8 サイバーリンクス -3% 1,05 1,05 1,05 1,07 1 0 1 8 9 島精機製作所 -2% 2,07 2,07 2,07 2,12 2 1 2 1 10 日本航空電子工業 -2% 2,10 2,10 2,10 2,15 1 0 1 0 (
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」