[東京 22日 ロイター] - <15:05> マザーズ総合が続落、米大型ハイテク株の下落でムード悪化 新興株式市場は、マザーズ総合は2.02%安の733.26ポイントと続落。東証 グロース市場指数は前営業日比2.02%安の932.50ポイントで大引けた。市場で は「米株で大型ハイテク株が下落したことがムードを悪化させ、利益確定売りが先行する 動きとなった」(国内証券)との声が聞かれた。 個別では、イーディーピーが大幅安となったほか、Appier Grou p、JTOWERなどがさえない。半面、そーせいグループが 続伸し、アクリートは商いを伴って上値を追い連日のストップ高となった。 <13:55> 後場は弱もち合い、模様眺めムードで一進一退に 後場に入ってからの日経平均は弱もち合い。前場は売り一巡後にダイナミックな戻り を演じたものの、後場に入ってから一転して模様眺めになった。2万8700円台で一進 一退となっている。 市場では「基本的にはジャクソンホールが終了するまで、身動きが取れないというこ とだろう。夏休みシーズンが続いていることも見送りの要因になっているようだ」(国内 証券)との声が出ていた。 <11:45> 前場の日経平均は続落、値がさ株軟調 徐々に下げ幅は縮小 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比124円81銭安の2万8805円5 2銭と、3日続落した。前週末の米株安を嫌気して幅広い業種に売りが出たが、徐々に下 げ幅は縮小。市場では、中国人民銀行の金融緩和措置やドル/円の円安が支援材料になっ たとの声が聞かれた。 前週末の米株市場は主要3指数がそろって下落。特に大型ハイテク株の売りが目立ち 、きょうの日本株市場でも指数寄与度の大きいハイテク株が軟調に推移した。日経平均は 朝方弱い地合いとなり、一時、340円安の2万8586円36銭まで下落した。 ただ、中国人民銀行(中央銀行)が22日、銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金 利(ローンプライムレート、LPR)を引き下げたと伝わると、日経平均は徐々に下げ幅 を縮めた。 中国人民銀行の金融緩和措置は事前に想定されていたものの、市場では「中国景気の もたつきが意識される中での金融緩和措置で、投資家心理の改善につながったようだ」( 国内証券)との見方が聞かれた。 また、米長期金利が再び上昇傾向となり値がさ株の重しとなっている反面、ドル/円 は円安基調が続き、「強弱材料が交錯する中で日本株は動きにくくなっている」(いちよ し証券の銘柄情報課課長・及川敬司氏)との指摘も出ていた。及川氏は目先の日経平均に ついて、「材料に乏しく買い上がっていくのは難しいとみるが、2万9000円台で値固 めできるかが注目される」と話した。 TOPIXは0.18%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆1195 億9700万円。東証33業種では、鉱業、石油・石炭製品、医薬品など14業種が値上 がり。サービス業、非鉄金属、電気機器など19業種は値下がりした。 個別では、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、ファナッ クなどの値がさ株が軟調に推移した。反面、ホンダやパナソニック ホ ールディングスは底堅い。 東証1部の騰落数は、値上がりが720銘柄(39%)、値下がりが1034銘柄( 56%)、変わらずが84銘柄(4%)だった。 <11:02> 日経平均は下げ幅縮小、中国人民銀の金融緩和措置を材料視 日経平均は下げ幅を縮小し、前営業日比約160円安の2万8700円台半ばで推移 している。中国人民銀行(中央銀行)は22日、銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金 利(ローンプライムレート、LPR)を引き下げ、「日本株を下支えする要因になったの ではないか」(国内証券)との声が聞かれる。物色動向としては、東京エレクトロン<803 5.T>、ファーストリテイリングなどの値がさ株が引き続き軟調だが、朝方に比べ て下げ幅を縮めている。 東証33業種では、鉱業、石油・石炭製品、医薬品など13業種が値上がり。一方、 サービス業、電気機器、非鉄金属など20業種は値下がりとなっている。 <10:15> 日経平均は軟調、米長期金利上昇が重し 日経平均は軟調に推移し、前営業日比約240円安の2万8600円台後半で推移し ている。日本株は下げ幅がどんどん拡大するような動きにはなっていないが、指数寄与度 の大きい銘柄の下げが目立ち、相場の重しとなっている。 市場では「米長期金利が再び上昇傾向になっており、値がさ株の売りにつながってい る」(国内証券)との声が聞かれる。時間外取引で米10年債利回りは3%台に上昇して おり、「目先の米長期金利が3%程度で上げ止まるかが注目される」(同)との指摘も出 ていた。 <09:05> 寄り付きの日経平均は続落、米株安を嫌気 幅広い業種に売り 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比276円26銭安の2万8654 円07銭と、続落してスタートした。寄り付き後も下げ幅を拡大し、300円超安となっ ている。前週末の米株安を嫌気して幅広い業種に売りが出ている。また、値がさ株の下落 が日経平均の押し下げに寄与し、個別ではファーストリテイリング、ソフトバン クグループがそれぞれ1%超安、東京エレクトロンは2%安で推移して いる。 東証33業種では、鉱業、石油・石炭製品、銀行業の3業種は値上がりしている反面 、30業種は値下がり。海運業、電気機器などの下げが目立っている。 <08:20> 寄り前の板状況、ニッコンは買い優勢 ネクソンは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 ニッコンHLDG 21% 2,898 2,898 2,898 2,398 2 高砂熱学工業 8% 1,780 1,779 1,780 1,654 3 丸全昭和運輸 7% 3,435 3,435 3,435 3,220 4 扶桑薬品工業 5% 2,200 2,199 2,200 2,101 5 椿本チエイン 4% 3,298 3,295 3,300 3,165 6 シンプレクス・HLDG 4% 2,245 2,244 2,245 2,157 7 ビーロット 4% 569 569 569 547 8 東亜建設工業 4% 2,500 2,499 2,500 2,406 9 戸田建設 4% 724 723 724 699 10 三井海洋開発 3% 1,499 1,499 1,499 1,450 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 ネクソン -17% 2,409 2,409 2,409 2,909 2 東亜道路工業 -17% 4,940 4,940 4,940 5,940 3 スタンレー電気 -9% 2,376 2,375 2,376 2,620 4 富士石油 -7% 355 354 355 382 5 クレディセゾン -7% 1,631 1,630 1,631 1,753 6 パイロットコーポレーション <784 -7% 4,853 4,850 4,855 5,200 6.T> 7 パーソルHLDG -6% 2,701 2,700 2,701 2,887 8 ADEKA -6% 2,251 2,250 2,251 2,399 9 セコム -6% 8,720 8,720 8,720 9,237 10 カカクコム -5% 2,451 2,450 2,451 2,588 (
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」