[東京 22日 ロイター] - <12:36> 後場の日経平均は下げ幅縮小、「日銀会合結果は想定内」とも 後場に入り、日経平均はやや下げ幅を縮小している。前引け後に、日銀の金融政策決 定会合の結果が発表されたが、「政策の現状維持は想定内」(国内金融機関)との声が聞 かれた。 ドル/円相場は、決定会合の結果発表後に一時、145.40円近辺まで上昇したも のの、その後、急落するなど神経質な値動きになっている。 市場では、「足元の株式市場は、為替の円安よりも米株の動向に左右される展開」( 同)といい、相場への影響は限られている。 主力の輸出株では、トヨタ自動車が小幅高となっている一方、村田製作所<6 981.T>やダイキン工業が軟調に推移している。 <11:45> 前場の日経平均は続落、一時2万7000円割れ 米株安を嫌気 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比265円76銭安の2万7047円3 7銭と、続落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過した後の米国株が大幅安と なり、日本株市場も軟調な展開が継続した。日経平均は一時、2万7000円を下回り、 7月19日以来の低水準となった。 米株安を嫌気する形で日本株は朝方から軟調に推移。下げ渋る場面もみられたが、一 時、前営業日比約350円安の2万6955円18銭の安値を付けた。ただ、下げ幅がど んどん広がる動きにはならず、売り一服後は2万7000円台前半で小動きとなった。幅 広い業種で売りが優勢となったが、物色動向に特段の特徴はみられなかった。 FOMCでは、市場の予想通り75ベーシスポイント(bp)の利上げが決定された ほか、ドットチャート(FOMCメンバーの政策金利予想分布)の上方修正が発表された 。市場では「利上げ幅は予想通りだったが、ドットチャートの上方修正によって、金融引 き締めの長期化などが意識され、タカ派的と受け止められたようだ」(松井証券・投資メ ディア部長、窪田朋一郎氏)との声が聞かれた。 ただ、日経平均は欧米株に比べると底堅さもみられるとの意見もあり、「為替の円安 やコロナ禍からの経済正常化が日本株の支えになっているのではないか」(国内証券)と の指摘が出ていた。 TOPIXは0.64%安の1908.55ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆3335億2400万円だった。東証33業種では、陸運業以 外の32業種が値下がり。海運業、繊維業、サービス業などの下落が目立った。 個別では、指数寄与度の大きいファーストリテイリング、ソフトバンクグル ープが大きく下落したほか、東京エレクトロン、ルネサスエレクトロニ クスなど半導体関連株もさえない。 主力株のトヨタ自動車、任天堂は小幅高だった一方、ソニーグルー プは軟調に推移した。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが428銘柄(23%)、値下がりが131 8銘柄(71%)、変わらずが91銘柄(4%)だった。 <10:59> 日経平均は下げ幅拡大、一時2万7000円割れ 連休前の調整も 日経平均は下げ幅を拡大し、前営業日比約300円安の2万7000円近辺で推移し ている。一時、2万7000円を割り込む場面もあり、7月19日以来の低水準となった 。米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過した後の米株安が嫌気されているほか、「国 内では連休を控え、ポジション調整の動きも出ているようだ」(国内証券)という。 目先の日経平均は、米金融引き締めの長期化に伴う世界景気後退懸念が重しとなり、 「上値の重い状況が続きやすい」(国内運用会社)との指摘が聞かれる。特に、四半期の 切り替わりのタイミングに当たる10月初め頃は、機関投資家などによるリバランスで一 段安になる可能性があるといい、「日経平均は2万6000円を割り込む展開も見込まれ る」(同)との意見が出ていた。 <10:08> 日経平均は下げ渋り、業種別の方向性乏しく循環的な動き 日経平均は、安く寄り付いた後、心理的節目2万7000円に接近する場面もあった が、足元では下げ渋っている。市場では「日銀の金融政策決定会合を待つ動き」(国内証 券)との声が聞かれる。 業種別の方向感は定まっていない。東証33業種では、値下がりは海運業やサービス 業、空運業など29業種、値上がりは輸送用機器やガラス・土石製品、卸売業など4業種 となっている。このところ上昇してきた銘柄が売られ、下落していた銘柄が買われる「循 環的な動き」(別の国内証券)とみられている。 米連邦公開市場委員会(FOMC)後の米国市場では株安となったが「十分に消化し たかは不透明」(国内運用会社)な側面もあり、アジア時間は時間外取引の米株先物やア ジア株の動向にも関心が寄せられている。 <09:06> 日経平均は続落スタート、FOMC後の米株安を嫌気 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比259円55銭安の2万7053 円58銭と、続落してスタートした。米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過した後の 米株安を嫌気し、売りが先行した。 主力株はトヨタ自動車が小高い一方、ソニーグループは軟調。半導 体関連は東京エレクトロンが軟調となっている。指数寄与度の高いファーストリ テイリングは小安く、ソフトバンクグループは軟調。リクルートHLD Gは大幅安。 <08:44> 寄り前の板状況、日本工営が買い優勢 カナデンは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 日本工営 19% 4,37 4,37 4,37 3,67 0 0 0 0 2 丸一鋼管 17% 3,48 3,48 3,48 2,98 3 0 5 5 3 ジャパンマテリアル 15% 2,10 2,09 2,10 1,82 0 9 0 3 4 イーエムシステムズ 13% 973 972 973 863 5 アバント 11% 1,44 1,44 1,44 1,30 4 3 4 2 6 ソリトンシステムズ 9% 1,17 1,16 1,17 1,07 0 9 0 7 7 ピー・シー・エー 8% 1,16 1,16 1,16 1,07 8 8 8 7 8 月島機械 8% 990 989 990 913 9 富士ソフト 8% 8,74 8,74 8,75 8,07 5 0 0 0 10 藤倉化成 8% 477 476 477 440 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 カナデン -28% 764 764 764 1,06 4 2 シュッピン -24% 948 948 948 1,24 8 3 ダブル・スコープ -21% 1,24 1,24 1,24 1,57 4 3 4 9 4 ミスミグループ本社 -21% 2,62 2,62 2,62 3,32 5 5 5 5 5 ネクソン -19% 2,09 2,09 2,09 2,59 0 0 0 0 6 パーソルHLDG -18% 2,23 2,23 2,23 2,73 9 9 9 9 7 TIS -17% 3,32 3,32 3,32 4,02 3 0 5 0 8 コーセー -17% 11,6 11,6 11,6 14,0 15 10 20 50 9 日本酸素HD -13% 2,10 2,10 2,10 2,42 1 0 1 5 10 ニッコンHLDG -13% 2,10 2,10 2,10 2,41 1 0 1 5 (
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