[東京 12日 ロイター] - <15:10> 新興株はマザーズが3日続落、米ハイテク株安が重し 新興株式市場は、マザーズ総合は0.46%安の713.58ポイントと、3日続落 した。米国市場でハイテク株比率の高いナスダック総合が下落し、重しになった。一方、 時間外取引の米株先物は堅調に推移し、投資家心理の支えになった。東証グロース市場指 数は前営業日比0.47%安の907.23ポイントだった。 ステムリムやJTOWERが大幅安。ウェルスナビは年初 来安値を更新した。一方、ANYCOLORやメドレーが大幅高。フリ ーは堅調だった。 <13:05> 後場の日経平均はもみ合い、米株先物堅調が下支えに 後場の日経平均はもみ合い。再び前日比プラスに浮上する場面もあるなど、前日終値 の水準を挟んでの往来相場となっている。上値では売られ下値では買いが入るといった動 きを繰り返しており、方向性を欠く状態には前場から変化がない。 市場では「米消費者物価指数(CPI)発表前の米株の動きが気になるが、現時点で は時間外取引で主要3指数の先物が堅調に推移しており、日本株の下支え要因にもなって いる」(国内証券・ストラテジスト)との声も聞かれた。 <11:40> 前場の日経平均は続落、方向性感じられず小幅安でもみ合い 午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比37円00銭安の2万6364円25 銭と続落した。前日の米国株式市場でS&P総合500種とナスダック総合が下落した流 れで売り優勢で始まったものの、方向性が感じられない動きとなった。一時的にプラスと なった後は小幅安の水準でもみ合いが続いた。 方向性が乏しくなった背景に、13日公表の米消費者物価指数(CPI)を見極めた いとする投資家が多いことがある。過去に波乱を生じさせた経緯があるイベントだけに、 投資家も慎重にならざるを得ないという。きょうについては、米株のさえない動きと、イ ングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁が緊急国債買い入れ措置を延長しない方針 を示したことも不安感を広げた。 物色面では、金融引き締め懸念が継続している上、景気後退の不安が大きいことから 、ハイテク株やグロース(成長)株に売り圧力がかかっているもよう。引き続き半導体関 連株が下値模索となっているほか、円安が進行しているのにもかかわらず主力の輸出関連 株にさえない銘柄が目立つ。半面、リオープン(経済再開)に対する期待から、内需関連 株が底堅く推移している。 市場では「半導体関連株を中心としたグロース系銘柄はコツンときた(底打ちした) 様子はない。米アップルの増産中止を契機に流れが変わったとみてよく、当分はハイテク 売り、内需買いの相場つきになりそうだ」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)との指 摘もあった。 TOPIXは0.05%安で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆 3719億3400万円だった。東証33業種では、鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス 業などが値下がりし、空運業、陸運業などの上昇が目立つ。 個別では、東京エレクトロンが大幅安だが、JR東日本が高い。一 方、きょうプライム市場に新規上場したソシオネクストは活況。今年最大と言わ れるIPOだが、公開価格を5.06%上回る3835円で初値を付け、その後は堅調に 推移している。 プライム市場の騰落数は、値上がり734銘柄(39%)に対し、値下がりが102 2銘柄(55%)、変わらずが80銘柄(4%)だった。 <10:50> 日経平均はもみ合い、徐々に模様眺めムードが広がる 日経平均はもみ合い。一時的にプラスに浮上したものの再び小幅安の水準まで値を消 し、2万6300円台後半での動きとなっている。方向性が感じられず、徐々に模様眺め ムードが広がっている。 市場では「当面の関心事は13日の米消費者物価指数(CPI)の発表。これまで波 乱を生じさせた経緯があるイベントだけに、見極めたいとする投資家が多いようだ」(国 内証券・ストラテジスト)との声が聞かれる。 <10:01> 日経平均はプラス圏に浮上、内需株がしっかり 日経平均はプラス圏に浮上し、前営業日比約50円高の2万6400円台半ばで推移 している。全体的には弱い地合いの中、内需株がしっかりした値動き。個別では、朝方軟 調に推移していたソフトバンクグループがプラス転換し相場を支えているほか、 ファーストリテイリングも底堅い。 一方、市場関係者からは「債券市場が不安定で金利の高止まりが続く中、主要中銀の 金融引き締めへの警戒感は根強い」(国内証券・マーケットアナリスト)という。特に、 金利上昇に敏感で、需要の減退が見込まれる半導体関連株は軟調な地合いが続くのではな いか、との指摘が出ていた。 <09:07> 寄り付きの日経平均は3日続落、半導体関連株に売り継続 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比48円03銭安の2万6353円 22銭と、3日続落してスタートした。いったんプラス転換したものの、再びマイナス圏 に沈んでいる。半導体関連株が引き続き軟調で、個別では東京エレクトロンが1 .6%安、アドバンテストが1.2%安で推移している。 主力のトヨタ自動車は小幅高、ソニーグループは小幅安。昨日大幅 安となった日本電産は小幅に上昇している。 東証33業種では、倉庫・運輸関連業、医薬品、空運業など8業種が値上がり。一方 、鉱業、海運業、石油・石炭製品など25業種は値下がりしている。 <08:21> 寄り前の板状況、オーバルは買い優勢 ヨータイは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 オーバル 13% 496 495 496 437 2 ディア・ライフ 11% 599 598 599 538 3 エーアイテイー 8% 1,55 1,55 1,55 1,43 5 4 5 3 4 萩原電気HLDG 8% 2,25 2,25 2,25 2,09 9 9 9 3 5 テスHLDG 8% 1,01 1,01 1,01 942 6 5 6 6 スタンレー電気 8% 2,57 2,57 2,57 2,38 0 0 0 7 7 若築建設 8% 2,37 2,37 2,37 2,20 4 3 4 5 8 フォスター電機 7% 815 814 815 763 9 インテージHLDG 6% 1,78 1,78 1,78 1,67 2 2 2 5 10 北陸電気工業 6% 1,09 1,09 1,09 1,02 4 4 4 9 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 ヨータイ -21% 1,14 1,14 1,14 1,44 3 3 3 3 2 進和 -19% 1,74 1,74 1,74 2,14 2 1 2 5 3 ODKソリューションズ <3839. -8% 565 565 565 616 T> 4 人・夢・技術グループ -8% 2,35 2,35 2,35 2,56 0 0 0 0 5 ピー・シー・エー -7% 1,00 1,00 1,00 1,08 5 5 5 3 6 京成電鉄 -7% 3,70 3,70 3,70 3,98 3 0 5 5 7 ベルク -6% 5,30 5,30 5,31 5,64 5 0 0 0 8 エムアップHLDG -6% 1,59 1,59 1,59 1,69 2 2 2 0 9 トランコム -6% 7,70 7,70 7,71 8,16 5 0 0 0 10 日立製作所 -6% 6,00 6,00 6,00 6,35 4 3 4 7 (
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