[東京 20日 ロイター] - <15:44> 日経平均・日足は「小陽線」、節目の2万7000円維持 日経平均・日足は上と下に長いヒゲを伴う「小陽線」となり、「陽のコマ」の形にな った。買い手の心理としては、上昇期待感の中、気迷いを示唆している。終値は2万70 06円96銭。 心理的節目の2万7000円をキープして取引を終えたことから、安心感も意識され やすいという。ただ、200日移動平均線(2万7238円76銭=20日)や75日線 (2万7479円06銭=同)が引き続き上値抵抗線となりそうだ。 また、「9月の米雇用統計後に付けた2万7399円19銭が当面の上値メドとして 意識されやすい」(国内証券)との声も聞かれ、同水準を上抜けるには好材料が必要だと いう。 <15:20> 新興株はマザーズが小幅続落、米長期金利上昇で上値重い 新興株市場では、マザーズ総合が0.68%安の727.75ポイントと小幅に続落 した。米長期金利の上昇が嫌気され、新興株市場でもグロース(成長)株が軟調に推移し 、上値の重さが意識された。一方、新規IPO銘柄はしっかりだった。 個別では、マイクロ波化学、ココナラ、アドベンチャーが 値下がりした。反面、ログリー、バンク・オブ・イノベーションがスト ップ高で取引を終えたほか、アルファクス・フード・システムがしっかりだった 。 きょうグロース市場に新規上場したビジネスコーチは、公開価格の2倍の4 155円で初値を付け、一時、4245円まで上昇。その後は売りが優勢となり、345 5円で取引を終えた。 <13:59> 日経平均は下げ幅縮小、中国のコロナ隔離規制緩和の報道で 日経平均は下げ幅を縮小し、前営業日比約270円高の2万6900円台後半で推移 している。中国が入国者のコロナ隔離規制緩和を検討しているとの一部報道が手掛かりと なっている。個別では、ANAホールディングスやJALは前引け時点 で小安かったがプラスに転じ、上げ幅を拡大している。 市場では、「インバウンド関連銘柄はじりじりと上昇してきているが、全体的に買い が広がるような動きにはなっていない」(国内運用会社・ポートフォリオマネージャー) との声が聞かれた。 午後に入り、中国当局が新型コロナウイルス防疫対策として定める入国者の隔離期間 を10日間から7日間に短縮することを討議していると、ブルームバーグ・ニュースが事 情に詳しい筋の話として伝えた。 <12:50> 後場に入り下げ幅拡大、手掛かり乏しく薄商い 後場に入ってから日経平均は下げ幅を広げており、2万6900円前後で推移してい る。依然として時間外取引で米株先物が主要3指数ともさえない動きとなっていることが 、上値を重くしている状況。手掛かり材料が乏しいために薄商いが続いており、全体的に 模様眺めムードが強い。 市場では「新たな材料待ちと言える中、来週から上半期の決算発表が本格化するため に、マーケット参加者はそれを待っている様子だ」(国内証券・ストラテジスト)との声 が聞かれた。 <11:40> 前場の日経平均は反落、米株下げを嫌気 売り一巡後は小動き 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比303円23銭高の2万6954円1 5銭と、反落した。前日の米国株式市場が下落したことが嫌気され、幅広く軟化した。た だ、売り一巡後は売り買いともに新たな手掛かり材料がなく下げ渋り、そのまま安値圏で 小動きとなった。 19日の米国市場は、主要3指数が反落。米10年国債利回りが約14年ぶり高水準 に上昇し、不動産など金利敏感株やマイクロソフト、アマゾン・ドット・コムなどが売り に押された。これを受けて、日本株もさえないスタート。円安を好材料として捉える関係 者が少なくないが、ハイテク株の比重が高いナスダックの下落によって、輸出関連株も幅 広く軟調となっている。 ただ、売りが一巡した後は、全体的に下げ渋るとともに、徐々に模様眺め気分が強く なり、日経平均は2万7000円をやや下回る水準で一進一退の動き。新たな手掛かり材 料が見当たらず、戻りも鈍いものとなっている。 一方、テクニカル面では、25日移動平均線を大きく下回ることなく、同線近辺で下 げ止まったことから、これが支持線として機能するか否かが注目点になりそうだ。市場で は「25日線を維持してから仕切り直しとなり、6日の戻り高値2万7399円を上回る ことでができれば景色は変わりそうだ」(SBI証券・投資調査部長の鈴木英之氏)との 声も聞かれた。 TOPIXは0.63%安で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆 1390億8100万円だった。東証33業種では、精密機器、ガラス・土石製品などが 下げ、値上がりは鉱業など5業種にとどまっている。 個別では、ファーストリテイリングなどの指数寄与度が大きい銘柄が軟調。 東京エレクトロンなど半導体関連株もさえない。半面、三菱UFJフィナンシャ ル・グループをはじめ銀行株が堅調に推移した。 プライム市場の騰落数は、値上がり409銘柄(22%)に対し、値下がりが131 9銘柄(71%)、変わらずが108銘柄(5%)だった。 <11:10> 日経平均は安値もみ合い、米株先物の軟化も上値を圧迫 日経平均は安値もみ合い。2万6900円台で推移している。時間外取引で米株先物 が主要3指数ともに軟化していることも上値を圧迫。戻りを鈍いものにしている。 新たな手掛かり材料が見当たらないため「商いが細った状態が続いている。来週から 本格化する国内企業の上半期決算の発表待ち」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞 かれた。 円安にも関わらず、ハイテク株の比重が高い米ナスダックが下落したため、輸出関連 株がさえない。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナン シャルグループなど銀行株がしっかりとなっている。 <10:20> 日経平均は徐々に下げ拡大、半導体関連は軟調 日経平均は徐々に下げ幅を拡大している。足元は330円安の2万6900円台前半 で推移。一方、大きく崩れる様子もなく、市場では「相場を動かす手掛かりに乏しい中、 方向感を欠く値動きとなっている」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれる。 東京エレクトロンやアドバンテストなど値がさの半導体関連株が軟 調で、指数を押し下げている。米フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)はプラスだ ったが「米国による半導体製造装置の対中輸出規制への警戒感が重しになっている」(別 の国内証券のアナリスト)という。 東証33業種では、値下がりが器や金属製品、ガラス・土石製品など29業種、値上 がりが業やゴム製品、保険業など4業種となっている。 <09:05> 日経平均は反落スタート、米長期金利上昇が重し 銀行など小高い 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比275円63銭安の2万6981 円75銭と反落してスタートした。米長期金利が上昇し米株安となったことを嫌気し、売 りが先行した。心理的節目2万7000円を一時、下回った。 東京エレクトロンなど半導体関連は総じて軟調。主力株はトヨタ自動車<720 3.T>が横ばい。ソニーグループが軟調となっている。一方、三菱UFJフィナン シャル・グループ、東京海上ホールディングスは小高い。 指数寄与度の高いファーストリテイリング、ソフトバンクグループ は軟調。エムスリーはさえない。 <08:21> 寄り前の板状況、ニッコンHLDGが買い優勢 リニカルは売り優 勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 ニッコンHLDG 11% 2,61 2,60 2,61 2,35 0 9 0 2 2 極東開発工業 8% 1,50 1,49 1,50 1,38 0 9 0 6 3 イワキポンプ 7% 1,47 1,47 1,47 1,37 2 1 2 0 4 電通国際情報サービス 7% 4,87 4,87 4,88 4,56 8 5 0 5 5 イントラスト 7% 645 645 645 605 6 明星工業 7% 739 738 739 693 7 ハブ 6% 642 641 642 603 8 高砂熱学工業 6% 1,88 1,87 1,88 1,76 0 9 0 9 9 エレコム 5% 1,43 1,43 1,43 1,36 1 0 1 2 10 椿本チエイン 5% 3,29 3,29 3,30 3,14 8 5 0 0 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 リニカル -8% 701 700 701 765 2 HOYA -8% 13,7 13,7 13,7 14,9 20 20 20 10 3 ヨータイ -8% 1,30 1,30 1,30 1,41 1 1 1 2 4 多木化学 -7% 4,90 4,90 4,90 5,25 3 0 5 0 5 テクノプロHLDG -7% 3,10 3,10 3,11 3,32 8 5 0 5 6 ネクソン -6% 2,40 2,40 2,40 2,56 1 0 1 7 7 ホーチキ -6% 1,37 1,37 1,37 1,46 5 4 5 3 8 協和キリン -5% 3,20 3,20 3,20 3,38 3 0 5 0 9 日本酸素HD -5% 2,26 2,26 2,26 2,38 6 5 6 8 10 メディアドゥ -5% 1,83 1,83 1,83 1,93 9 9 9 1 (
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