[東京 25日 ロイター] - <14:10> 日経平均は強もち合い、10月6日高値を節目として意識 日経平均は強もち合い。2万7200円台で推移している。地合いが好転したとの見 方から上値を追う展開となったものの、上値では戻り売りも活発化して、さらなる上昇と はならない。10月6日の戻り高値2万7399円19銭が節目として強く意識されてい るという。 市場では「米国の金融引き締めペースの鈍化が期待されるなど、環境面は良くなりつ つあるが、テクニカル的にはここが正念場。10月6日高値への挑戦は2回目で、ここで 押し戻されると、調整が長引く可能性が生じる」(国内証券・ストラテジスト)との声が 聞かれる。 <12:56> 後場の日経平均は上げ幅拡大、ソフトバンクグループが一段高 後場に入り、日経平均は上げ幅を拡大している。前営業日比約340円高の2万73 00円台前半で推移。ソフトバンクグループが一段と上値を追い、3.7%高と なっている。中国が外国企業にハイテク機器や部品への投資を奨励すると伝わり、中国株 が底堅く推移していることが材料視されている。 市場では「初期反応としては好感する動きとなっているが、長期的にみた場合は不透 明感もある」(国内運用会社・ファンドマネージャー)との指摘が聞かれ、買いが継続す るかは見通せないという。 <11:45> 前場の日経平均は続伸、米金融引き締め鈍化の期待が支え 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比226円47銭高の2万7201円3 7銭と、続伸した。先々の米金融政策について、米連邦準備理事会(FRB)が引き締め ペースを鈍化させるのではないかとの期待感が投資家心理を支えた。日経平均は底堅く推 移した一方、上昇一服後は材料難でもみ合いとなった。 前日の米株市場では、主要3指数がそろって上昇した。日本株も米株高を好感する形 で寄り付きからしっかりしたスタートとなり、徐々に上げ幅を拡大。一時、前営業日比約 260円高の2万7243円34銭まで上昇した。買い一巡後は一進一退の値動きとなっ た。 物色動向としては、値がさ株の一角がしっかりで、決算など個別材料を手掛かりにし た売り買いもみられた。 市場では今後、FRBの利上げペースが鈍化していくのではないか、との期待が高ま っており、相場を支えているとの声が聞かれる。また、「決算発表が本格化していく中で 、業績への期待もあるのではないか」(国内証券・ストラテジスト)という。 一方で、米金融政策動向を巡っては「当局から利上げ抑制に関する声が出ているのは 事実だが、米国のインフレがピークアウトしたというような指標はまだ出ていない」(ア イザワ証券の市場情報部情報二課・横山泰史氏)との指摘もある。横山氏は、市場の期待 先行で株価が押し上げられているとし、「先々の経済統計を見極める必要がある」と話し た。 TOPIXは0.87%高の1903.54ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆4433億3200万円だった。東証33業種では、全業種が 値上がり。石油・石炭製品、海運業、ゴム製品などが値上がり率上位に入った。 個別では、日本電産が大幅続伸し4.7%高。同社が24日に発表した7─ 9月期決算(国際会計基準)は連結営業利益が前年同期比15.9%増の517億円とな り、好感する動きが先行した。 前日に好業績を発表した中外製薬は3.1%安と軟調。日経平均を11円ほ ど押し下げた。材料出尽くし感で売りが先行したとの見方が出ていた。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1400銘柄(76%)、値下がりが37 7銘柄(20%)、変わらずが60銘柄(3%)だった。 <11:01> 日経平均は一進一退、値がさ株はしっかり 日経平均は前営業日比約250円高の2万7200円台前半で推移している。一進一 退の展開が続き、方向感に乏しい。個別では、ファーストリテイリングやソフト バンクグループなど値がさ株がしっかりで、相場を支えている。 市場では、米金融政策を巡って引き締めペース鈍化への期待感が投資家心理の改善に つながっているとの声が聞かれる。一方で「来月の米連邦公開市場委員会(FOMC)を 通過するまでは個別材料を手掛かりにした動きにとどまり、大きな変動は見込みにくいの ではないか」(国内証券・ストラテジスト)との指摘も出ている。 <10:08> 日経平均は伸び悩み、200日線を抵抗線に意識 日経平均は前日比約220円高の2万7200円付近で伸び悩んでいる。寄り付きか らは上げ幅を拡大したが、市場では「材料難で膠着感が強まっている」(国内証券のスト ラテジスト)との声が出ている。 2万7210円付近を200日移動平均線が通っており「抵抗線と意識されやすく、 上値が重くなるゾーン」(別の国内証券のストラテジスト)という。前日は中国の新体制 への警戒感から香港ハンセン指数が大幅安となっており、きょうもアジア株の動向に関心 が寄せられている。 一方、米国では複数の主要企業決算が予定されており、見極めたいとの声も根強い。 きょうはとりわけ、マイクロソフトやアルファベットといった大手ハ イテクの決算が注目されている。 <09:05> 日経平均は続伸スタート、米利上げ減速の思惑で買い先行 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比138円30銭高の2万7113 円20銭と、続伸してスタートした。前日の米国市場で、利上げペース減速の思惑から株 高となったことを好感する動きが先行した。 主力株はトヨタ自動車が小高い。ソニーグループは堅調。半導体関 連はまちまちで、東京エレクトロンは小安い一方、アドバンテストは小 高い。指数寄与度の高いファーストリテイリング、ソフトバンクグループ<9984. T>はともに小安い。 <08:49> 寄り前の板状況、日本工営が買い優勢 トレンドマイクロは売り優 勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 日本工営 17% 3,98 3,98 3,98 3,40 0 0 0 0 2 ニフコ 15% 3,55 3,55 3,55 3,09 5 5 5 5 3 キーエンス 14% 55,8 55,8 55,8 48,8 70 70 70 70 4 ビジネスエンジニアリング <482 13% 2,34 2,34 2,34 2,08 8.T> 7 7 7 6 5 ピー・シー・エー 11% 1,12 1,12 1,12 1,01 2 1 2 0 6 やまびこ 11% 1,23 1,23 1,23 1,11 9 8 9 8 7 円谷フィールズHLDG <2767. 10% 2,04 2,04 2,04 1,86 T> 5 4 5 6 8 月島機械 9% 1,01 1,01 1,01 937 9 8 9 9 テクノプロHLDG 9% 3,63 3,63 3,63 3,34 0 0 0 0 10 CARTA HLDG 7% 1,85 1,84 1,85 1,72 0 9 0 5 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 トレンドマイクロ -10% 6,84 6,84 6,85 7,61 5 0 0 0 2 トランコム -10% 7,25 7,25 7,25 8,06 0 0 0 0 3 ユー・エス・エス -9% 2,01 2,01 2,01 2,20 5 4 5 2 4 ホギメディカル -7% 3,05 3,05 3,05 3,29 0 0 0 0 5 CKサンエツ -7% 4,03 4,03 4,04 4,32 8 5 0 0 6 鳥居薬品 -3% 2,82 2,82 2,82 2,92 2 2 2 1 7 柿安本店 -3% 2,16 2,16 2,16 2,22 4 4 4 9 8 シナネンHLDG -3% 3,95 3,95 3,95 4,07 5 5 5 0 9 凸版印刷 -3% 2,14 2,14 2,14 2,20 2 1 2 3 10 沖縄電力 -3% 971 970 971 998 (
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」