[東京 1日 ロイター] - <15:51> 日経平均・日足は「小陰線」、200日線がサポートになるか注目 日経平均・日足は上下に短いヒゲを伴う「小陰線」。買い手の心理としては、失望感 の中、気迷いを示唆している。終値は2万7661円47銭だった。5日移動平均線(2 万8093円78銭=1日)や10日線(2万8343円90銭=同)が角度を付けて下 向きになっていることから、目先は弱気な相場展開が続くとみられている。 市場では「200日線(2万7501円87銭=同)が当面の下値支持線となるか注 目される」(国内証券)との声が聞かれ、短期的には心理的節目の2万7500円を維持 できるかどうかが焦点になりそうだ。 <15:25> 新興株はマザーズが反落、好需給のIPO銘柄に買い 新興株式市場は、マザーズ総合が前営業日比1.78%安の728.90ポイントと 反落した。東証グロース市場指数は、前営業日比1.78%安の926.80ポイントで 取引を終えた。 米金融引き締めや景気後退懸念で新興株市場も軟調に推移したが、「グローバル景気 の悪化による影響が相対的に少ない」(国内証券)との見方から、大きく売り込まれる展 開にはならなかった。「好需給のIPO(新規株式公開)銘柄を中心に買いが入った」( 同)との声も聞かれた。 個別では、メンタルヘルステクノロジーズ、プレイド、セルソース がしっかり。反面、ブロードエンタープライズ、メディア工房 、地域新聞社が値下がりした。 <13:57> 日経平均は後場軟調、悪材料重なり売り圧力強まる 後場の日経平均は軟調な地合いが続き、前営業日比約440円安の2万7600円台 半ばで推移している。一時、下げ幅は500円を超える場面もあった。前場に引き続き、 値がさ株の下落が相場の重しとなっている。市場では「米金融引き締めへの警戒や米中対 立など、株式市場にとってネガティブな材料が重なり、売り圧力が強まっている」(国内 証券)との声が聞かれる。 ドル/円相場は139円半ばと円安傾向が続いているものの、「株価を下支えはする が買い上がる材料にはならない」(国内信託銀行)との指摘もあった。 <12:50> 日経平均は安値もみ合い、200日線維持なら「レンジ切り上がり」 の見方 日経平均は2万7600円台前半の安値圏でのもみ合いとなっている。米株先物の軟 調な推移が引き続き相場の重しになっている。東京エレクトロンやアドバンテス トが前引け時点に比べて安い一方、ソフトバンクグループは下げ幅を縮 めている。 2万7500円付近を200日移動平均線が通っており、市場では「この水準を維持 できるかどうかが目先のポイント」(国内証券)との声が出ている。 日経平均は春先から7月にかけて2万6000円─2万8000円のレンジを中心に 推移。今年は200日線付近で上値を抑えられる展開が続いていたが、7月20日に上抜 けてからは同線の上方で推移していた。8月半ばには一時2万9000円を回復した。 市場では「2万8000円での値固めはひとまず難しかったものの、200日線をサ ポートに下げ止まれば、レンジの切り上がりが意識されそうだ」(国内運用会社)との見 方が聞かれた。 <11:45> 前場の日経平均は続落、400円超安 米引き締めや景気後退を懸念 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比418円39銭安の2万7673円1 4銭と、続落した。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの継続や景気後退へ の懸念から米株安となった流れが波及して幅広く売られ、400円超安となった。 日経平均は米株安を嫌気する形で安く始まった後も、下げ幅を拡大した。一時、48 5円31銭安の2万7606円22銭に下落した。時間外取引の米株先物の軟調な推移が 投資家心理の重しになった。 輸送用機器や電気機器、鉱業、海運など景気敏感株の下げが目立った。東証33業種 のうち31業種が値下がりし、東証プライム市場の値下がり銘柄は8割超と幅広く売られ た。 値がさ株の下げが指数の重しになった。寄与度の大きいファーストリテイリング<998 3.T>やソフトバンクグループが軟調だったほか、半導体関連や電子部品の一角が 大幅安となった。 市場では「一部投資家による月初のリバランスの影響もありそうだ」(しんきんアセ ットマネジメント投信の藤原直樹運用本部長)との見方も聞かれた。前場が安値となって 後場に崩れないようなら「需給は悪くないとの見方になるのではないか」(藤原氏)とい う。 TOPIXは1.22%安の1939.25ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆3186億5800万円だった。東証33業種では、値下がり は鉱業や海運業、卸売業など31業種で、値上がりは建設業と鉄鋼の2業種だった。 アドバンテストや日本電産が大幅安となったほか、トヨタ自動車<7 203.T>もさえなかった。一方、材料の出た銘柄が物色され、日本製鉄は堅調。K ADOKAWAや菱洋エレクトロは大幅高だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが216銘柄(11%)、値下がりは157 3銘柄(85%)、変わらずは47銘柄(2%)だった。 <10:58> 日経平均は400円超安、半導体関連の下落が重しに 日経平均は400円超安の水準で軟調な推移を継続している。東証33業種では、建 設業を除く32業種が下落している。輸送用機器や鉱業、海運など景気敏感セクターの下 落が目立つ。プライム市場の値下がり銘柄は87%となっている。 東京エレクトロンやアドバンテストなど値がさの半導体関連株が大 幅安となっており、2銘柄で指数を60円程度、押し下げている。ハイテク株比率の高い 米ナスダック総合の先物が時間外取引で軟調に推移し、半導体関連株の重しになっている 。 米半導体大手エヌビディアが、人工知能(AI)向けの主力半導体2種につ いて、中国への輸出を停止するよう米当局から命じられたと明らかになり「現時点で半導 体全体の成長に関連する話ではなさそうだが、エヌビディア株が時間外取引で大幅に下落 したことも材料視されているようだ」(国内証券)との声が聞かれた。 <10:00> 日経平均は下げ幅を拡大、米株先物の軟化を嫌気する動き 日経平均は下げ幅を拡大。2万7600円台まで下押しした。新たな買い材料が見当 たらない中、時間外取引で米株先物が軟化しており、米国株式に下げ止まる気配が感じな れないことが嫌気されている。 米株下落の背景には、金融引き締め懸念もさることながら、今後の景気悪化を織り込 んでいるとの見方があり、日本株でも業種別株価指数をみると、景気敏感セクターに値下 がりが目立つ。 市場では「きょうは前日のように2万8000円まで戻るのは難しいだろう。下値の 目安としては2万7500円前後に位置する200日移動平均線が注目される」(国内証 券)との声が聞かれた。 <09:10> 日経平均は続落、米株安受け売り優勢 直近安値更新後は下げ渋る 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比294円53銭安の2万7797 円00銭と、続落した。前日の米国株式の下げを受けて、売り優勢で始まった。下値の目 安として意識されていた8月29日の直近安値2万7788円12銭を下回ったものの、 その後は下げ渋っている。 外為市場でドル/円は直近高値の139.38円を上回り、約24年ぶりのドル高/ 円安水準まで上昇したことで、輸出関連株が底堅さを増すとの見方も出ていた。 個別では、東京エレクトロンなど半導体関連株が軟調となった半面、日本製 鉄など鉄鋼株が高い。 <08:20> 寄り前の板状況、サカイ引越は買い優勢 カナデンは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落率 MID気 買気配 売気配 終値 配 1 サカイ引越センター 15% 5,310 5,310 5,310 4,605 2 共同印刷 10% 2,660 2,659 2,660 2,411 3 リズム 7% 1,520 1,520 1,520 1,416 4 広済堂HLDG 5% 1,268 1,267 1,268 1,202 5 レアジョブ 5% 744 743 744 706 6 菱洋エレクトロ 5% 2,400 2,399 2,400 2,279 7 ステップ 5% 1,900 1,899 1,900 1,815 8 萩原工業 4% 1,156 1,155 1,156 1,107 9 ライク 4% 2,349 2,349 2,349 2,252 10 CIJ 4% 813 812 813 779 売り優勢 銘柄名 騰落率 MID気 買気配 売気配 終値 配 1 カナデン -28% 763 763 763 1,063 2 シュッピン -24% 951 950 951 1,250 3 コーセー -23% 10,240 10,240 10,240 13,240 4 テクノプロHLDG -22% 2,460 2,460 2,460 3,160 5 メディパルHLDG -21% 1,507 1,507 1,507 1,907 6 ネクソン -18% 2,289 2,289 2,289 2,789 7 パーソルHLDG -18% 2,320 2,320 2,320 2,820 8 アズビル -14% 3,443 3,440 3,445 3,990 9 日本酸素HD -12% 2,251 2,250 2,251 2,544 10 ニホンフラッシュ -11% 851 851 851 951 (
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