[東京 10日 ロイター] - <15:08> 新興株はマザーズが反落、米ハイテク株安が重しに 新興株式市場は、マザーズ総合が2.96%安の708.97ポイントと、反落した 。東証グロース市場指数は前営業日比2.95%安の901.58ポイントだった。前日 の米国市場でハイテク株比率の高いナスダック総合が軟調だったことが、投資家心理を冷 やした。 値がさのそーせいグループやフリーが大幅安となった。ジーエヌア イグループは朝方に年初来高値を更新する場面があったが、大幅安で取引を終え た。一方、JTOWERやスパイダープラスが大幅高。ブリッジインタ ーナショナルはしっかりだった。 <14:05> 日経平均は小動き、米CPIは予想並みでも「株高不透明」の見方 も 日経平均は小動きとなっている。午後の値幅は36円程度で「7月の米消費者物価指 数(CPI)を待つムードが一段と強まっている」(国内証券)とみられている。 米CPIの市場予想は前年比8.7%プラスで6月の9.1%プラスからの低下が見 込まれている。市場予想を上回るようなら9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での大 幅利上げ継続への警戒感が強まって株安となりかねない一方、下回るようなら警戒感が和 らいで株高が期待される。 一方、市場予想と同水準だった場合、安心感から短期的にポジティブな反応が見込ま れるが「CPIの水準としては依然として高く、株高反応の持続力は不透明」(別の国内 証券)との見方も聞かれる。 議長のパウエル氏をはじめ、米連邦準備理事会(FRB)高官らは先行きの利上げペ ースは「データ次第」と繰り返しており「先に発表された堅調な雇用統計と併せて考えれ ば、タカ派FRBの継続が引き続き意識されやすい」(同)という。 <12:50> 日経平均は弱もち合い、一段と見送りムード 好決算銘柄が下支え 後場に入ってからも日経平均は軟調。2万7800円を挟んで推移し、弱もち合いと なっている。休日を前にして一段と見送りムードが強くなった。 市場では「米CPIの発表を前に模様眺めだ。半導体関連株など厳しい動きをする銘 柄も多いが、好決算銘柄を個別に買う動きには変化がなく、全体の相場を下支えしている 」(国内証券)との声が聞かれる。 <11:40> 前場の日経平均は反落、ナスダック安嫌気 米CPI前で模様眺め 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比232円89銭安の2万7767円0 7銭と続落した。米国株式市場でナスダックが安かったことを嫌気し、半導体関連株など が軟調に推移した。米消費者物価指数(CPI)の発表を控えた休日前とあって、模様眺 めムードが強い。 9日の米国株式市場はナスダック総合が下落。米半導体大手マイクロン・テ クノロジーが発表した軟調な業績見通しを受けて、半導体株やハイテク株が売られ た。こうした動きは日本株にも大きな影響を与えており、東京エレクトロンをは じめ国内半導体関連株の下げを促す要因になっている。 きょうも朝方から半導体関連株が軟調。相場全体を押し下げた。ただ、前日も東京エ レクのほか、ソフトバンクグループなど一部の指数寄与度が大きい銘柄の下げが きつかった割には「半導体をはじめグロース株の下落の影響は相場全体に波及していない ことから、底堅いと言っていいのではないか」(国内証券)との声が出ていた。 市場の関心は、米国時間に発表される米CPIに向いている。また、日本は10日が 祝祭日で週末は連休の谷間、旧盆休みも意識されるなど、商いが細る可能性が高いことか ら「CPI控えの休日前でポジション調整が活発化しそうだ」(野村証券・ストラテジス トの澤田麻希氏)との声も聞かれた。 内閣改造については「株価への影響は限定的」(澤田氏)との見方が多く、後場は閑 散となる中、引き続き決算に内容よる個別物色の動きが続きそうだ。 TOPIXは0.35%安で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆 3663億4400万円と細っている。東証33業種では、ゴム製品、電気機器、精密機 器などの下落が目立つ。個別では、東京エレクトロンやファーストリテイリング など指数寄与度が大きい銘柄が軟調。半面、住友林業など好決算を発表した銘柄 が物色されている。 プライム市場の騰落数は、値上がり731銘柄(39%)に対し、値下がりが101 5銘柄(55%)、変わらずが90銘柄(4%)だった。 <11:10> 日経平均は安値もみ合い、祝祭日前で徐々に見送りムード 日経平均は安値もみ合い。2万7800円台で推移している。米半導体関連株のネガ ティブな見方が気にされているものの「相場全体に波及している様子はない。足を引っ張 るセクターがある割には崩れない動きからすると、底堅いと言えるのではないか」(国内 証券)という。 売り一巡後は商いが細る傾向にあり、全体の動きも乏しくなってきた。米消費者物価 指数(CPI)の発表を控える上、明日は祝祭日とあって徐々に見送りムードが強くなっ ている。 <10:10> 日経平均は下げ渋り、好業績銘柄の物色が支え 日経平均は下げ渋り、前営業日比約140円安の2万7800円台半ばで推移してい る。値がさのハイテク株や半導体関連株の下落が目立っているが、下げ幅がどんどん拡大 する動きにはなっていない。市場では「相場全体に売りが波及する動きにはなっておらず 、底堅さも確認できる」(国内証券)との指摘が聞かれ、好業績銘柄の物色が支えになっ ているという。 TOPIXは前営業日比0.1%安と日経平均ほど下落幅が大きくなく、「日本株の 環境はそこまで悪くないのではないか」(別の国内証券)との見方も出ていた。 <09:06> 寄り付きの日経平均は続落、値がさ株軟調で相場の重し 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比44円85銭安の2万7955円 11銭と、続落してスタートした。徐々に下げ足が加速し、前営業日比200円超安とな っている。前日の米国株安の流れを受けて幅広い業種で売りが先行し、特に指数寄与度の 大きいハイテク株が軟調で、相場の重しとなっている。 個別ではソフトバンクグループ、ファーストリテイリング、アドバ ンテスト、東京エレクトロンなどの下落が目立つ。 業種別では、石油・石炭製品、銀行業、電気・ガス業が堅調な反面、精密機器、金属 製品、電気機器は軟調に推移している。 <08:21> 寄り前の板状況、あすか製薬HDは買い優勢 メドピアは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 あすか製薬HLDG 26% 1,46 1,46 1,46 1,16 5 4 5 5 2 理研計器 18% 4,59 4,59 4,59 3,89 5 5 5 5 3 フォーバル 17% 1,04 1,04 1,04 891 1 1 1 4 新田ゼラチン 16% 707 707 707 607 5 ワールドHLDG 13% 2,75 2,75 2,75 2,43 6 5 6 8 6 淀川製鋼所 12% 2,72 2,72 2,72 2,43 1 0 1 0 7 LITALICO 12% 3,39 3,39 3,40 3,03 8 5 0 5 8 東プレ 11% 1,14 1,14 1,14 1,03 9 9 9 5 9 住友林業 10% 2,28 2,28 2,28 2,07 1 0 1 4 10 ロート製薬 9% 4,16 4,16 4,17 3,83 8 5 0 0 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 メドピア -24% 1,59 1,59 1,59 2,09 9 9 9 9 2 太平電業 -22% 2,49 2,49 2,49 3,19 5 5 5 5 3 メディパルHLDG -21% 1,52 1,52 1,52 1,92 5 5 5 5 4 OATアグリオ -14% 1,60 1,60 1,60 1,86 0 0 0 4 5 トレンドマイクロ -13% 7,45 7,45 7,46 8,58 5 0 0 0 6 ギークス -12% 806 805 806 915 7 デジタルハーツHLDG <3676. -11% 1,70 1,70 1,70 1,91 T> 3 2 3 0 8 朝日工業社 -10% 1,70 1,69 1,70 1,89 0 9 0 7 9 タカラトミー -10% 1,31 1,31 1,31 1,45 1 0 1 6 10 エレコム -9% 1,56 1,56 1,56 1,72 4 3 4 0 (
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