[東京 3日 ロイター] - <13:16> 後場の日経平均は小動き、値がさ株の堅調推移が支え 後場に入り日経平均は、前営業日比約120円高の2万7700円台前半で小動きと なっている。物色動向は前場とほぼ変わっていないが、海運業の一角で売りが先行するな ど、個別材料を手掛かりにした動きもみられる。 指数寄与度の大きいファーストリテイリングやソフトバンクグループ<9984. T>がしっかりで、「値がさ株が日経平均を支えている」(国内証券)との声が聞かれる。 ただ、決算発表シーズンのため「積極的に買いが入る雰囲気もない」(同)といい、後場 は小動きが続くのではないか、との指摘が出ていた。 <11:47> 前場の日経平均は反発、地政学リスク警戒和らぐ 円安も支え 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比146円24銭高の2万7740円9 7銭と、反発した。ペロシ米下院議長の訪台に伴う米中の緊張感は想定以上には高まらず 地政学リスクへの警戒がいったん和らいだほか、円安進行も支えとなり日経平均は堅調に 推移した。ただ、節目の2万8000円を前に上値の重さも意識され、前場引けにかけて はもみ合う展開となった。 米中関係の緊迫化が警戒されて前日の米国株は下落したが、日本株は先立って織り込 んでいた上、中国側の動きが軍事演習程度でとどまっていることで地政学リスクへの警戒 感はいったん後退した。前日の大幅下落の反動もあり日経平均は買い先行でスタートし朝 方には一時、前営業日比約240円高の2万7837円63銭の高値を付けた。好決算を 発表した銘柄への物色が活発になったほか、業種別では昨日大きく下落した精密機器、機 械などが買い戻された。 もっとも、きょうの上昇は米中関係緊迫化の懸念や円高などの不安材料が一時的に払 拭されただけとの声も聞かれ、「何か中身がある反発とは言えない」(国内運用会社)と の指摘もあった。 大和証券のシニアエコノミスト・末廣徹氏は「日本株にとってサポートになるような 話は少なく、しばらくは米中関係や世界景気悪化リスクなど警戒材料の方が多い」と指摘 する。きょうの日経平均は節目の2万8000円を前に「居心地の良い水準でもみ合いが 続きそうだ」との見方を示した。 TOPIXは0.10%高の1927.50ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆5019億6500万円だった。東証33業種では、値上がり は精密機器や海運業、機械など11業種で、値下がりは電気・ガス業や不動産業、建設業 など22業種だった。 個別では、好決算を発表したダイキン工業、サンリオが堅調に推移 した。指数寄与度の大きいファーストリテイリング、ソフトバンクグループ<998 4.T>も上昇。東京エレクトロン、アドバンテストなど半導体関連株も買 われた。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが591銘柄(32%)、値下がりは115 6銘柄(62%)、変わらずは91銘柄(4%)だった。 <11:12> 日経平均は一進一退、2万8000円手前で上値重い 日経平均は一進一退の展開が続き、前営業日比約180円高の2万7700円台後半 で推移している。ドル/円の円安進行や好決算銘柄への物色が支えとなり、しっかりした 値動きになっている一方、「節目の2万8000円が近付いて上値が重くなっている」( 国内証券)という。 日経平均は底堅さを維持しているが、「昨日売られた分の買い戻しに過ぎない」(国 内運用会社)との見方もあり、新規の好材料が出ない限り上げ幅を拡大するのは難しいの ではないか、との指摘が聞かれた。 <10:20> 日経平均はもみ合い、為替の円安や好決算銘柄が支え 日経平均はもみ合いとなっている。200円超高に上昇した後に一時、40円高付近 に上げ幅を縮小したが、足元では150円高程度での推移となっている。 米中関係の緊迫化への懸念がくすぶる一方、「外為市場でドル/円が円安方向に振れ ているほか、好決算を発表した銘柄が物色され、相場を支えている」(国内証券)とみら れている。 朝方に小安かったトヨタ自動車は小高く推移している。業績予想の上方修正 をしたダイキン工業や、業績・配当予想を上方修正したサンリオが大幅 上昇。4―6月期に営業黒字に転換したJR西日本も堅調となっている。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが594銘柄(32%)、値下がりは114 7銘柄(62%)と、値下がりの方が多い。東証33業種では、値上がりは精密機器や海 運業、機械など14業種で、値下がりは電気・ガス業や非鉄金属、建設業など19業種。 <09:05> 日経平均は反発スタート、自律反発期待の買いが先行 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比78円27銭高の2万7673円 00銭と、反発してスタートした。その後も一時200円超高に上値を伸ばした。 米中関係の緊迫化が警戒されて前日の米国株は下落したが、日本株は先立って織り込 んでいた面があり、自律反発を期待した買いが先行した。為替が前日より円安方向に振れ ていることも、相場の支えとみられている。 主力株はトヨタ自動車が小安い一方、ソニーグループがしっかり。 半導体関連は東京エレクトロンが小高い。指数寄与度の高いファーストリテイリ ングやソフトバンクグループは堅調となっている。 <08:24> 寄り前の板状況、オカムラが買い優勢 ソフトクリエイトHLDG は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 オカムラ 18% 1,56 1,56 1,56 1,32 0 0 0 0 2 日本曹達 16% 4,96 4,96 4,96 4,26 0 0 0 0 3 大塚HLDG 15% 5,25 5,25 5,25 4,55 5 5 5 5 4 トビラシステムズ 11% 990 989 990 892 5 ネクソン 11% 3,28 3,28 3,29 2,96 8 5 0 4 6 飯田グループHLDG 11% 2,39 2,39 2,39 2,16 8 8 8 8 7 タカラスタンダード 11% 1,45 1,45 1,45 1,31 0 0 0 2 8 三井倉庫HLDG 10% 3,40 3,40 3,40 3,10 3 0 5 0 9 デンヨー 9% 1,80 1,80 1,80 1,64 2 1 2 8 10 インフォマート 9% 520 519 520 477 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 ソフトクリエイトHLDG <337 -17% 3,43 3,43 3,43 4,13 1.T> 0 0 0 0 2 イー・ガーディアン -15% 2,75 2,75 2,75 3,23 1 0 1 5 3 ダイヘン -7% 3,97 3,97 3,97 4,28 3 0 5 5 4 島精機製作所 -7% 2,08 2,08 2,08 2,25 8 8 8 1 5 日鉄ソリューションズ -7% 3,60 3,60 3,60 3,88 3 0 5 0 6 アイ・アールジャパンHLDG -6% 2,13 2,13 2,13 2,28 6 6 6 4 7 TOA -6% 759 759 759 810 8 ロードスターキャピタル <3482. -4% 1,74 1,74 1,74 1,82 T> 6 6 6 4 9 アドソル日進 -4% 1,62 1,62 1,62 1,69 1 1 1 1 10 秋田銀行 -3% 1,63 1,63 1,63 1,68 1 1 1 9 (
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