[東京 9日 ロイター] - <15:36> 日経平均・日足は「中陰線」、5日線下回る 短期調整リスクも 日経平均・日足は「中陰線」となった。2万7999円96銭で取引を終えた。4営 業日ぶりに5日移動平均線(2万8019円83銭=9日)を下回ったほか、200日線 (2万7556円70銭=同)もわずかに下向きとなり、地合いは良くない。3月25日 高値(2万8338円81銭)に連日届かず失速した上、心理的節目2万8000円をわ ずかながら終値で下回り、2万8000円台の上値の重さが再確認された。スローストキ ャスティクスがデッドクロスし、短期的な調整リスクがくすぶる。 <15:05> 新興株はマザーズが反発、ジーエヌアイGが年初来高値 新興株式市場は、マザーズ総合が1.41%高の730.6ポイントと、反発した。 東証グロース市場指数は1.39%高の929.00ポイントだった。 市場では「グロース(成長)株の戻り基調の継続が意識されたが、10日の米消費者 物価指数(CPI)の発表後に米長期金利が上昇する場合、売られるリスクもある」(国 内証券)との見方が聞かれた。 ジーエヌアイグループが大幅高となり、年初来高値を更新した。JTOWE Rやシンバイオ製薬も大幅高だった。一方、ウェルスナビやフ リーが軟調。ヤプリは大幅安だった。 <14:20> 日経平均は戻り鈍い、ソフトバンクGは後場一段安 日経平均は、2万8000円をやや下回った水準で戻りは鈍い。模様眺めムードの中 、ソフトバンクグループが後場に一段安となっており、相場の重しになっている 。 市場では「企業決算は総じて想定ほど悪くないとの安心感が市場には出ていたが、東 京エレクトロンとソフトバンクGの決算で、雰囲気が変わってきた」(国内証券 )との声も聞かれ、上値の重さの背景の1つとみられている。 東証33業種では、値上がりは繊維業や鉱業、海運業など11業種で、値下がりは電 気機器やゴム製品、情報・通信業など22業種となっている。 <13:05> 日経平均は安値もみあい、2万8000円をはさんで一進一退 日経平均は安値もみあい。2万8000円をはさんで一進一退となっている。後場に 入ってからも手掛かり材料に乏しい状態が続いており、模様眺めムードが強い。時間外取 引で米株先物は堅調に推移しているが、材料視されている様子はない。 市場では「米消費者物価指数(CPI)の発表が見送りの要因と言われているが、夏 休みシーズンの本格化で、しばらく低調な商いが続きそうだ」(国内証券)との声が聞か れた。 物色面では後場入り後に東証33業種で繊維業が急伸。立ち会い時間中に好決算を発 表した東レが買われた。 <11:45> 前場の日経平均は反落、模様眺め 東エレクとSBGが下げ先導 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比239円89銭安の2万8009円3 5銭と、反落した。10日発表の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとのムードが 強く、模様眺めとなっている。そうした中で、決算の内容が嫌気された東京エレクトロン 、ソフトバンクグループが大幅安となり、下げ相場を先導した。 8日の米国株式市場はほぼ変わらずで終了。日本株にとって方向性を示す材料とはな らず、市場参加者の関心はCPIに向いている。 米CPIの発表を控え全般的に手掛かり難となる一方、11日が休場となることから 日本株は商いが薄く見送りムードが強い状態となった。好決算を発表した銘柄は引き続き 物色されているものの、全体を押し上げるまでには至っていない。反対に、指数寄与度が 大きい東エレクとソフトバンクGが厳しい下げを演じたことで、日経平均は終始マイナス で推移した。 市場では「米CPI発表後の米長期金利とナスダックの動きを見極めたいとのムード がある中で、きょうはソフトバンクGと東エレクの2銘柄が厳しい下げが目を引いた。日 経平均もの下落もほとんどこの2銘柄によるものと言えるのではないか」 (野村証券・ 投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との声が聞かれる。 また「高校野球開催中の相場は閑散になるというアノマリーそのものの相場。材料以 前の問題として参加者が少なく、目先は方向感が定まらないのではないか」(国内証券) という。 TOPIXは0.73%安で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆 5718億1300万円だった。東証33業種では、ゴム製品、輸送用機器、電気機器な どが値下がりする一方、鉱業などが高い。 個別では、東京エレクトロン、ソフトバンクグループが下げたほかは、ソニーグルー プなど主力銘柄に軟調なものが目立つ。半面、INPEXが好決算を材 料に上昇、ファーストリテイリングもしっかりだった。 プライム市場の騰落数は、値上がりが555銘柄(30%)に対し、値下がりが12 03銘柄(65%)、変わらずが79銘柄(4%)だった。 <10:55> 日経平均は下値模索、見送り気分強く2万8000円割れ 日経平均は下値を模索する動きとなっている。見送り気分が強く商いが薄い中、2万 8000円は抵抗線にならず、あっさりと割り込んだ。 市場では「10日の米消費者物価指数(CPI)の発表までは動けないとする投資家 が多いようだ。高校野球開催中の相場は閑散になるとのアノマリー通りの相場付きとなっ ている」(国内証券)との声が聞かれる。 ただ、そうした中にあっても、好決算銘柄を物色する意欲は強いと指摘されており、 上方修正を発表したINPEXなどが高い。 <10:02> 日経平均は下げ幅拡大、値がさ株や半導体関連株軟調で 日経平均は下げ幅を拡大し、前営業日比約140円安の2万8100円近辺で推移し ている。指数寄与度の大きいハイテク株や半導体関連株が軟調で、相場を押し下げている が、好決算銘柄への物色が支えとなり、節目の2万8000円台はキープしている。 市場では「昨日まで日経平均は4連騰していたため、利益確定売りも出やすい」(国 内証券)との声が聞かれた。2万8000円台で推移していることから、「足元の相場は 底堅い」(別の国内証券)との意見もあり、終値で同水準を維持できれば、極めて強い相 場展開が見込めるのではないか、との見方も出ていた。 東証33業種では、値上がりは鉱業や海運業、精密機器など18業種で、値下がりは ゴム製品や銀行業、電気機器など15業種となっている。 <09:07> 寄り付きの日経平均は反落、ソフトバンクG軟調で相場の重し 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比12円40銭安の2万8236円 84銭と、反落してスタートした。一時、プラス圏に浮上したが再びマイナス転化し、方 向感のない値動きとなっている。軟調な決算発表を受けて指数寄与度の大きいソフトバン クグループが2%超安で推移し、日経平均を45円ほど押し下げている。昨日決 算発表を行った東京エレクトロンは売り気配。 トヨタ自動車やホンダなど自動車株は軟調に推移している一方、指 数寄与度の大きいファーストリテイリングは小幅高となっている。 <08:20> 寄り前の板状況、LITALICOは買い優勢 ウィルグループは 売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 LITALICO 11% 2,82 2,81 2,82 2,53 0 9 0 3 2 テイクアンドギヴ・ニーズ <433 7% 1,89 1,89 1,89 1,76 1.T> 9 9 9 7 3 ネクソン 6% 3,19 3,19 3,20 3,00 8 5 0 5 4 旭有機材 6% 2,37 2,37 2,37 2,24 0 0 0 6 5 INPEX 5% 1,55 1,54 1,55 1,47 0 9 0 1 6 住友不動産 5% 3,68 3,68 3,68 3,50 8 7 8 2 7 大氣社 5% 3,39 3,39 3,39 3,22 0 0 0 0 8 GMOペイメントゲートウェイ 5% 11,9 11,9 11,9 11,3 45 40 50 50 9 オービックビジネスコンサルタ 5% 4,84 4,84 4,84 4,62 ン 5 5 5 5 10 ロート製薬 5% 3,99 3,99 3,99 3,81 3 0 5 5 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 ウィルグループ -22% 1,05 1,05 1,05 1,35 0 0 0 0 2 日本製鋼所 -19% 2,54 2,54 2,54 3,15 6 6 6 0 3 エンシュウ -16% 808 808 808 958 4 チャーム・ケア -15% 1,00 1,00 1,00 1,17 1 0 1 4 5 日東工業 -10% 2,34 2,34 2,34 2,60 9 8 9 4 6 東京エレクトロン -9% 45,0 45,0 45,0 49,7 25 20 30 00 7 東芝テック -9% 4,10 4,10 4,10 4,52 0 0 0 5 8 ドリームインキュベータ <4310. -8% 1,90 1,90 1,90 2,06 T> 1 0 1 9 9 市光工業 -8% 351 350 351 380 10 セレス -7% 1,06 1,06 1,06 1,14 1 0 1 4 (
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