[東京 8日 ロイター] - <11:04> 日経平均は一進一退、米引き締め警戒と好業績期待が綱引き 日経平均は前営業日終値を挟んで一進一退となっており、方向感を欠いている。米国 での金融引き締めへの警戒感が重しになっている一方、「国内企業の決算は総じて悪くな く、業績期待が継続している」(国内証券)との声が出ていた。 好決算を発表した銘柄の物色が続いている。半導体製造装置関連はまちまちの値動き となる中、レーザーテックは大幅に上昇している。業績見通しと年間配当金を大 幅上方修正した三井松島産業は、ストップ高となり年初来高値を更新。上期予想 を上方修正したバンダイナムコホールディングスも買われている。 東証33業種では、値上がりは鉱業や石油・石炭製品、医薬品など18業種の一方、 値下がりは保険業やパルプ・紙、不動産業など15業種となっている。 <10:15> 日経平均はもみあい、一時プラスに 2万8000円台固め 日経平均は弱もち合い。朝方は軟化して始まったものの、売り一巡後は底堅い展開と なった。一時プラスに浮上したものの「上値の重さが意識されるほか、買い上がる材料も ない」(国内証券)との声も聞かれ、押し戻されて小幅安の水準で推移している。2万8 000円台を固める動きとの受け止めもある。 物色面では、引き続き好決算銘柄を買う動きに変わりない。市場では「見極めたい材 料はたくさんあるが、ピークを迎える決算発表もそれにあたる。個別の動きが中心となっ ているため、より個々の数字の良し悪しを吟味したいようだ」(別の国内証券)という。 <09:05> 日経平均は反落、米雇用統計受け改めて金融引き締めを警戒 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比125円78銭安の2万8050 円09銭と、反落。前週末の米雇用統計が予想より強かったことで、改めて米金融引き締 めが警戒され、全般は売り優勢で重い動きとなっている。 ただ、引き続き好決算銘柄が物色され、これらが株価を下支えする格好となり、2万 8000円を割り込む雰囲気は感じられない。 個別では、トヨタ自動車、ソニーグループなどがさえないが、レー ザーテック、東京エレクトロンなど半導体関連株がしっかり。好決算を 発表したスズキが買い気配で始まった。 <08:20> 寄り前の板状況、日本冶金工業は買い優勢 メディアスHLDG は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落率 MID気 買気配 売気配 終値 配 1 日本冶金工業 22% 2,800 2,800 2,800 2,300 2 三井松島HLDG 21% 3,970 3,970 3,970 3,270 3 大阪ソーダ 21% 4,060 4,060 4,060 3,360 4 テイクアンドギヴ・ニーズ <4331. 20% 1,767 1,767 1,767 1,467 T> 5 ラウンドワン 20% 1,853 1,852 1,853 1,549 6 正興電機製作所 17% 1,289 1,288 1,289 1,097 7 オプトラン 15% 2,200 2,199 2,200 1,910 8 住友電設 12% 3,000 2,999 3,000 2,673 9 日本セラミック 11% 2,387 2,387 2,387 2,141 10 旭ダイヤモンド工業 9% 699 698 699 638 売り優勢 銘柄名 騰落率 MID気 買気配 売気配 終値 配 1 メディアスHLDG -29% 720 720 720 1,020 2 ヨータイ -26% 1,109 1,108 1,109 1,508 3 福井コンピュータHLDG <9790. -18% 3,003 3,000 3,005 3,645 T> 4 セレス -16% 995 994 995 1,186 5 バリューHR -13% 1,243 1,243 1,243 1,432 6 テクノプロHLDG -13% 2,801 2,800 2,801 3,210 7 クオールHLDG -10% 1,310 1,309 1,310 1,455 8 ニッコンHLDG -10% 2,212 2,211 2,212 2,457 9 ローランド ディー ジー <6789. -10% 3,198 3,195 3,200 3,550 T> 10 サンケン電気 -10% 4,758 4,755 4,760 5,280 (
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