[東京 2日 ロイター] - <15:55> 日経平均・日足は「小陰線」、200日線の攻防 チャートは正念場 日経平均・日足は上下に短いヒゲを伴う「小陰線」。前日と同じパターン、値幅も大 きく変わらず、引き続き弱気を示す足取りとなった。ただ、200日移動平均線(2万7 493円69銭=2日)に若干距離を残す形で踏み止まり、当面が200日線がこのまま 支持線として機能するか否かが注目点で、これを巡る攻防戦となる可能性がある。 同線を下回らずに反転した場合、2万7500円前後の水準は7月後半から8月前半 にかけてもみ合ったレンジの下限にあたり、この水準が下値の目安として強力なものにな りそうだ。反対に割り込んだ場合は、調整が長期化する可能性が生じる。その意味で、こ こは正念場と言えよう。 <15:05> 新興株はマザーズが続落、米雇用統計の発表を控え見送り気分 新興株式市場は、マザーズ総合が前営業日比1.49%安の718.03ポイントと 続落した。東証グロース市場指数は、前営業日比1.50%安の912.94ポイントで 大引け。市場では「プライム市場と同様、米雇用統計の発表を控え、見送り気分が支配し た」(国内証券)との声が聞かれる。 個別では、メンタルヘルステクノロジーズが急反落したほか、M&A総合研 究所も大幅安。セルソースもさえない。半面、地域新聞社が急 反騰し、プレイドがストップ高に買われた。 <14:20> 日経平均は一進一退、200日平均線を支持線として意識 日経平均は前日比小幅安の水準で一進一退。日本時間で今晩発表される米雇用統計を 見極めたいとのムードが強く、模様眺めとなっている。商いも細った状態だ。 市場では「雇用統計の発表後、週明けに2万7500円前後に位置する200日移動 平均線が支持線として機能するかどうかが注目されている。きょうはこれが意識され、時 価水準より下値に振れない動きとなった」(国内証券)との声が聞かれた。 <13:01> 後場の日経平均は小動き、様子見姿勢強まる 後場に入り、日経平均は前日の終値近辺で小動きとなっている。前場に比べて半導体 関連株の下落幅が縮小し日経平均の下げ幅も縮まったが、買い上がっていく動きにはなっ ていない。米雇用統計の公表を控え様子見姿勢が強まり、「後場は動意に乏しい展開が続 きそうだ」(国内証券)という。 目先の日経平均は、心理的節目の2万7500円を維持できるかが注目されるという 。仮に同水準を下回った場合は「2万7300円近辺が下値めどとして意識されそうだ」 (同)との声が聞かれた。 <11:45> 前場の日経平均は3日続落、週末前の手じまい売り優勢 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比57円10銭安の2万7604円37 銭と、3日続落した。寄り付きは反発してスタートしたものの、週末を控えて手じまい売 りが優勢になり、軟調な展開となった。米金融引き締めによる景気後退懸念や、中国での 新型コロナウイルスの感染再拡大も相場の重しとなっている。 日経平均は朝方、買い戻し先行で反発したが、徐々に値を消してマイナス圏に沈んだ 。指数寄与度の大きい半導体関連株や輸出株が値下がりし、相場を押し下げた。日経平均 は一時、前営業日比90円安の2万7570円74銭の安値を付けた。一方、内需型のリ オープン(経済再開)銘柄はしっかりで、百貨店株の上昇が目立った。 今晩は米国で雇用統計の公表を控え、手掛けにくさも意識されているという。足元の マーケットは、米経済統計で良好な結果が確認されても、米金融引き締め加速懸念につな がり、株価が下落する場合が多くなっている。SBIアセットマネジメントの運用部マネ ジャー・関邦仁氏は「やや市場が敏感に反応し過ぎている面もある」と指摘する一方、「 このまま米株が下げ止まらなければ、日経平均は2万7000円を割り込む展開も考えら れる」と話した。 ドル/円相場は140円近辺と円安傾向が強まっているが、「中国の新型コロナの感 染再拡大や米金融引き締めへの警戒感は強く、円安は株価の下支え程度に過ぎない」(国 内証券)との意見が出ていた。 TOPIXは0.49%安の1926.05ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆2169億4600万円だった。東証33業種では、保険業、 パルプ・紙、海運業など5業種が値上がり。鉱業、石油・石炭製品、鉄鋼など28業種は 値下がりした。 個別では、ダイオーズが14%高と堅調。同社はMBO(経営陣が参加する 買収)を実施すると1日に発表し、手掛かり材料になった。 エイチ・ツー・オー リテイリング、三越伊勢丹ホールディングス など百貨店株もしっかりだった。一方、主力のトヨタ自動車、ソニーグループ<6 758.T>、ソフトバンクグループはさえない。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが457銘柄(24%)、値下がりが130 2銘柄(70%)、変わらずが78銘柄(4%)だった。 <11:08> 日経平均は小幅安の水準でもみ合い、週末控え利益確定も 日経平均は小幅安の水準でもみ合いとなっている。一時、再びプラス圏に浮上する場 面もあったが騰勢は続かなかった。輸出株や半導体関連株が値下がりし、相場の重しとな っている。市場では、「週末を控えて利益確定売りが優勢のようだ」(国内運用会社)と の声が聞かれる。 今晩は米国で8月の雇用統計が公表予定となっており、見送りムードも広がっている という。「足元のマーケットは、米指標の結果が良くても、米連邦準備理事会(FRB) 金融引き締め加速懸念につながり株価が下落する場合が多く、積極的に買える状況ではな い」(同)との指摘が出ていた。 業種別では、小売業、保険業、海運業などがしっかりとなっている一方、鉱業、鉄鋼 、石油・石炭製品などはさえない。 <10:15> 日経平均は小安い、輸出株さえない 円安は上値追い燃料にならず 日経平均は小安い水準での推移となっている。朝方に小高かった東京エレクトロン<8 035.T>など値がさの半導体関連株はマイナスに沈み、指数の支援から一転、重しになって いる。 ドル高/円安が輸出関連の支援になるとの見方もあったが、足元ではトヨタ自動車<7 203.T>などは小安い水準で推移している。「米国と中国の景気後退懸念が相場の重しとな っており、円安は下支え程度にとどまり上値を追う材料にまではなっていない」(野村証 券の澤田麻希ストラテジスト)との声が聞かれる。 米国では金融引き締めで、中国では新型コロナウイルスの感染拡大を受けた複数都市 での封鎖(ロックダウン)で、それぞれ景気減速への警戒感がくすぶっている。 米中の景気減速懸念などで前日の米市場ではWTI原油先物が下落しており、INP EXなどの鉱業や石油・石炭製品の下げが目立っている。 <09:06> 日経平均は反発スタート、買い戻し先行 上値重く一時マイナス転 換 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比94円13銭高の2万7755円 60銭と、反発してスタートした。前日の米国株はまちまちだったが、引けにかけて買い 戻されており、日本株も買い戻しが先行した。ただ、その後は、短時間で上げ幅を縮小し 、一時マイナスに転換するなど上値は重い。 主力株はトヨタ自動車やソニーグループが小安い。半導体関連は東 京エレクトロンも小安い。指数寄与度の大きいファーストリテイリング はしっかり。ソフトバンクグループは小高い。 <08:22> 寄り前の板状況、ダイオーズが買い優勢 ビューティガレージは売 り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 ダイオーズ 18% 1,55 1,54 1,55 1,31 0 9 0 0 2 S FOODS 17% 3,45 3,45 3,45 2,95 5 5 5 1 3 クリエイトSD HLDG <314 9% 3,37 3,37 3,38 3,08 8.T> 8 5 0 5 4 山形銀行 9% 1,01 1,01 1,01 934 9 8 9 5 オプテックスグループ 8% 2,18 2,18 2,18 2,02 8 7 8 2 6 スターティアHLDG 7% 1,07 1,06 1,07 1,00 0 9 0 3 7 アインHLDG 6% 8,29 8,29 8,30 7,82 5 0 0 0 8 CIJ 6% 815 814 815 769 9 日産化学 6% 7,27 7,27 7,28 6,88 5 0 0 0 10 秋田銀行 6% 1,75 1,74 1,75 1,65 0 9 0 6 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 ビューティガレージ -15% 2,50 2,50 2,50 2,94 1 0 1 2 2 オカムラ -7% 1,22 1,22 1,22 1,31 1 0 1 1 3 マークラインズ -6% 2,06 2,06 2,06 2,19 1 0 1 4 4 テクノプロHLDG -6% 2,95 2,95 2,95 3,13 1 0 1 5 5 ジャフコ グループ -6% 1,98 1,98 1,98 2,10 5 4 5 8 6 ミダックHLDG -5% 2,96 2,95 2,96 3,11 0 9 0 5 7 リログループ -5% 2,15 2,15 2,15 2,25 1 0 1 4 8 BIPROGY -4% 2,90 2,90 2,90 3,03 0 0 0 5 9 インテリジェント ウェイブ <4 -4% 850 850 850 889 847.T> 10 グローブライド -4% 2,54 2,54 2,54 2,64 1 0 1 6 (
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」