[東京 2日 ロイター] - <13:21> 後場の日経平均は軟調、円高進行で海外勢の売りに警戒との声 後場に入り、日経平均は軟調に推移している。前営業日比約420円安の2万750 0円台後半で小動きとなっている。前場に引き続き、相場全体に売りが出ているが、業種 別では、医薬品、機械、精密機器などの値下がり率が大きく、「為替感応度の高いセクタ ーが特に弱い」(国内証券)という。 足元のドル/円は130円台後半で一進一退。円高進行は一服しているものの、「ド ル/円が急速に円高に振れたことで海外勢の株売りが出やすくなるとの警戒感もあり、投 資家心理を冷やしている」(別の国内証券)との指摘が出ていた。 <11:40> 前場の日経平均は急反落、円高嫌気し輸出株中心に全面安商状に 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比443円94銭安の2万7549円4 1銭と、急反落した。外為市場でドル安/円高が進んだことを嫌気し、輸出関連株を中心 に全面安商状。プライム市場の中で90%の銘柄が値下がりした。 1日の米国株式市場は値動きの激しい展開となる中、反落して終了。注目された米供 給管理協会(ISM)が1日に発表した7月の製造業景気指数は2020年6月以来の低 水準となった。外為市場では、米連邦準備理事会(FRB)が予想されていたほど積極的 な利上げを行わないとの見方が広がったことを受け、ドル/円が130円台半ばまで円高 に振れた。 これを受けて、日本株は輸出関連株の株価が圧迫される格好となり、日経平均は下値 を模索する動きに転じている。市場では、円高が嫌気されたほか「買い材料がほとんど見 当たらない中での前日の上昇は行き過ぎとの印象があり、その反動もあるのではないか」 (野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との指摘もあった。 市場では「ここでの利上げに対する懸念の後退は、逆に言えばリセッションに対する 懸念が高まるということ。先行きの円高と海外需要の減退を読めば、ここで買いにくくな るのは当然だ」(国内証券)との声も聞かれる。 テクニカル面では、前日に届かなかったことで2万8000円の重さが強く認識され たが、きょうは下値支持線として注目される200日移動平均線(2万7563円96銭 =1日)との攻防となり、ここを守り切れるかどうかが、先を読む上で重要なポイントに なりそうだ。 TOPIXは1.81%安で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆 4686億8200万円だった。東証33業種では、海運業を除く32業種が値下がり。 個別では、トヨタ自動車など輸出関連株に安い銘柄が目立つほか、東京エレクト ロンなど半導体関連株がさえない。半面、好決算を発表したTDKが大 幅上昇となるなど、決算内容の良い銘柄が全体を下支えするとの見方が出ている。 プライム市場の騰落数は、値上がり143銘柄(7%)に対し、値下がりが1667 銘柄(90%)、変わらずが28銘柄(1%)だった。 <11:05> 日経平均は下げ幅を拡大、再び200日移動平均線との攻防に 日経平均は下げ幅を拡大。前日比で400円を超す下げとなり、2万7500円台で 推移している。時価近辺に位置する200日移動平均線との攻防になってきた。 市場では「先週にひと息、入れた際にも200日平均線が下値支持線として機能し、 その後の反発につながった。今回もこれをキープできるかどうかが注目点になる」(国内 証券)との声が聞かれる。 物色面では、前日しっかりだったトヨタ自動車が反落。円高を反映して、輸 出関連株にさえない動きをする銘柄が増えている。 <10:05> 日経平均は大幅反落、急速なドル安/円高も圧迫要因に 日経平均は急反落。前日比300円を超す下落となり、2万7600円台での動きと なっている。買い材料が見当たらない中、外為市場においてドル/円相場が130円台と 急速に円高に振れ、これも圧迫要因になった。 市場では「輸出型企業で円安を理由に決算が好調な銘柄が目立つ中、ここにきての円 高は明らかにマイナス材料になる。また、テクニカル的には2万8000円近辺が重いこ とが再確認され、ここを突破するには商いが膨らむ必要がありそうだ」(国内証券)との 声が聞かれる。 個別では、東京エレクトロンなど半導体関連株がさえず「これらも全体の株 価を押し下げる要因になっている」(別の国内証券)という。 <09:05> 日経平均は反落、米株軟調受け売り優勢 上値の重さを意識 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比180円87銭安の2万7812 円48銭と反落した。前日の米国株式市場が軟調だったことを受け、売り優勢で始まった 。時間外取引で米株先物が小安く推移していることも圧迫要因になっている。 市場では「前日に大引けまでに2万8000円に届かなかったことも、心理的に悪い 影響を与えた。上値の重さが意識されている」(国内証券)との声も聞かれた。 個別では、前日に好決算を発表したTDKが買い気配を切り上げている。一 方で、下方修正を発表した大阪ガスが大幅安となるなど、決算内容で株価の明暗 が分かれる状態に変化は見られない。 <08:20> 寄り前の板状況、フルサト・マルカは買い優勢 リズムは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気配 終値 率 配 配 1 フルサト・マルカHLDG <7128.T 23% 3,705 3,705 3,705 3,005 > 2 オカムラ 22% 1,638 1,638 1,638 1,338 3 パルグループHLDG 22% 2,800 2,800 2,800 2,300 4 セントラル硝子 21% 3,990 3,990 3,990 3,290 5 エンプラス 20% 4,180 4,180 4,180 3,480 6 琉球銀行 19% 957 957 957 807 7 山形銀行 16% 1,085 1,085 1,085 935 8 平河ヒューテック 14% 1,280 1,279 1,280 1,126 9 大塚商会 10% 4,610 4,610 4,610 4,190 10 ファイズHLDG 9% 1,080 1,079 1,080 986 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気配 終値 率 配 配 1 リズム -25% 1,177 1,176 1,177 1,576 2 JSR -13% 3,278 3,275 3,280 3,770 3 DmMIX -10% 1,881 1,881 1,881 2,097 4 帝国電機製作所 -8% 1,648 1,648 1,648 1,801 5 丸全昭和運輸 -8% 3,063 3,060 3,065 3,335 6 LITALICO -8% 2,332 2,332 2,332 2,534 7 ヤマハ -8% 5,255 5,250 5,260 5,690 8 日本酸素HD -7% 2,249 2,249 2,249 2,408 9 アイ・アールジャパンHLDG <60 -6% 2,101 2,100 2,101 2,226 35.T> 10 クボタ -5% 2,150 2,150 2,151 2,260 (
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」