[東京 17日 ロイター] - <14:23> 日経平均は日中高値更新、値がさ株が相場押し上げ 日経平均は後場も堅調に推移しており、日中高値を更新した。値がさ株が引き続き堅 調で、相場を押し上げている。米国のインフレや金融引き締めが今後は落ち着くとの思惑 から、グロース株の買い戻しも活発になっている。個別では、メルカリ、マネー フォワードなどがしっかり。 日経平均は2万9000円台をしっかり維持しており、底堅さがみられる。目先は年 初来高値の2万9388円16銭を超えられるかが注目され、「同水準を上抜ければ3万 円トライも視野に入る」(国内運用会社)との声が聞かれた。 <13:05> 日経平均は300円超高、ファーストリテが後場一段高 日経平均は、後場入り後もしっかりと推移して一時300円超高となった。ファース トリテイリングが後場に一段高となり、指数の押し上げに寄与した。 きょうは7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表が予定されている 。米連邦準備理事会(FRB)高官らは先行きの利上げについて「データ次第」と繰り返 しており「市場の関心は普段より薄い」(国内証券)という。 一方、経済指標として7月米小売売上高も発表される予定で「FRB高官の言うとこ ろのデータとなり、材料視される可能性がある」(別の国内証券)との声が聞かれる。 <11:51> 前場の日経平均は反発、好地合い継続し2万9000円を回復 7カ月半 ぶり 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比232円42銭高の2万9101円3 3銭と反発した。米国の金融引き締めに対する過度な懸念からのセンチメント改善が継続 し、2万9000円の大台を7カ月半ぶりに回復した。TOPIXも一時、7カ月ぶりに 2000ポイントを回復した。 日経平均は、反発して寄り付いた後も上げ幅を広げ、284円14銭高の2万915 3円05銭に上昇した。指数寄与度の高いファーストリテイリングが大幅高とな り連日の年初来高値を更新したほか、ソフトバンクグループもしっかりとなり、 指数を2銘柄で80円程度、押し上げた。 TOPIXグロース指数は0.57%高、同バリュー指数は0.97%高で、バリュ ー指数が優位の展開だった。前日の米国株式市場では、小売り大手の好決算を受けてダウ 工業株30種とS&P総合500種が上昇した一方、ハイテク株比率の高い ナスダック総合は小幅安で、東京市場でも値がさのハイテク株はまちまちだった 。 市場では「米株高基調が続く中、日経平均は(レジスタンスとなっていた)2万80 00円前半を上抜けて以来、ショートカバーやヘッジの動きが継続している。様子を見て いた弱気の投資家も買いに動いているようだ」(ピクテ・ジャパンの糸島孝俊ストラテジ スト)との声が出ていた。 TOPIXは0.78%高の1997.35ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆4192億1700万円だった。東証33業種では、値上がり はその他製品や海運業、非鉄金属など30業種で、値下がりは鉱業や医薬品、陸運業の3 業種だった。 トヨタ自動車が堅調だったほか、ソニーグループが大幅高と、主力 株は強い銘柄が目立った。東京電力HLDGも大幅高。一方、東京エレクトロン やファナック、オムロンは小安かった。 幅広く物色され、東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1324銘柄(72%) 、値下がりは432銘柄(23%)、変わらずは81銘柄(4%)だった。 <10:58> 日経平均は伸び悩み、過熱感を警戒 下値の堅さも 日経平均は2万9100円付近で伸び悩んでいる。過去3営業日で1000円超上昇 し、過熱感が意識される中、「もう一段高はなかなか厳しい。スピード調整も警戒される ところ」(国内証券)との声が聞かれる。 一方、好地合い継続への思惑も根強い。「年初来高値(1月5日、2万9388円1 6銭)を狙う動き。板が薄い中、先物でまとまった買いが入ると値が飛びやすい」(別の 国内証券)との見方もある。 幅広く物色され、東証プライム市場の値上がり銘柄は74%となっている。値下がり は20%。東証33業種では、値上がりはその他製品や電気・ガス業、証券業など30業 種で、値下がりは鉱業、医薬品、陸運業の3業種。 <10:05> 日経平均は堅調を持続、TOPIXが1月以来の2000ポイント回復 日経平均は堅調を持続。米国の過度な金融引き締めに対する不安後退から、センチメ ントの改善が顕著となっており、2万9000円を回復した後も上値追いの展開となって いる。一方、TOPIXもしっかり。立ち会い時間中としては1月18日以来の2000 ポイント回復となった。 市場では「ナスダック安からグロース株はやや弱さが感じられ、物色面ではグロース 株が優勢となっている」(国内証券)との声が聞かれる。 個別では、ファーストリテイリングが連日の年初来高値更新。中国四川省成 都にある工場の稼働が20日まで停止となったトヨタ自動車も、悪材料が出たの にも関わらず堅調な展開となっている。 <09:05> 日経平均は反発、好地合い引き継ぎ2万9000円を回復 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比83円74銭高の2万8952円 65銭と、反発してスタート。前日までの好地合いを引き継ぐ形で、その後1月6日以来 となる2万9000円を回復した。 半導体関連などグロース株の一角が小安いものの、幅広く物色されており、全体の底 上げが進む格好となっている。 市場では「インフレ警戒が和らいだ中で、米ウォルマートの好決算が景気の底堅さを 示したことが好感された」(国内証券)との声も聞かれた。 <08:20> 寄り前の板状況、ハイマックスは買い優勢 ニッコンは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 ハイマックス 22% 1,660 1,660 1,660 1,360 2 アイスタイル 21% 453 453 453 373 3 ヤクルト本社 18% 9,940 9,940 9,940 8,440 4 東名 8% 1,083 1,083 1,083 1,007 5 河合楽器製作所 5% 2,887 2,887 2,887 2,738 6 マクロミル 5% 1,181 1,180 1,181 1,127 7 ジャフコ グループ 4% 2,487 2,486 2,487 2,380 8 東映 4% 19,495 19,490 19,500 18,690 9 ダイヤモンドエレクトリックHD <66 4% 1,487 1,486 1,487 1,426 99.T> 10 シュッピン 4% 1,322 1,321 1,322 1,268 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 ニッコンHLDG -21% 1,898 1,898 1,898 2,398 2 栗田工業 -18% 4,670 4,670 4,670 5,670 3 アインHLDG -15% 6,605 6,600 6,610 7,770 4 モリト -10% 671 670 671 745 5 東亜道路工業 -8% 5,420 5,420 5,420 5,860 6 ギフティ -7% 1,853 1,852 1,853 1,997 7 ファーマフーズ -5% 1,403 1,402 1,403 1,473 8 CKサンエツ -5% 4,050 4,050 4,050 4,250 9 関西ペイント -5% 2,179 2,178 2,179 2,282 10 ミロク情報サービス -4% 1,457 1,457 1,457 1,520 (
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