[東京 21日 ロイター] - <15:51> 日経平均・日足は「中陽線」、5日線と10日線が急上昇 日経平均・日足は下に短いヒゲを伴う「中陽線」。買い手の心理としては強い上昇期 待感を示している。終値は2万7803円00銭。 5日移動平均線(2万7175円36銭=21日)や10日線(2万6851円23 銭=同)が角度を付けて急上昇しており、強い相場を示唆している。ただ、日経平均は6 日続伸と急ピッチで上昇していることから、短期的には高値警戒感も意識されそうだ。 <15:36> 新興株はマザーズが3日続伸、グロース株に買い戻し 新興株式市場は、マザーズ総合が2.79%高の714.67ポイントと3日続伸 して取引を終えた。東証グロース市場指数は前営業日比2.84%高の908.26ポイ ントで取引を終了。市場では「投資家の新規の買いが入っているというよりは、これまで 売られていた銘柄を買い戻す動きが中心」(国内運用会社)との声が聞かれ、グロース( 成長)株の上昇が目立った。 個別では、BASEやHENNGEが商いを伴って上昇。その他、 スポーツフィールドがストップ高となったほか、メディネットも堅調に 推移した。 半面、モブキャストホールディングス、ワンダープラネット、ジェ イックなどは値下がりした。 <13:57> 小幅高でもみ合い、「日銀総裁の為替発言に注目」との声 後場の日経平均は、前営業日比約60円高の2万7700円台半ばでもみ合う展開が 続いている。物色に特徴は見られず方向感のない値動きで、マーケット参加者は新規材料 待ちで積極的に動きづらい状況となっている。 日銀の金融政策決定会合の結果は「想定通りの内容で、サプライズはない」(国内運 用会社)と受け止められた。ドル/円が138円前半で推移し円安基調が続く中、「黒田 東彦日銀総裁の為替に関する発言に変化がみられるかどうか注目している」(同)という 。 東証33業種では、値上がりは海運業やパルプ・紙、水産・農林業など18業種で、 値下がりは鉄鋼やゴム製品、保険業など15業種となっている。 <12:38> 日経平均は小高い、日銀の物価見通し「影響大きくない」との受け 止め 日経平均は後場に入って小幅プラスに浮上した。日銀の金融政策決定会合の結果が昼 休み時間中に公表され、金融政策の現状維持と伝わった後、先物が強含んでいた。 2022年度の物価上昇率予想は目標の2%を上回る2.3%に引き上げたが「株式 市場では、政策への影響は大きくない水準と受け止められたようだ」(国内運用会社)と の指摘が出ていた。 <12:20> 日経平均先物は上昇、日銀政策「現状維持」で安心感も 日経平均先物は昼休み時間中に上昇した。日銀の金融政策決定会合の結果が公表され 、金融政策の現状維持と伝わった後、強含んだ。市場では「市場内には政策変更への警戒 感もあったようだ。金融緩和政策の継続が確認されたことで安心感が出たのだろう」(国 内証券)との声が聞かれた。 <11:50> 前場の日経平均は小幅反落、前日の大幅高で利益確定売りが重し 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比22円73銭安の2万7657円53 銭と、小幅に反落した。前日までの上昇が急ピッチだったことから、利益確定や戻り待ち の売りが優勢となった。 日経平均は、朝方に小安く寄り付いた後、一時プラスに転じた以外は、小安い水準で の小動きが続いた。前日の米国市場では株高だったが、日本株は前日に先取りする形で大 幅上昇しており、利益確定や戻り待ちの売りが上値を抑えた。日銀の金融政策決定会合の 結果公表や欧州中央銀行(ECB)理事会を前に「積極的に動けない」(国内証券)との 声も聞かれた。 一方、午前の安値は前営業日比130円70銭安の2万7549円56銭と、下げは 深まっておらず、下値の堅さも意識された。ファーストリテイリングが一時年初 来高値を更新するなど、好決算銘柄が物色された。 市場では「前日の大幅高の反動はあったようだが、外部環境が少しずつ好転してきて おり、慌てて今のうちに売るというムードにはなっていない」(しんきんアセットマネジ メント投信の藤原直樹運用本部長)との声が聞かれた。 資源価格の落ち着きでインフレのピーク感が意識され、米金融引き締めへの過度な警 戒感が和らいでいるほか、米企業決算は市場で想定されたほど悪くないとの受け止めがあ るという。 TOPIXは0.28%安の1941.00ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆2619億0400万円だった。東証33業種では、値上がり はパルプ・紙や精密機器、金属製品など11業種で、値下がりは鉄鋼や証券業、保険業な ど22業種だった。 ファナックやエムスリーはしっかり。一方、塩野義製薬、 日本製鉄が大幅安。日本電産は軟調だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが953銘柄(51%)、値下がりは777 銘柄(42%)、変わらずは106銘柄(5%)だった。 <11:10> 日経平均は小幅安を継続、日銀やECBの会合を控え「小休止」 日経平均は、小幅安の水準で小動きが続いている。日銀の金融政策決定会合の結果公 表や欧州中央銀行(ECB)理事会を前に「積極的には動けず、全般的に模様眺めとなっ ており小休止」(国内証券)との声が聞かれる。 2万7600円付近を通る200日移動平均線が下値支持線となっており「割り込む と、前日の大幅高の反動が強まる可能性がある」(国内証券)と警戒する見方も出ている 。 東証33業種では、値下がりは鉄鋼や保険業、証券業など22業種で、値上がりはパ ルプ・紙や精密機器、金属製品など11業種となっている。 <10:00> 小幅安で推移、200日線上回り短期的な目標達成感生じる 日経平均は小幅安で推移。2万7600円台で推移している。高値警戒感から伸び悩 む展開となっているが、一方で反動安と感じさせるような大きな下げとはならず、引き続 き基調が強い状況。前日に上値の目安となっていた200日移動平均線を上回ったため、 短期的な目標達成感が生じているという。 市場では、地合いが好転したことに関して「米金融引き締めだけではなく、米企業の 決算発表から半導体不足からくる収益悪化に対する過度な悲観論も後退。直近の上昇は単 なる自律反発ではなく、環境面の好転を織り込むものと言える」(国内証券)との声も聞 かれた。 <09:05> 日経平均は反落スタート、高値警戒から利益確定売り 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比52円38銭安の2万7627円 88銭と、反落してスタート。前日までの上昇が急ピッチだったため、高値警戒感から利 益確定売りが優勢になっている。ただ、深押しするとは感じさせない動きで、底堅い地合 いが続いているとの印象を与えているという。 個別では、主力の輸出関連株は高安まちまち。一方、日本製鉄など鉄鋼株が 総じて軟調。塩野義製薬が売り気配を切り下げ、日本電産も大幅安で始 まった。 <08:20> 寄り前の板状況、大氣社は買い優勢 塩野義製薬は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 大氣社 22% 3,890 3,890 3,890 3,190 2 インフォマート 19% 465 464 465 389 3 オーバル 19% 502 502 502 422 4 東亜建設工業 17% 2,956 2,955 2,956 2,524 5 奥村組 17% 3,465 3,465 3,465 2,962 6 フィックスターズ 15% 1,133 1,133 1,133 983 7 ウィルグループ 14% 1,400 1,399 1,400 1,227 8 プレミアグループ 13% 5,095 5,090 5,100 4,520 9 FUJI 13% 2,320 2,319 2,320 2,059 10 三ツ星ベルト 8% 3,210 3,210 3,210 2,972 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 塩野義製薬 -20% 6,041 6,040 6,041 7,540 2 ベイカレント・コンサルティング <653 -15% 33,025 33,000 33,050 38,750 2.T> 3 東プレ -11% 976 975 976 1,101 4 マイネット -11% 451 450 451 505 5 ニッコンHLDG -7% 2,196 2,196 2,196 2,368 6 サインポスト -7% 791 790 791 848 7 芝浦機械 -7% 2,601 2,600 2,601 2,789 8 ジャパンマテリアル -5% 1,733 1,733 1,733 1,833 9 ブリヂストン -5% 5,023 5,022 5,023 5,275 10 住友重機械工業 -5% 2,921 2,920 2,921 3,060 (
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