[東京 25日 ロイター] - <15:45> 日経平均・日足は「同事線」、過熱感生じ定石通りの押し目に 日経平均・日足は、実体部分がほとんどない「同事線」。厳密に言えば「短陽線」と なるが、長い上ヒゲと短い下ヒゲを伴う「下十字」のパターンだ。終値は2万7699円 25銭。前日まで7連騰で過熱感が生じていただけに、定石通りの押し目と言える。 「上十字」の形状が上値の重さを印象付けているが、すぐに弱気転換するだけの材料 も見当たらない。当面は200日移動平均線(2万7579円15銭=25日)を下値支 持線として、当面は値固めすることになりそうだ。一方、再度動意づいて上値をうかがう 場合、次の節目として3月25日高値(2万8338円81銭)と6月9日高値(2万8 389円75銭)のダブルトップ天井が意識されることになる。 <15:10> 新興株はマザーズが続落、先駆した銘柄に利益確定売り 新興株式市場は、マザーズ総合が前営業日比1.94%安の698.93ポイントと 続落した。東証グロース市場指数は同1.84%安の889.46ポイントで取引を終了 した。市場では「地合いが悪化した雰囲気ではないが、先駆した銘柄に利益確定売りが目 立っている」(国内証券)との声が聞かれる。 個別では、サンバイオが大幅安のほか、スポーツフィールドが反 落。イーディーピーもさえない。半面、ENECHANGEが買われ、 モイも堅調に推移した。 <14:20> 安値もみあい、FOMC控えで見送り 後場の振れ幅は38円80銭 日経平均は安値もみあい。週の半ばに米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えてい るため、投資家は積極的に動きづらく、売り買いともに見送られている。後場に入ってか ら、午後2時20分までの振れ幅は上下わずか38円80銭に過ぎない。 市場では「材料としては織り込んだとの見方があるものの、FOMCが終了するまで は動きにくい。合わせて、国内企業の決算発表も続くため、これも見極めたいとのムード もある」(国内証券)との声が出ていた。 <13:03> 後場の日経平均は小動き、材料難で方向感欠く 後場に入り、日経平均は前場引けの水準とほぼ横ばいで、小動きとなっている。物色 面では景気敏感株が引き続き軟調な一方、ディフェンシブセクターの上昇が相場を下支え する格好となっている。ただ、その他では目立った方向感はみられない。 市場では、欧米の景気後退懸念が依然として相場の重しとなっているものの、「新規 材料が乏しく大きく売り込まれる理由もない」(国内証券)との声が聞かれた。今週は米 連邦公開市場委員会(FOMC)が控えているほか、国内の企業決算が本格化するため、 見送りムードが広がりやすいとの指摘もあった。 <11:46> 前場の日経平均は反落、景気後退懸念が重し 連騰の反動も 午前の東京株式市場で日経平均株価は、前営業日比203円94銭安の2万7710 円72銭と、8営業日ぶりに反落した。欧米の景気後退懸念がくすぶっているほか、7連 騰後の反動もあり朝方から利益確定売りが優勢となった。日経平均は下げの勢いが鈍る場 面もあったが、値がさ株の下落や米株先物の軟調推移が重しとなり、再び下げ幅が広がっ た。 日経平均は先週末までに7連騰し1500円超上昇した反動もあり、寄り付きから軟 調な展開で一時下げ幅は250円を超え、2万7663円16銭の安値を付けた。欧米の 景気後退懸念リスクが高まる中で、景気に敏感とされる半導体関連株や値がさのハイテク 株の売りが目立った一方、先週動きが鈍かった内需株は循環的な動きの中で小幅に上昇し た。 日経平均全体では軟調な動きとなっているものの、どんどん下げ幅を拡大する雰囲気 はみられない。今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えており「利上げ幅を見極 めたいとの思惑で動きづらい面もある」(楽天証券のチーフ・ストラテジスト、窪田真之 氏)との指摘が出ていた。 テクニカル面では、200日移動平均線(2万7579円21銭=現在)が日経平均 の下値メドとして意識されるのではないか、との意見も聞かれた。 TOPIXは0.66%安の1943.10ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆1108億1200万円だった。東証33業種では、値上がり は陸運業や電気・ガス業、食料品など9業種で、値下がりは電気機器や機械、鉄鋼など2 4業種だった。 個別では、オーバル、グローバルキッズCOMPANYなどが堅調 だった一方、東京製鉄は売られた。ファーストリテイリングは一時、年 初来高値を更新したが、その後軟化した。先週末に比べてドル/円が円高に振れているこ とが重しとなり、トヨタ自動車や任天堂など輸出関連株が軟調だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが534銘柄(29%)、値下がりは121 0銘柄(65%)、変わらずは94銘柄(5%)だった。 <11:09> 日経平均は軟調、値がさ株の下げ加速が重し 日経平均は軟調で、前営業日比約230円安の2万7600円後半で推移している。 一時250円超安まで下落した。指数寄与度の大きいファーストリテイリングや 東京エレクトロンの売りが加速し、相場全体を押し下げている。米株先物が下げ 幅を拡大していることも重しになっているという。 市場では、欧米の景気後退懸念が意識される中で「機関投資家を中心に世界景気敏感 株を売る動きがみられる」(国内証券)との声が聞かれた。一方で、内需株は買われる傾 向で「先週は内需株の動きが鈍かった分、買い戻しが入っているようだ」(別の国内証券 )との指摘が出ていた。 <10:10> 日経平均は下げ渋り、循環的に内需株の物色も 日経平均は2万7700円台後半で下げ渋っている。「先週の上昇局面で買い遅れた 投資家の押し目買いが入っているようだ」(国内証券)との見方が聞かれる。 米欧の景気後退が警戒される中、景気敏感株が軟調な一方、ディフェンシブ株がしっ かり。「循環的な動きの中で内需セクターを買う動きがみられる」(国内証券)という。 TOPIXグロース指数は0.8%安、同バリュー指数は0.2%安で、グロース指数の 方が下げがきつい。 東証33業種は、値下がりは鉄鋼や電気機器、機械など21業種、値上がりは電気・ ガス業や陸運業、空運業など12業種となっている。プライム市場の騰落数は値下がり6 4%、値上がり31%。 <09:08> 日経平均は反落スタート、米欧景気指標悪化で利益確定売り先行 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比216円89銭安の2万7697 円77銭と、反落してスタートした。前週末に米欧の景気指標が悪化し米株安となったほ か、7連騰で1500円超上昇していたこともあって利益確定売りが先行した。その後は やや持ち直し、下げ渋っている。 為替のドル/円が136円台前半で、前週末に比べ円高水準にあることも重しになっ た。トヨタ自動車やソニーグループなど主力株はマイナスが目立つ。東 京エレクトロンなど半導体関連も軟調。指数寄与度の高いファーストリテイリン グ、ソフトバンクグループは小安い。 <08:23> 寄り前の板状況、オーバルが買い優勢 ピー・シー・エーは売り優 勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 オーバル 66% 1,00 999 1,00 602 0 0 2 日本化薬 26% 1,45 1,45 1,45 1,15 2 2 2 2 3 サトーHLDG 25% 2,50 2,50 2,50 2,00 3 3 3 3 4 長瀬産業 24% 2,49 2,49 2,49 2,01 8 7 8 7 5 イーグル工業 24% 1,28 1,28 1,28 1,03 2 1 2 6 6 JBCC HLDG 23% 2,09 2,09 2,09 1,69 5 4 5 6 7 クレスコ 23% 2,63 2,63 2,63 2,13 4 4 4 4 8 C&FロジHLDG 23% 1,41 1,41 1,41 1,15 2 2 2 1 9 住友重機械工業 23% 3,79 3,79 3,79 3,09 0 0 0 0 10 大和ハウス工業 21% 3,96 3,96 3,96 3,26 8 8 8 8 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 ピー・シー・エー -24% 960 960 960 1,26 0 2 ニフコ -21% 2,64 2,64 2,64 3,34 5 5 5 5 3 テクノプロHLDG -19% 2,50 2,50 2,50 3,10 1 0 1 0 4 ケーズHLDG -16% 1,20 1,20 1,20 1,42 1 0 1 5 5 福井コンピュータHLDG <979 -13% 3,10 3,10 3,10 3,55 0.T> 3 0 5 0 6 東亜道路工業 -12% 5,13 5,13 5,13 5,86 0 0 0 0 7 フジテック -12% 2,66 2,66 2,66 3,03 3 2 3 0 8 ネクソン -11% 2,70 2,70 2,70 3,04 1 0 1 5 9 サインポスト -10% 811 810 811 902 10 ブラザー工業 -9% 2,30 2,30 2,30 2,54 8 7 8 1 (
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