[東京 29日 ロイター] - <12:50> 日経平均はマイナス圏、円高が株価を圧迫 週末で見送りムード 日経平均は前日比マイナス圏に沈んだ。2万7700円台で推移している。外為市場 でドル/円相場が円高に振れており、これが輸出関連株を中心に株価の圧迫要因になって いるという。週末で新規のポジションが取りにくく見送りムードを強めている。 市場では「全体的に薄商いの状態で、少しの売りでも下に振れやすい。加えて月末の ポジション整理に絡んだ売りが出るため、後場の相場は軟調に推移するとみられる」(国 内証券)との指摘もあった。 前引け直前に通期見通しの下方修正を発表したデンソーが大幅安。業績悪化 銘柄に対する市場の評価は厳しい。 <11:50> 前場の日経平均は続伸、米株上昇を好感 上値重く伸び悩む 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比129円07銭高の2万7944円5 5銭と、続伸した。前日の米国株式市場の上昇を好感して、日本株も強い基調を維持した ものの、時価より上値の2万8000円前後の水準は重いと意識され、買い一巡後は伸び 悩む動きとなった。 28日の米国株式市場は続伸。第2・四半期の米国内総生産(GDP)が2四半期連 続で縮小したことを受け、米連邦準備理事会(FRB)が一部の想定ほど積極的に利上げ を行う必要はないとの観測が広がった。 これについて市場では「FRBのハト派化を期待する動きが生じている。一方で景気 悪化の懸念があり、上値が重い状態には変わりがない」(野村証券・ストラテジストの澤 田麻希氏)との声が聞かれ、強い基調を維持しながらも、上値に対して慎重な動きとなっ ている。実際、瞬間的に2万8000円に乗せた後は、もみ合いに終始した。 2万8000円前後の水準は、テクニカル面でも重いとの印象が強い。3月25日高 値2万8338円81銭と6月9日高値2万8389円75銭で形成するダブルトップが 意識されており、ここからは一気の上昇が難しいとの見方が出ている。 一方、物色面では、決算内容によって動きに優劣が生じ、徐々に二極化の様相を呈し てきた。市場では「決算内容が好悪まちまちで、どうしても動きにばらつきが出る。こう なると強気基調を維持しても、全面高の相場は見込めない」(東海東京調査センター・シ ニアストラテジストの中村貴司氏)との声が聞かれた。 TOPIXは0.02%高で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆 4499億9500万円だった。東証33業種では、サービス業、鉱業が値上がりする一 方、医薬品、食料品の値下がりが目立つ。 個別では、アドバンテスト、ホシデンなど好決算銘柄が買われたほ か、ファーストリテイリングもしっかりとなった。半面、決算内容が悪かったN ECが大幅下落となり、任天堂もさえない。 プライム市場の騰落数は、値上がり740銘柄(40%)に対し、値下がりが102 6銘柄(55%)、変わらずが71銘柄(3%)だった。 <11:05> 日経平均は高値もみあい、2万8000円を強力な節目として意識 日経平均は高値もみあい。2万7900円台での推移となっている。商いが引き続き 低調な中で、上値に対して慎重な動きが続いているという。テクニカル面では2万800 0円が強力な節目として意識され、強い地合いが継続されながらも「積極的に上値を買う 投資家が出てこない」(国内証券)という。 物色面では、決算内容によって株価に明暗が生じており、「同一業種内でも優劣が出 ているため、個別の一本釣りにならざるを得ない。こうした状況では全面高になりにくい ため、指数の一本調子の上げはなさそうだ」(別の国内証券)との声も聞かれる。 個別では、プライム市場の値上がり率ランキング上位に、ホシデンや山陽特 殊製鋼など上方修正銘柄のランクインが目立つ。 <10:06> 日経平均は伸び悩み、決算手掛かりにした売り買い交錯 日経平均は伸び悩み、前営業日比約50円高の2万7800円台後半で推移している 。寄り付き後には一時、節目の2万8000円を回復する場面もあったが、買いは継続せ ずに、上げ幅は縮小している。 決算発表を手掛かりにした個別銘柄の売買が交錯しており、好決算を発表したアドバ ンテスト、オリエンタルランドなどが堅調。一方、ルネサスエレクトロ ニクスは8%安と軟調に推移している。 市場では「昨日の日経平均は2万8000円を超えられずに終わり、きょうも2万8 000円近辺では上値が重い状況」(国内証券)との声が聞かれた。来週は月初の週で、 米国を中心に重要経済統計の公表を控え、指標の内容を見極めたいとの思惑から様子見ム ードが広がりやすいという。 <09:08> 寄り付きの日経平均は続伸、幅広い業種に買い 米株高を好感 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比99円74銭高の2万7915円 22銭と、3日続伸してスタートした。前日の米株高を好感する形で、幅広い業種で買い が先行し、上げ幅を広げている。指数寄与度の大きいソフトバンクグループがし っかり、ファーストリテイリングは小幅上昇となっている。 主力株はソニーグループ、トヨタ自動車などが堅調に推移している ほか、アドバンテストが5%高となっている。 <08:23> 寄り前の板状況、ホシデンは買い優勢 オーバルは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 ホシデン 22% 1,64 1,64 1,64 1,34 1 1 1 1 2 天馬 21% 2,84 2,84 2,84 2,34 3 3 3 3 3 グローセル 20% 485 485 485 405 4 エクシオグループ 18% 2,63 2,62 2,63 2,22 0 9 0 4 5 PALTAC 16% 5,00 5,00 5,00 4,30 0 0 0 0 6 フルサト・マルカHLDG <712 15% 3,34 3,34 3,35 2,92 8.T> 8 5 0 2 7 オカムラ 13% 1,50 1,49 1,50 1,32 0 9 0 5 8 トランス・コスモス 11% 4,19 4,19 4,20 3,77 8 5 0 0 9 シップヘルスケアHLDG <336 11% 2,87 2,87 2,87 2,59 0.T> 8 8 8 1 10 タチエス 11% 1,28 1,28 1,28 1,15 1 0 1 8 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 オーバル -21% 555 555 555 705 2 フタバ産業 -20% 322 321 322 400 3 極東開発工業 -11% 1,30 1,30 1,30 1,46 1 0 1 8 4 日産車体 -11% 582 581 582 650 5 日本システムウエア -8% 2,30 2,30 2,30 2,49 1 0 1 1 6 日本電設工業 -7% 1,75 1,75 1,75 1,88 1 1 1 2 7 マックス -7% 1,61 1,61 1,61 1,72 1 1 1 5 8 ブレインパッド -6% 1,15 1,15 1,15 1,23 3 2 3 2 9 コア -6% 1,47 1,47 1,47 1,56 8 7 8 6 10 巴工業 -5% 2,33 2,33 2,33 2,46 4 3 4 1 (
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