[東京 5日 ロイター] - <15:55> 日経平均・日足は「中陽線」、3月・6月戻り高値の攻防視野 日経平均・日足は「中陽線」となった。2万8175円87銭で取引を終えた。5日 移動平均線(2万7887円61銭=5日)をサポートに、7月終盤から上値を抑えてい た心理的節目の2万8000円を終値で上回った、ローソク足の下ヒゲは短く、寄り付き 坊主の形状に近い。前日はほぼ同事線ながら、陽線が3本並んだことで上昇基調を示唆す る「赤三兵」とみることも可能。目先は3月25日(高値2万8338円81銭)と6月 9日(高値2万8389円75銭)の2つの戻り高値の攻防が視野に入ってきた。 <15:05> 新興株はマザーズが反落、クラシコムは初値上回る 新興株式市場は、マザーズ総合が0.77%安の730.36ポイントと反落した。 東証グロース市場指数は0.76%安の928.84ポイントだった。市場では「いった ん利益確定売りが重しになった。ただ、米グロース株が底堅い動きとなっている中では、 持ち直しの基調は続きそうだ」(国内証券)との見方が聞かれた。 そーせいグループやサンバイオがしっかり。ケアネットは 年初来高値を更新した。一方、BASEやメドレーが大幅安。ユーザベ ースもさえなかった。 グロース市場に新規上場したクラシコムの初値は公開価格を7%上回る15 20円だった。終値は1760円で、初値を上回って取引を終えた。 <13:55> 日経平均は伸び悩み、3月・6月高値を前に上値の重さも意識 日経平均はきょうの高値圏で伸び悩んでいる。これまで上値の重かった心理的節目2 万8000円を上回った水準を維持しているが「3月と6月の戻り高値が上に控えており 、材料を伴わない限り、引き続き上値の重さは意識されそうだ」(国内証券)との見方が 出ている。 日経平均は、ロシアによるウクライナ侵攻後のリスクオフで3月初旬にいったん2万 5000円を割り込んだ。その後に持ち直した局面では、3月25日(高値2万8338 円81銭)と6月9日(高値2万8389円75銭)の高値が戻り高値となっており、接 近すれば利益確定や戻り待ちの売りが上値を抑えやすいとみられている。 <12:45> 後場の日経平均は日中高値圏で小動き、米指標控え様子見も 後場に入り、日経平均は前営業日比約240円高の2万8100円台後半で推移して いる。日中高値圏で小幅な値動きで、物色動向は前場に続き半導体関連株や好決算銘柄が しっかり。今晩発表の米雇用統計の内容を見極めたいとの思惑から、後場は様子見姿勢が 広がりやすいという。 米雇用統計が堅調な結果となった場合、「米連邦準備理事会(FRB)のハト派化期 待が後退するため、株式市場にとっては下押しリスクになるのではないか」(国内運用会 社)との声が聞かれた。 <11:49> 前場の日経平均は3日続伸、6月9日以来高値 好決算銘柄の物色で 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比199円67銭高の2万8131円8 7銭と、3日続伸した。好業績を発表した銘柄への買いが広がったほか、値がさ株やハイ テク株の上昇が相場を押し上げ、6月9日以来の高値となった。台湾株や米株先物の上昇 が投資家心理の改善につながったとの指摘も出ていた。 日経平均は寄り付きこそ小幅安だったが、プラス転換し、徐々に上げ幅が拡大した。 一時、2万8000円近辺でもみ合う展開となったが、台湾株が上昇してスタートしたほ か、米株先物のしっかりした動きを支えに、騰勢が強まった。好業績銘柄への買いも広が り、日経平均は一時、2万8167円04銭まで上昇した。 前日の米国株市場ではグロース株中心のナスダック総合が堅調に推移したことを受け 、半導体関連株やハイテク株などの一角が買われた。 これまで日経平均は、節目の2万8000円にトライするたびに利益確定売りに押さ れていたが、足元では2万8000円台を維持している。T&Dアセットマネジメントの チーフ・ストラテジスト兼ファンドマネージャー、浪岡宏氏は「昨日も2万8000円で の攻防がみられたが、売買代金が膨らんでおり、利益確定売りが一定程度出たとみている 」と指摘。仮にきょう2万8000円台を維持して引けた場合は「目先は2万8000円 台での値固めも視野に入るのではないか」との見方を示した。 ただ、世界景気の悪化懸念や米中関係緊迫化への警戒が、株価の下押しリスクになる 可能性もあるという。 一方、今晩は米国で雇用統計の公表を控えており、「後場は大きな値動きは見込めず 、一進一退の展開になりそうだ」(国内証券)との声も聞かれた。 TOPIXは0.68%高の1943.92ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆4227億5200万円だった。東証33業種では、値上がり は鉄鋼やその他製品、卸売業など26業種で、値下がりは鉱業や石油・石炭製品、電気・ ガス業など7業種だった。 個別では、東京エレクトロン、アドバンテストなど半導体関連株が 堅調なほか、指数寄与度の大きいファーストリテイリングもしっかり。好決算を 発表したキッコーマン、日本製鉄などの上げも目立った。昨日、決算を 受けて軟調だったトヨタ自動車は小幅高となった。 東証1部の騰落数は、値上がりが1316銘柄(71%)、値下がりが444銘柄( 24%)、変わらずが78銘柄(4%)だった。 <11:01> 日経平均は上げ幅拡大、約2カ月ぶり高値 好業績銘柄の物色が押 し上げ 日経平均は上げ幅を拡大し、前営業日比約180円高の2万8100円台前半で推移 している。上げ幅は200円を超える場面もあり、6月9日以来の高値となっている。好 業績銘柄への物色や値がさ株の上げ幅拡大が相場を押し上げている。 市場では、好決算銘柄の物色のほか、「台湾株や米株先物の上昇が投資家心理の改善 につながり、買いが広がったようだ」(国内運用会社)との声が聞かれた。 個別では、指数寄与度の大きいファーストリテイリングや東京エレクトロン が堅調なほか、好決算を発表したキッコーマンなどがしっかり。この3 銘柄で日経平均を90円ほど押し上げている。 <10:05> 日経平均は強もち合い、壁と意識される2万8000円近辺で推移 日経平均は強もち合い。これまで何度も押し返された経緯があり、壁として意識され ている2万8000円近辺で推移している。 米雇用統計の発表を控えて売り買いともに手控えムードが強い中で、引き続き好決算 銘柄が株価を支える格好となっている。個別では企業決算の好悪で明暗を分けるケースが 目立つものの「全体的にはおおむね良好との印象があるため、これが安心感を誘っている 」(国内証券)という。 ただ、全体としての株価の動きは方向感を欠くような状況で乏しい。市場では「きの うは日経平均の上下振れ幅は今年に入って最小の135円だったが、きょうも米雇用統計 の発表を控え、小動きになることが想定される」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希 氏)との声が聞かれた。 <09:05> 日経平均は小反落、好決算株を物色 雇用統計控えて全般は見送り 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比17円14銭安の2万7915円 06銭と、小反落でスタート。寄り付き後は前日比変わらず近辺でもみ合う動きとなって いる。引き続き好決算銘柄が物色されているが、米雇用統計の発表を控えているため、全 体的には見送りムードが強い。 市場予想を大幅に上回る業績見通しを発表した日本製鉄が買い気配でスター ト。米ナスダック高を受けて東京エレクトロンなど半導体関連株もしっかりで始 まっている、一方、原油価格の下落を受けてINPEXがさえない。 <08:20> 寄り前の板状況、マックスは買い優勢 BEENOSは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落率 MID気 買気配 売気配 終値 配 1 マックス 21% 2,314 2,314 2,314 1,914 2 アイロムグループ 20% 2,381 2,380 2,381 1,981 3 きんでん 20% 1,796 1,796 1,796 1,496 4 有沢製作所 14% 1,202 1,201 1,202 1,053 5 淀川製鋼所 13% 2,700 2,700 2,700 2,380 6 第一実業 13% 3,905 3,905 3,905 3,445 7 T&K TOKA 13% 981 980 981 868 8 大塚HLDG 12% 5,127 5,127 5,127 4,589 9 東邦HLDG 11% 2,050 2,049 2,050 1,848 10 中山製鋼所 10% 512 511 512 465 売り優勢 銘柄名 騰落率 MID気 買気配 売気配 終値 配 1 BEENOS -19% 2,055 2,055 2,055 2,548 2 岩崎通信機 -19% 650 650 650 800 3 IDEC -17% 2,459 2,458 2,459 2,958 4 KHネオケム -13% 2,202 2,201 2,202 2,530 5 保土谷化学工業 -12% 3,098 3,095 3,100 3,500 6 A&DホロンHLDG <7745.T -11% 885 884 885 993 > 7 オカムラ -10% 1,185 1,184 1,185 1,315 8 シスメックス -9% 8,451 8,450 8,451 9,296 9 インフォマート -8% 456 455 456 496 10 シュッピン -8% 1,314 1,314 1,314 1,428 (
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