[東京 21日 ロイター] - <15:50> 日経平均・日足は「小陰線」、200日線割り込み調整リスク 日経平均・日足は「小陰線」となった。終値は2万7313円13銭で約2カ月ぶり 安値。支持線とみられた75日移動平均線(2万7514円83銭=21日)や200日 線(2万7395円88銭=同)を終値で下回った。200日線をこのまま割り込んだ場 合、調整が長期化する恐れがあり、7月20日に開けた窓(7月19日高値は2万704 3円58銭)埋めが意識されそうだ。 <15:30> 新興株はマザーズが大幅続落、FOMCへの警戒感が重し 新興株式市場は、マザーズ総合が2.43%安の710.26ポイントと、大幅に3 日続落した。東証グロース市場指数は前営業日比2.43%安の903.03ポイント。 米長期金利が上昇基調にある上、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を日本時 間の明日未明に控え、投資家の慎重姿勢が強まった。 フリーが大幅安となり、年初来安値を更新した。JTOWERやビ ジョナル、ANYCOLORも大幅安だった。一方、BuySell Techは大幅高。インバウンドテックはストップ高で年初来高値を更 新し、キャンバスはストップ高水準となった。 <13:10> 後場の日経平均は軟調、イベント前で「買い手不在」との声 後場に入り日経平均は軟調に推移し、前営業日比約350円安の2万7300円台半 ばとなっている。前場引けに比べて下げ幅を縮小しているものの、全体的に弱い地合いが 続いている。米連邦公開市場委員会(FOMC)のほか、明日の日銀の金融政策決定会合 などイベントを控え、「買い手不在の中、さえない展開となっている」(国内運用会社) との声が聞かれる。 主力株が前場に引き続き軟調に推移し、市場では、イベント前の調整に加えて「国内 でも消費者物価の上昇がみられる中、この先消費が冷え込むのではいかとの懸念が(主力 株の)重しになっている」(同)との指摘が出ていた。 <11:45> 前場の日経平均は反落、ポジション調整で主力株に売り 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比379円76銭安の2万7308円6 6銭と、反落した。前日の米株安の流れを引き継ぎ、日経平均は軟調な値動きが続いた。 米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前にポジション調整の動きがみられ、主 力株や値がさのハイテク株の下落が目立った。 前日の米株市場では主要3指数がそろって下落し、日経平均も寄り付きから軟調とな った。一時、下げ幅を縮める場面もみられたが、主力株の売り圧力が強まり390円安ま で下げ幅が広がった。イベントを控えてポジション調整の売りが出たほか、米長期金利の 上昇を背景に値がさのハイテク株やグロース株、半導体関連株などが売られた。 全体的に売りが優勢となる中、海運業や保険業などはしっかりだったが、市場では「 循環的な売買で、セクターを通して大きな方向感はみられない」(国内証券)との声が聞 かれた。 日本時間の明日未明に結果が公表されるFOMCでは、75ベーシスポイント(bp )の利上げが織り込まれており、市場の一部では100bpの利上げを予想する見方もあ る。アイザワ証券の市場情報部情報二課・横山泰史氏は、「大方の予想通り75bpの利 上げが実施されれば、マーケットの波乱は避けられるのではないか」と話す。 足元の利上げ幅に加えて、「既に市場は次回以降の利上げに関心が移っている」とし 、先々の金融政策動向についてのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言が注目 されるという。 一方、100bpの利上げが決定された場合は、「市場にとってはタカ派サプライズ となり、一時的にショックが走る可能性がある」(別の国内証券)との声が聞かれた。た だ、今回公表されるドットチャート(FOMCメンバーの政策金利予想分布)が上方修正 されるなど、先々の金融引き締め動向に関する不透明感が和らげば、「市場の混乱は一時 的なものにとどまるのではないか」(同)との見方も示された。 TOPIXは1.28%安の1922.27ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆1333億9000万円だった。東証33業種では、海運業、 保険業、鉱業など4業種は値上がり。半面、輸送用機器、ガラス・土石業、空運業など2 9業種は値下がりした。 個別では、指数寄与度の大きいファーストリテイリング、ソフトバンクグル ープが軟調。KDDI、リクルートホールディングスが売られ たほか、東京エレクトロンも値下がり。 一方、ツルハホールディングスは3.9%高と逆行高。2022年6―8月 期の連結営業利益が前年同期比3.3%増の133億円になったと20日に発表し、市場 予想を上回ったことが手掛かりになった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが178銘柄(9%)、値下がりが1612 銘柄(87%)、変わらずが46銘柄(2%)だった。 <10:36> 日経平均は下げ幅拡大、主力株の売り圧力強まる 日経平均は下げ幅を拡大し、前営業日比約360円安の2万7300円台前半で推移 している。主力株の売りが一段と強まり、相場を押し下げている。また、米長期金利の上 昇を受けて値がさのハイテク株や半導体関連株が軟調な値動きとなっている。個別では、 トヨタ自動車が2%安、ダイキン工業が3%安と、いずれも朝方に比べ て下げ幅が拡大。 日本時間の明日未明に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、 ポジション調整の売りが出ているという。一方、「調整が一巡すれば、徐々に様子見姿勢 が強まるのではないか」(国内証券)との指摘も聞かれた。 東証33業種では、保険業、海運業以外の31業種が値下がり。空運業、輸送用機器 、電気・ガス業などが下落率上位に入っている。 <09:05> 寄り付きの日経平均は反落、米株安を嫌気 主力株が軟調 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比247円58銭安の2万7440 円84銭と、反落してスタートした。前日の米株安を嫌気する形で幅広い業種で売りが優 勢となっている。東証33業種では、海運業、保険業、鉱業など5業種は値上がり。一方 、28業種は値下がりで、電気・ガス業、ゴム製品、輸送用機器などの下落が目立ってい る。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング、ソフトバンクグループ<9984. T>は小幅安。主力のトヨタ自動車は1.7%安と軟調なほか、ダイキン工業<636 7.T>も2%超安とさえない。 <08:20> 寄り前の板状況、第一実業は買い優勢 日マイクロは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 第一実業 18% 4,545 4,545 4,545 3,845 2 栄研化学 15% 2,045 2,045 2,045 1,778 3 メイテック 9% 2,585 2,584 2,585 2,380 4 日東紡績 7% 2,640 2,639 2,640 2,467 5 イーエムシステムズ 7% 903 902 903 844 6 TSI HLDG 6% 446 445 446 420 7 ワイヤレスゲート 6% 300 299 300 283 8 不二越 5% 3,898 3,895 3,900 3,700 9 サーラコーポレーション <273 5% 792 792 792 753 4.T> 10 ミダックHLDG 5% 3,600 3,600 3,600 3,430 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 日本マイクロニクス -22% 1,061 1,061 1,061 1,361 2 ダブル・スコープ -20% 1,579 1,579 1,579 1,979 3 ネクソン -19% 2,074 2,074 2,074 2,574 4 パーソルHLDG -18% 2,283 2,283 2,283 2,783 5 京成電鉄 -17% 3,380 3,380 3,380 4,080 6 大氣社 -9% 3,003 3,000 3,005 3,315 7 シナネンHLDG -8% 3,445 3,125 3,765 3,745 8 HOYA -7% 13,473 13,470 13,475 14,485 9 ギフトHLDG -7% 3,503 3,500 3,505 3,760 10 東プレ -7% 1,151 1,150 1,151 1,234 (
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