[東京 19日 ロイター] - <15:38> 日経平均・日足は「小陽線」、75日線が上値抵抗線に 日経平均・日足は上に長いヒゲと、下に短いヒゲを伴う「小陽線」で、「上影陽線」 の形となった。買い手の心理としては高値警戒感を示唆している。終値は2万7257円 38銭。 5日移動平均線(2万6903円50銭=19日)や10日線(2万6886円35 銭=同)は上を向いており、短期的にはしっかりした相場展開が見込まれている。一方で 、「75日線(2万7470円88銭=同)が上値抵抗線として意識されやすく、2万7 500円を超えて上抜けていくには好材料が必要」(国内運用会社)との指摘が聞かれた 。 <15:10> 新興株はマザーズが小反落、グロース株に利益確定売り 新興株式市場は、マザーズ総合が0.09%安の732.71ポイントと小幅に反落 した。東証グロース市場指数は0.09%安の931.81ポイントで取引を終了。グロ ース(成長)株を中心に利益確定売りが優勢となった。 個別では、Kudan、Retty、アドベンチャーが軟 調に推移した。 一方、バンク・オブ・イノベーション、ログリーはストップ高で取 引を終えたほか、プレイドも堅調だった。 きょうグロース市場に新規上場したSBIリーシングサービスは公開価格を 10.73%上回る3300円で初値を付けた。一時、3485円まで上値を伸ばし、3 220円で取引を終えた。 <13:24> 後場の日経平均はもみ合い、材料難で模様眺めムード 後場に入り、日経平均はもみ合う展開となっている。前営業日比約140円高の2万 7300円近辺で推移。新規材料が少なく模様眺めムードが広がっている。物色動向とし ては、前場に引き続き値がさ株や半導体関連株がしっかり。 米企業の決算発表が相次ぐ中、市場では「足元では米国の金融業を中心に決算が発表 されており、金融以外の事業会社の決算内容を見極めたいとの思惑が強い」(国内運用会 社・ファンドマネージャー)との声が聞かれる。特に、テック系企業などの決算が出揃う まではポジションを傾けづらく、「短期的には様子見姿勢が強まりやすい」(同)との指 摘があった。 <11:50> 前場の日経平均は続伸、米株高を好感 利益確定売りを消化 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比197円73銭高の2万7353円8 7銭と、続伸した。前日の米国株式市場が高かったことを好感して買い優勢で始まった。 直近の戻りでテクニカル面で警戒感が生じる一方、アップルが新型iPhone14プラ スを生産削減するとの報道など悪材料があったものの、利益確定売りを消化し上値を追う 展開になった。 18日の米国株式市場は、ゴールドマン・サックスとロッキード・マーチン<L MT.N>の堅調な四半期決算を受け、続伸。米企業の決算は直接的に日本株にプラス作用す る性質のものではないながら、国内企業に関しても業績を巡る懸念を和らげる効果が生じ るとの見方もあり、全体的に買い優勢の展開となった。 きょう19日は、1987年に起きたブラックマンデーから35年。10月はアノマ リーで大波乱が多いが、「ここ一両日の動きをみると先が見えてきた様子。大きな波乱は 目先は起きないとみる投資家が増え、底堅くなってきたのではないか」(岡地証券・投資 情報室長の森裕恭氏)という。 物色面では「身の回りをみても、人出の多さが目に付くようになってきた。当面は内 需株が中心だろう」(雨宮総研・代表の雨宮京子氏)との声が聞かれるほか「国内の経済 対策に方向性がみえてきたことで、建設なども含め幅広く分野で内需株に期待がかかる」 (国内証券・ストラテジスト)との指摘もある。 テクニカル面では、200日移動平均線を超えてきたことが注目されている。市場で は「6日の戻り高値2万7399円19銭を超えるかどうかに関心が集まっている」(野 村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との声も聞かれた。 TOPIXは0.42%高で午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は 1兆1902億8500万円。東証33業種は、鉱業、医薬品を除く31業種が値上がり し、中でも電気・ガス業の上昇が目立った。 個別では、ファーストリテイリングが商いを伴って大幅上昇となったほか、 東京エレクトロンもしっかり。半面、村田製作所など米アップル関連と 称される銘柄がさえない。 プライム市場の騰落数は、値上がり1160銘柄(63%)に対し、値下がりが56 7銘柄(30%)、変わらずが110銘柄(5%)だった。 <11:10> 日経平均は高値圏でもみあい、経済対策への期待も株高材料に 日経平均は高値圏でもみあい。2万7300円台半ばでの推移となっている。下に振 れる雰囲気はなく、押したら買いが入る状況。6日の戻り高値2万7399円19銭を上 回って、本格反騰に繋がるかどうかが焦点になってきた。 市場では「自民党がまとめた『新たな総合経済対策に向けた提言』が注目されたが、 これに対する期待も株高の材料になってくる可能性もある」(国内証券・ストラテジスト )との声も聞かれる。 <10:10> 日経平均は堅調を持続、戻り売りを消化し上値追いの展開に 日経平均は堅調を持続。2万7300円台で推移している。朝方の買いが一巡した後 も、じりじりを下値を切り上げている状況。テクニカル的には、戻り売りがかさむ水準と みられるが、これらを順調に消化して上値を追う展開となっている。 市場では「新たな買い材料が見当たらないが、底堅い動きとなっている。当面は、6 日の戻り高値3万7399円19銭を更新できるかどうかが注目点だ」(国内証券・スト ラテジスト)との声が聞かれた。 午前10時10分現在、東証33業種の値上がり率ランキングで電気・ガス業がトッ プに。このほか、小売業の上昇も目立つなど物色面では内需関連が優勢となっている。 <09:05> 日経平均は続伸、欧米株堅調受け買い優勢 200日線を上回る 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比69円03銭高の2万7225円 17銭と続伸して始まった。前日の欧米株式市場が堅調に推移したことを受けて、買い優 勢となっている。時間外取引で米株先物が主要3指数ともしっかりしていることも下支え 要因になっているという。 日経平均は寄り付き直後に2万7200円台に位置し、上値抵抗線として意識される 200日移動平均線を上回った。戻りの強さを占う意味で、同線との位置関係がテクニカ ル面ではポイントになる。 個別では、ファーストリテイリング、ダイキン工業など指数寄与度 が大きい銘柄の上昇が目立つ。 <08:46> 寄り前の板状況、内田洋行は買い優勢 三愛オブリは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 内田洋行 10% 4,95 4,95 4,95 4,49 5 5 5 0 2 モバイルファクトリー 6% 1,02 1,02 1,02 961 1 0 1 3 住友電気工業 5% 1,62 1,62 1,62 1,53 0 0 0 6 4 SMC 4% 61,3 61,3 61,3 58,8 75 70 80 00 5 日本酸素HD 4% 2,47 2,46 2,47 2,36 0 9 0 6 6 テクノプロHLDG 4% 3,35 3,35 3,36 3,22 8 5 0 0 7 福井コンピュータHLDG <979 4% 3,64 3,64 3,64 3,49 0.T> 3 0 5 5 8 メディパルHLDG 4% 1,94 1,93 1,94 1,86 0 9 0 1 9 シンクロ・フード 4% 519 519 519 498 10 ホシデン 4% 1,57 1,57 1,57 1,51 6 6 6 4 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 三愛オブリ -8% 1,12 1,12 1,12 1,22 6 5 6 6 2 フクシマガリレイ -8% 3,70 3,70 3,71 4,02 8 5 0 0 3 ベルク -6% 5,40 5,40 5,40 5,72 0 0 0 0 4 セイノーHLDG -5% 1,11 1,11 1,11 1,17 1 0 1 5 5 トランス・コスモス -5% 3,33 3,33 3,33 3,52 0 0 0 0 6 スタンレー電気 -5% 2,30 2,30 2,30 2,42 4 3 4 7 7 ドリームインキュベータ <4310. -5% 1,94 1,94 1,94 2,04 T> 2 1 2 2 8 東邦HLDG -5% 1,90 1,90 1,90 1,99 0 0 0 6 9 プロクレアHLDG -4% 2,14 2,14 2,14 2,23 1 1 1 8 10 いよぎんHLDG -4% 671 670 671 698 (
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