[東京 18日 ロイター] - <13:02> 日経平均は下げ渋り、材料難で方向感乏しい 後場に入り、日経平均は下げ渋る展開となっている。前営業日比260円安の2万8 900円台半ばで推移している。前場に引き続き、値がさのグロース(成長)株の下落が 目立つが、新規材料に乏しく明確な方向感はみられていない。 目先は9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目される。ただ、「FOMCま では材料難で、それまで日経平均は2万7500円―2万9500円のレンジでもみ合う 値動きになるとみている」(国内証券)との指摘が聞かれた。 <11:47> 前場の日経平均は反落、利益確定売り優勢 値がさ株軟調 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比238円21銭安の2万8984円5 6銭と、反落した。前日の米株安の流れを引き継ぎ、日本株市場でも利益確定売りが優勢 となった。前日堅調に推移した値がさのグロース(成長)株を中心に売りが出て、日経平 均は節目の2万9000円を割り込んだ。 日本株は朝方から軟調にスタートし、一時、前営業日比370円安の2万8846円 52銭まで下落した。前日の米株市場でナスダック総合の下落が大きかったことを受け、 指数寄与度の大きいグロース(成長)株や半導体関連株が値下がりした。セクター別では 精密機器、空運業、輸送用機器などの下落が目立った。 ただ、日経平均は下げ幅がどんどん広がる展開にはならず、「底堅さも確認される」 (三井住友DSアセットマネジメントのチーフマーケットストラテジスト・市川雅浩氏) との声が聞かれた。市川氏は、短期的な調整をこなした後は「米株も戻り調子になれば、 日経平均も上方向を試す流れになるとみている」と話し、年初来高値(2万9388円1 6銭)をトライする展開を見込んでいるという。 また、日本は海外に比べて経済回復が遅れている分、「リオープン(経済再開)関連 など伸びしろも大きい」(国内証券)との意見もあり、目先の日本株は底堅さを維持する のではないか、との見方も聞かれた。 TOPIXは0.72%安の1992.50ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆2040億9900万円だった。東証33業種では、値上がり は鉱業、その他製品、繊維業など7業種で、値下がりは精密機器、空運業、輸送用機器な ど26業種だった。 個別では、アイスタイル、ヴィア・ホールディングスが堅調に推移 した。一方、トヨタ自動車やスズキ、ホンダなど、自動車株は 売られた。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが418銘柄(22%)、値下がりは135 1銘柄(73%)、変わらずは69銘柄(3%)だった。 <11:05> 日経平均は軟調、値がさ株下落が重し 日経平均は軟調で、前営業日比約260円安の2万8900円台半ばで推移している 。前日に買われていた値がさ株を中心に売りが広がり、相場の重しとなっている。個別で は、ファーストリテイリング、東京エレクトロンがそれぞれ1%超下落 している。 一方、市場では「日経平均は下げ幅を拡大する動きはみられず、底堅さも確認されて いる」(国内運用会社)との指摘が聞かれる。短期的な調整をこなした後は、「再び年初 来高値(2万9388円16銭)を試す展開になるのではないか」(同)という。 東証33業種では、値上がりは鉱業、その他製品、鉄鋼など7業種で、値下がりは精 密機器、輸送用機器、パルプ・紙など26業種となっている。 <10:05> 日経平均は安値もみ合い、目先は5日線の攻防を意識 日経平均は2万8900円前半を軸に安値もみ合いとなっている。安く寄り付いた後 、やや下げ幅を縮小する場面があったが再び下げ幅を拡大するなど上値は重い。一方、株 価の先高期待は根強く、押し目買いが下値を支えている。 5日移動平均線が2万8890円付近を通っており「目先は5日線を巡る攻防になり そうだ」(国内証券)との声が聞かれる。 ハイテク株やグロース(成長)株など幅広く売られ、値下がり銘柄は東証プライム市 場の約8割となっている。一方、前日の米国市場での原油高を受けて鉱業はしっかり。石 油・石炭製品も小高い。 <09:05> 日経平均は反落スタート、過熱感から利益確定売り 米株安が重し 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比265円37銭安の2万8957 円40銭と、反落してスタートした。前日の米株安を嫌気する形で利益確定売りが先行し 、心理的節目2万9000円を割り込んだ。4営業日で約1400円上昇しており、短期 的な過熱感も重しとなっている。寄り付き後、300円超安に下げ幅を拡げている。 主力株はトヨタ自動車やソニーグループなど軟調な銘柄が目立つ。 東京エレクトロンなど半導体関連やリクルートHLDGは大幅安。指数 寄与度の高いファーストリテイリング、ソフトバンクグループは小安い 。一方、INPEXは小じっかり。 <08:24> 寄り前の板状況、アイスタイルが買い優勢 日産化学は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 アイスタイル 71% 773 773 773 453 2 リブセンス 24% 407 406 407 327 3 ヴィアHLDG 14% 160 159 160 140 4 トモニHLDG 9% 351 350 351 323 5 愛知製鋼 7% 2,29 2,29 2,29 2,13 5 4 5 7 6 クロスキャット 6% 1,30 1,29 1,30 1,22 0 9 0 8 7 四国化成工業 5% 1,33 1,33 1,33 1,27 5 4 5 3 8 メイテック 5% 2,65 2,64 2,65 2,53 0 9 0 1 9 レアジョブ 4% 707 706 707 677 10 フィールズ 4% 1,38 1,38 1,38 1,32 5 5 5 8 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 日産化学 -20% 5,90 5,90 5,90 7,40 0 0 0 0 2 GMOインターネット -18% 2,31 2,31 2,31 2,81 2 2 2 2 3 テルモ -11% 4,20 4,20 4,20 4,72 1 0 1 4 4 日本紙パルプ商事 -8% 4,11 4,11 4,11 4,44 0 0 0 5 5 オークマ -7% 5,08 5,08 5,08 5,47 0 0 0 0 6 コナミグループ -7% 7,00 7,00 7,01 7,53 5 0 0 0 7 横河電機 -6% 2,26 2,26 2,26 2,40 0 0 0 5 8 東建コーポレーション -6% 8,79 8,79 8,80 9,34 5 0 0 0 9 日清製粉グループ本社 -6% 1,53 1,53 1,53 1,63 8 7 8 1 10 電算システムHLDG -6% 2,35 2,35 2,35 2,49 6 5 6 8 (
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