[東京 13日 ロイター] - <15:34> 日経平均・日足は「小陽線」、5日線が10日線を上抜け 日経平均・日足は上下に短いヒゲを伴う「小陽線」。買い手の心理としては、上昇期 待感の中、気迷いを示している。終値は2万8614円63銭だった。 5日移動平均線(2万8173円41銭=13日)が10日線(2万7951円70 銭=同)を下から上に抜けて、「ゴールデンクロス」となっており、目先は上昇局面が見 込まれる。短期的には、心理的節目の2万9000円を回復できるかが焦点となりそうだ 。 <15:10> 新興株はマザーズが反落、利益確定売り優勢 新興株式市場は、マザーズ総合が0.06%安の753.48ポイントと反落した。 東証グロース市場指数は前営業日比0.05%安の958.10ポイントだった。マザー ズ総合は8月の高値(765.04ポイント)付近まで上昇したため、「利益確定売りが 優勢になったようだ」(国内証券)との声が聞かれた。 主要国で金融引き締めが加速する中、「グロース(成長)株を買う動きはなかなか継 続しづらく、積極的に上値を追う感じではない」(同)という。 個別では、スパイダープラス、スマレジ、旅工房が堅調に 推移した。反面、プレミアアンチエイジング、INCLUSIVE、東 京通信はさえない。 きょうグロース市場に新規上場したジャパニアスは公開価格を97.05% 上回る2010円で初値を付けた後、2416円で取引を終えた。 <13:20> 日経平均は小動き、米CPI無難なら短期的に株高の思惑も 日経平均は小動きとなっている。「米消費者物価指数(CPI)の発表を前に、手控 えムードが強まっている」(国内証券)という。午後の値幅は30円程度にとどまってい る。 米金融引き締めとそれによる景気後退懸念がくすぶる中、9月米連邦公開市場委員会 (FOMC)での0.75%利上げの織り込みは足元で約9割となっており「CPIが市 場予想から大きく乖離しなければ、市場の見立てに大きな変化はなさそうだ」(別の国内 証券)との見方が出ている。 CPIは前月比での鈍化が見込まれ、市場予想通りなら「安心感から短期的には買い が先行するのではないか」(同)との思惑が聞かれる。 一方、前年比では引き続き高水準が見込まれ「米連邦準備理事会(FRB)は容易に はタカ派姿勢を転換しそうにない」(国内運用会社)とみられており、イベント後に株高 になったとしても「持続力はあまりないのではないか」(同)との見方も聞かれる。 <11:44> 前場の日経平均は小幅続伸、米株高を好感 米CPIを前に上値限 定的 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比47円00銭高の2万8589円11 銭と、小幅に続伸した。前日の米株高を好感し、ハイテク株の一角がしっかりとなり指数 を支えた。一方、前日までに3連騰しており、米消費者物価指数(CPI)の発表を前に して利益確定売りに上値を抑えられた。 日経平均は小幅高で寄り付いた後、一時117円高に上値を伸ばした。ただ、買いが 一巡した後は伸び悩んだ。前日までの3日間で1100円超上昇しており、利益確定売り が重しになった。米CPIを見極めたいムードは強いという。 前日の米国市場では、先週に「iPhone14」など新製品を発表したアップル<A APL.O>が大幅高となっており、東京市場でも関連株とされる電子部品株がしっかりだった 。空運や陸運、旅行関連など経済再開(リオープン)銘柄の一角も引き続き物色された。 一方、ドル/円が前日の大引け時点に比べ円高方向となっており、先週の円安局面で 買われていた輸出株の一角は軟調だった。 新型コロナウイルスの水際対策がさらに緩和されれば「日本株再評価の余地が生まれ る」(水戸証券の酒井一チーフファンドマネージャー)と期待する声は多い。円安基調は 輸入コスト高などの悪影響もあるが「インバウンドが本格化するなら円安メリットが大き くなってくる」(酒井氏)との見方が聞かれた。 TOPIXは0.24%高の1984.97ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆2542億9300万円だった。東証33業種では、値上がり はその他製品や陸運業、空運業など26業種で、値下がりは精密機器や輸送用機器、保険 業など7業種だった。 個別では、新作ソフトの販売好調が伝わった任天堂が大幅高となった。TD Kは年初来高値を更新した。JR東海は大幅高だった。一方、SUBA RUが大幅安。ファナック、東京海上HLDGは軟調だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1013銘柄(55%)、値下がりは71 7銘柄(39%)、変わらずは107銘柄(5%)だった。 <11:05> 日経平均は伸び悩み、手掛かり欠き利益確定売りが重しに 日経平均は伸び悩んでいる。前日までの3連騰で1000円超上昇しており「米消費 者物価指数(CPI)の発表を前に手控えムードの中、特段の手掛かりもなく利益確定売 りが出やすい」(国内証券)との声が聞かれる。 ドル/円が前日の大引け時点に比べ円高方向に振れており輸出株の一角がさえない一 方、新型コロナウイルスの水際対策のさらなる緩和への期待から経済再開(リオープン) 関連が引き続き物色されている。 東証33業種では、値上がりはその他製品や陸運業、空運業など26業種で、値下が りは精密機器や輸送用機器、保険業など7業種となっている。 <10:05> 日経平均は強もち合い、アップル効果も 全体は徐々に様子見に 日経平均は強いもち合い。2万8600円台で推移している。米国株式の上昇を受け て、好地合いを継続した。物色面では、先週に「iPhone14」など新製品を発表し たアップルが大幅高となったことを受けて、電子部品株や半導体関連株がしっか りとなるなど「アップル効果も見逃せない」(国内証券)という。 一方、今晩に発表される米8月消費者物価指数(CPI)を見極めたいとの見方が広 がっており、一段と上値を追う気配は感じられずに、買い一巡後は伸び悩んだ。 市場では「連邦公開市場委員会(FOMC)を前に買い上がるのは難しい。今日はC PI待ちのために、様子見が進む可能性もある」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希 氏)との声が聞かれる。 <09:05> 日経平均は続伸、米株高を好感 CPI発表控え慎重な姿勢も 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比14円10銭高の2万8556円 21銭と、続伸。前日の米国株式市場が高かったことを好感し、堅調な始まりとなったも のの、今晩に米8月消費者物価指数(CPI)の発表を控えるため、上値追いに慎重な姿 勢も伺える。 個別では、ソニーグループが小じっかりとなる一方、トヨタ自動車 がさえないなど、主力銘柄は高安まちまち。東証33業種では、その他製品、鉱業、海運 業などの上昇が目立っている。 <08:25> 寄り前の板状況、鎌倉新書は買い優勢 シーアールイーは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 鎌倉新書 20% 886 885 886 736 2 アイ・ケイ・ケイHLDG <2198 16% 723 723 723 623 .T> 3 魚力 14% 2,520 2,519 2,520 2,205 4 日医工 11% 500 499 500 450 5 eBASE 7% 583 582 583 546 6 トルク 6% 245 244 245 230 7 HEROZ 6% 1,059 1,058 1,059 999 8 マースグループHLDG <6419.T 6% 1,699 1,698 1,699 1,604 > 9 ニチモウ 6% 2,710 2,710 2,710 2,560 10 東亞合成 5% 1,188 1,187 1,188 1,132 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 シーアールイー -22% 1,397 1,396 1,397 1,783 2 理想科学工業 -19% 2,024 2,024 2,024 2,492 3 シナネンHLDG -19% 3,060 3,060 3,060 3,760 4 朝日工業社 -13% 1,637 1,636 1,637 1,872 5 エフピコ -10% 3,068 3,065 3,070 3,405 6 サカイ引越センター -6% 4,508 4,505 4,510 4,820 7 日本電設工業 -6% 1,714 1,714 1,714 1,814 8 フジテック -5% 2,812 2,811 2,812 2,961 9 トビラシステムズ -4% 1,000 1,000 1,000 1,046 10 フクシマガリレイ -4% 3,500 3,500 3,500 3,660 (
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