[東京 27日 ロイター] - <14:13> 堅調、一時110円超高 半導体関連株が上げ幅拡大 後場の日経平均は堅調な値動きで、前営業日比約80円高の2万7700円台前半で 推移している。一時110円超高の2万7772円97銭まで上昇した。値がさの半導体 関連株が上げ幅を広げ、指数を押し上げている。米株先物が堅調に推移しており、投資家 の買い安心感につながっているという。 ただ、日経平均は底堅さを見せているさらに上値を伸ばす動きにはなっておらず「重 要イベント前で、基本的には上にも下にも動きづらい状況」(国内信託銀行)との声が聞 かれた。 日本時間のあす未明に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、7 5ベーシスポイント(bp)の利上げが市場のコンセンサスとなっている。予想通りの結 果であれば、「株式市場への影響は限定的となりそうだ」(同)という。 <13:02> 日経平均はしっかり、FOMC前に短期筋の売買中心 日経平均は、後場もプラスを維持している。引き続き、米株先物が堅調に推移して投 資家心理を支援。ソフトバンクグループが下げ幅を縮める中、日経平均は一時5 0円超高となった。その後は前引けの水準を挟んだ小動きとなっている。 米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控え、市場では「中長期の投資家は イベントに備えたポジションを概ね取り終えている時間帯。短期筋の売買が中心だろう」 (国内証券)との声が聞かれる。午後は総じて、模様眺めになると見込まれている。 <11:45> 前場の日経平均は小反発、ハイテクの一角買われる 米株先物が堅 調 午前の東京株式市場で日経平均株価は、前営業日比37円68銭高の2万7692円 89銭と、小幅に反発した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控える中、 時間外取引の米株先物が堅調に推移し、半導体関連や電子部品といったハイテク株の一角 が買われた。 日経平均は前日の米株安を受けて安く寄り付いた後、一時130円安に下げ幅を拡大 した。ただ、売り一巡後は徐々に持ち直しプラスに浮上。その後も上げ幅を次第に拡大し 、底堅さが意識された。 ハイテク株で堅調な銘柄が目立った。米大手ハイテク企業群「GAFAM」の一角を 占める米グーグルの持ち株会社アルファベットとマイクロソフトが決 算発表後、時間外取引で買われ、ハイテク株比率の高い米ナスダック総合の先物がしっか りとなったことが投資家心理を支えた。 一方、自動車などの輸送用機器がさえなかった。決算シーズンが本格化する中で「前 日より為替は円安寄りだが、世界景気への懸念や中国でのロックダウン(都市封鎖)の業 績影響が警戒されたようだ」(国内証券)という。 市場では「決算やテーマに応じた個別の物色意欲がみられるが、FOMCを前に相場 全体では様子見になりやすい。FOMC後のアメリカ株の反応が警戒される」(ピクテ投 信投資顧問の糸島孝俊ストラテジスト)との声も聞かれた。 TOPIXは0.05%高の1944.09ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆1684億1900万円だった。東証33業種では、値上がり は陸運業や医薬品、海運業など13業種で、値下がりは水産・農林業や輸送用機器、パル プ・紙など20業種だった。 東京エレクトロンとアドバンテストの2銘柄の上昇が日経平均を約 60円押し上げた。日清製粉グループ本社が大幅高だったほか、東海旅客鉄道<9 022.T>も買われた。一方、ファーストリテイリングはさえない。キヤノン<7751. T>は軟調。シマノは大幅安だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが631銘柄(34%)、値下がりは110 5銘柄(60%)、変わらずは102銘柄(5%)だった。 <11:05> 日経平均はプラスに浮上、ハイテク株が堅調 自動車はさえない 日経平均は徐々に下げを縮小し、プラス圏に浮上した。大手ハイテク企業群「GAF AM」の一角を占める米グーグルの持ち株会社アルファベットとマイクロソフ トが決算発表後、時間外取引で買われ、ハイテク株比率の高い米ナスダック総合 の先物がしっかりとなっており、日本株も半導体関連や電子部品といったハイテク株で堅 調な銘柄が目立つ。 一方、自動車などの輸送用機器がさえない。決算シーズンが本格化する中、「前日よ り為替は円安寄りだが、世界景気への懸念や中国でのロックダウン(都市封鎖)の業績影 響が警戒されているようだ」(別の国内証券)との見方が聞かれた。 東証33業種では、値下がりは水産・農林業、輸送用機器、証券業など21業種で、 値上がりは陸運業や医薬品、海運業など12業種となっている。 <10:05> 日経平均は戻り歩調、ナスダック先物の堅調が下支え要因に 日経平均は戻り歩調で、2万7600円台で推移している。朝方は売り優勢で始まっ たものの、その後は徐々に上向く展開。前日比プラスの水準にこそ届いていないが、底堅 さを印象付ける動きとなった。ただ、FOMCを前に依然として市場参加者は少なく、商 いが細った状態には変化は見られない。 薄商いの中を戻した要因として「時間外取引で米ナスダック先物が堅調に推移し、そ れに呼応する形で値がさのグロース株がしっかりとなっている」(国内証券)ことが挙げ られている。 物色面では、トヨタ自動車など主力銘柄に軟調なものが多い。一方、東京エ レクトロン、レーザーテックなど半導体関連株は上昇が目立っている。 <09:05> 日経平均は続落、米国株式下落を受け売り優勢で始まる 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比80円05銭安の2万7575円 16銭と、続落してスタート。前日の米国株式市場が下落したことを受けて、売り優勢と なっている。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、売り一巡後は 下げ渋って一進一退となり、その後も模様眺めとなるとの見方が出ていた。 物色面では、主力銘柄を中心に広く浅く売られている様子。材料出尽くし感か、前日 に2022年12月期営業利益見通しを上方修正したキヤノンが軟化して始まっ た。 <08:20> 寄り前の板状況、信越ポリマーは買い優勢 東亜道路は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落率 MID気 買気配 売気配 終値 配 1 信越ポリマー 21% 1,529 1,528 1,529 1,268 2 大建工業 20% 2,382 2,382 2,382 1,982 3 京セラ 12% 8,250 8,250 8,250 7,395 4 オープンハウスグループ <3288 11% 6,495 6,490 6,500 5,830 .T> 5 日本ライフライン 11% 1,082 1,082 1,082 974 6 ダイワボウHLDG 11% 2,130 2,129 2,130 1,920 7 TDCソフト 8% 1,300 1,299 1,300 1,198 8 タムロン 7% 3,000 2,999 3,000 2,799 9 共同印刷 6% 2,700 2,700 2,700 2,540 10 SMK 6% 2,499 2,498 2,499 2,351 売り優勢 銘柄名 騰落率 MID気 買気配 売気配 終値 配 1 東亜道路工業 -17% 4,980 4,980 4,980 5,980 2 ネクソン -10% 2,719 2,718 2,719 3,020 3 日新電機 -9% 1,382 1,381 1,382 1,524 4 北越コーポレーション <3865.T -9% 651 650 651 712 > 5 PALTAC -7% 4,023 4,020 4,025 4,325 6 トプコン -6% 1,823 1,822 1,823 1,949 7 白銅 -6% 2,331 2,330 2,331 2,490 8 倉敷紡績 -6% 2,002 2,001 2,002 2,138 9 SG HLDG -6% 2,401 2,400 2,401 2,561 10 三菱総合研究所 -6% 4,143 4,140 4,145 4,390 (
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