[東京 9日 ロイター] - <13:15> 日経平均は高値もみ合い、25日移動平均線を節目として意識 日経平均は高値もみ合いとなっている。週末とあって一段と見送りムードが強くなっ てきた。テクニカル面では、2万8200円台に位置する25日移動平均線が節目として 意識され、ここをクリアするのはかなりのエネルギーを要するという。 一方で、前日の反発によって、200日移動平均線が下値の支持線として意識される ようになり「目先は上値が25日線、下値が200日線となるレンジでの推移になるので はないか」(東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏)との声が聞か れた。 <11:45> 前場の日経平均は続伸、米株高受け好地合い維持 徐々に模様眺め 午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比154円42銭高の2万8219円7 0銭と続伸した。米株高を受けて好地合いを維持した。ただ、週末とあって時間の経過と ともに市場参加者が減り、徐々に模様眺めとなっている。 8日の米国株式市場は続伸。米国の金融引き締めが依然として懸念されていることに より、堅調な地合いにおいては銀行など金利上昇でメリットがある銘柄群やヘルスケアな どのディフェンシブ銘柄が上昇を主導する形となった。日本株も同様の流れとなり、銀行 株や薬品株などが買い優勢となっている。 日経平均は前日に2万8000円を回復した後も、底堅い展開となった。ただ「急速 な戻しを演じたことに加え、週末でポジション調整の売りが出やすい」(野村証券・スト ラテジストの澤田麻希氏)との声が聞かれ、堅調な地合いを維持しながらも前場中盤から 動きが乏しくなっている。 テクニカル面では、2万8200円台に位置している、再び上向いてきた25日移動 平均線を超えるかどうかに注目が集まる。「ここがテクニカル的には戻りの正念場になる 」(国内証券)との指摘もあった。 きょうは9月限日経平均先物・オプションの最終決済に関わる日経平均のSQ(特別 清算指数)の算出日で朝方はこれに絡んだ注文が買い優勢となり、市場筋の試算でSQ値 は2万8253円40銭となった。正式なSQ値は大引け後に大阪取引所から発表される 。 TOPIXは0.36%高で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆 9444億0700万円とSQ算出に絡んだ売買があり膨らんだ。東証33業種では、サ ービス業、海運業、医薬品などの上昇が目立つ。 個別では、ファーストリテイリングなど指数寄与度が大きい銘柄がしっかり となっているほか、日本郵船、塩野義製薬なども堅調。一方、主力輸出 関連株は高安まちまちとなり、三菱重工業がさえない。 プライム市場の騰落数は、値上がり1223銘柄(66%)に対し、値下がりが52 0銘柄(28%)、変わらずが94銘柄(5%)だった。 <10:55> 日経平均は強もち合い、週末で徐々に見送りムードに 日経平均は強もち合い。2万8100円台で推移し、2万8000円を固める動きと なっている。ただ、週末とあって積極的に売り買いする投資家が少ないようで、徐々に見 送りムードが広がってきた。 前日に急騰したうえ、週末事情があることから、ポジション調整の売りが出そうなも のの「時間外取引で米株先物が堅調に推移しており、崩れるような動きになっていない」 (国内証券)という。 個別では、主力銘柄は高安まちまちだが、SQ(特別清算指数)高となった後も、フ ァーストリテイリングなど指数寄与度が大きい銘柄がしっかりとなっている。 <10:12> 日経平均は底堅い、一時200円超高 医薬品株がしっかり 日経平均は底堅い展開で、前営業日比約130円高の2万8100円台後半で推移し ている。上げ幅は一時200円を超え、2万8286円02銭まで上昇する場面もみられ た。セクター別では、医薬品株が総じてしっかりで、昨日の米株市場ではヘルスケア関連 銘柄の上昇が目立ち、その流れを引き継いでいるようだ」(国内証券)との声が聞かれる 。 日経平均は心理的節目の2万8000円台を維持し、底堅さをみせている一方、「主 要国が金融引き締めを強化し、景気後退懸念が重しとなる中で、ポジション調整の売りも 出やすい環境」(同)との見方も出ている。きょうは週末を控えていることもあり、徐々 に上値の重さが意識されるのではないか、という。 <09:06> 寄り付きの日経平均は続伸、米株高を好感 値がさ株が堅調 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比139円43銭高の2万8204 円71銭と、続伸してスタートした。前日の米株高を好感する形で、幅広い業種で買いが 優勢となっている。値がさのハイテク株や半導体関連株がしっかりで、相場を押し上げて いる。 個別では、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、エムスリ ーなどが堅調に推移している。主力のトヨタ自動車、ソフトバンクグル ープ、任天堂は小じっかり。 業種別では、サービス業、その他製品、鉱業などの上昇が目立っている。一方、ゴム 製品、空運業などはさえない。 <08:20> 寄り前の板状況、京都銀は買い優勢 島精機製作所は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 京都銀行 19% 6,40 6,40 6,40 5,40 0 0 0 0 2 オロ 13% 1,79 1,78 1,79 1,58 0 9 0 6 3 コンコルディアFG 7% 476 475 476 445 4 ネクソン 7% 3,04 3,04 3,04 2,84 3 0 5 9 5 レアジョブ 7% 827 826 827 774 6 中国銀行 7% 985 984 985 922 7 三井住友トラストHLDG <830 7% 4,59 4,58 4,59 4,29 9.T> 0 9 0 9 8 紀陽銀行 7% 1,60 1,60 1,60 1,50 5 4 5 3 9 滋賀銀行 7% 2,65 2,64 2,65 2,48 0 9 0 2 10 日産化学 7% 7,51 7,51 7,52 7,04 5 0 0 0 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 島精機製作所 -20% 1,81 1,81 1,81 2,27 0 0 0 3 2 理想科学工業 -10% 2,21 2,21 2,21 2,45 1 0 1 6 3 第一工業製薬 -7% 2,01 2,01 2,01 2,16 2 2 2 8 4 ホギメディカル -7% 3,25 3,25 3,25 3,50 3 0 5 0 5 アズワン -7% 5,85 5,85 5,86 6,30 5 0 0 0 6 ニッパツ -7% 891 890 891 958 7 平和不動産 -7% 3,72 3,72 3,73 4,01 8 5 0 0 8 栗田工業 -7% 5,08 5,08 5,09 5,47 5 0 0 0 9 C&FロジHLDG -7% 1,17 1,16 1,17 1,25 0 9 0 8 10 トランコム -7% 7,20 7,20 7,21 7,75 5 0 0 0 (
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