[東京 28日 ロイター] - <15:32> 日経平均・日足は「十字線」、75日線を上値メドとして意識 日経平均・日足は上と下に長いヒゲを伴う「十字線」で、「足長クロス」の形となっ た。買い手の心理としては気迷いを示唆しているほか、相場の転換点が近いことを暗示し ている。終値は2万7105円20銭だった。 5日移動平均線(2万7221円49銭=28日)が緩やかながら上を向いており、 短期的には上昇基調も見込めそうだ。一方、目先は75日線(2万7550円66銭=同 )が上値メドとして意識され、同水準を超えることができるか注目される。 <15:10> 新興株はマザーズが小幅続落、グロース株が軟調 新興株式市場は、マザーズ総合が前営業日比0.28%安の745.73ポイントと 小幅に続落した。グロース市場指数は0.26%安の948.14ポイントだった。前日 の米株市場でナスダック総合が下落したことを嫌気して、グロース(成長)株が 軟調に推移した。また、新規IPO銘柄は利益確定の売りが優勢となった。 個別では、坪田ラボ、プレイド、マクアケなどが軟調だっ た。 バンク・オブ・イノベーション、FRONTEO、ティーケーピー は堅調に推移した。 きょうグロース市場に新規上場したpluszeroは初値が付かず、差し 引き約20万株の買い気配で取引を終えた。 <13:27> 後場の日経平均は軟調、日銀会合への反応は限定的 後場に入り日経平均は軟調な展開で、足元は前営業日比約170円安の2万7100 円台半ばで推移している。日銀が金融政策決定会合の結果を公表したが、「市場の予想通 り現状の政策維持が決定され、株式市場への影響は限定的となっている」(国内証券・ス トラテジスト)という。 黒田東彦日銀総裁の記者会見では「急速に進む円安に対してどのような発言をするの か注目」(同)されている。 東証33業種では、輸送用機器、保険業、陸運業など14業種が値上がり。反面、海 運業、精密機器、鉱業など19業種は値下がりしている。 <11:45> 前場の日経平均は続落、ナスダック安を嫌気 徐々に底堅さ増す 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比97円04銭安の2万7248円20 銭と続落して前引けた。前日の米ナスダックの下落を嫌気し売り優勢で始まったものの、 国内企業の好決算を支えに次第に下げ渋り、徐々に底堅さを増している。 27日の米国株式市場は、ハイテク株などが多いナスダック総合とS&P総 合500種が下落。ダウ工業株30種は工業株に支えられ、プラ ス圏で終了した。日本株も下げて始まったものの、売り一巡後は下げ渋り、中盤は戻り歩 調となった。 引き戻した理由として、国内企業の決算が比較的好調であることが挙げられている。 大和証券・チーフテクニカルアナリストの木野内栄治氏は「米大手ハイテクでGAFAM のうち、アップル以外の業績が悪化した4社は、日本の産業に及ぼす影響は小さい」とし た上で「国内企業好決算が続けば、日本株が見直される可能性は十分」と指摘した。 一方、きょうは週末で参加者が少ない上に、来週に行われる米連邦公開市場委員会( FOMC)を意識し、後場は取引が見送られる公算が大きい。市場では「2万7000円 以下は底堅さが確認されたが、2万7500円を超えると戻り売りが活発化する可能性が あるため、ここから動きが重くなるかもしれない」(雨宮総研・代表の雨宮京子氏)との 声も聞かれる。 TOPIXは0.14%高で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆 5994億8800万円だった。東証33業種では、海運業、精密機器、鉱業などが値下 がりし、陸運業、保険業、輸送用機器などが高い。 個別では、ファナックが下方修正の発表を嫌気し大幅安となったほか、東京 エレクトロン、ファーストリテイリングなどもさえない。半面、イビデ ンが買われ、トヨタ自動車も堅調に推移した。 プライム市場の騰落数は、値上がり980銘柄(52%)に対し、値下がりが781 銘柄(42%)、変わらずが93銘柄(5%)だった。 <10:30> 日経平均は下げ渋り、国内の良好な決算が株価を下支え 日経平均は下げ渋っている。寄り付き直後は米ナスダック安を嫌気し幅広く売られ、 一時2万7000円を割り込んだものの、すかさず回復して戻り歩調になった。「イビデ ンなどの半導体関連株をはじめ、国内企業の決算に良好だったものが多く、株価 を下支えしている」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏)という。 ただ、週末であるため薄商い。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、模 様眺めとなる可能性が高いため、徐々に株価の動きが鈍くなりそうだ。市場では「FOM Cで将来的な緩和姿勢が示される可能性があるが、あまりにも米大手ハイテク企業の決算 内容が悪過ぎる。目先はこれが株価を抑える要因になりそうだ」(三菱UFJモルガン・ スタンレー証券・チーフ投資ストラテジストの藤戸則弘氏)との声が聞かれた。 <09:05> 日経平均は続落、米ナスダック安を嫌気 物色面は決算で明暗 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比247円86銭安の2万7097 円38銭と、続落してスタート。前日の米国株式市場でナスダックが安かったことが嫌気 され、全体的に売り優勢の展開となっている。 上半期の決算発表が相次いでいることで、物色面ではその内容によって明暗が分かれ る展開。上方修正した信越化学工業は、前日の米株市場でフィラデルフィア半導 体株指数が下落したのにもかかわらず堅調となる一方、下方修正したファナック は売り気配で始まった。 <08:24> 寄り前の板状況、アレンザHDは買い優勢 ベイカレントは売り優 勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 アレンザHLDG 16% 1,07 1,07 1,07 927 7 7 7 2 高砂熱学工業 10% 1,98 1,98 1,98 1,79 0 0 0 8 3 山洋電気 10% 5,49 5,49 5,50 5,01 5 0 0 0 4 アルプス物流 8% 1,14 1,14 1,14 1,05 0 0 0 5 5 パーソルHLDG 7% 3,19 3,19 3,20 2,98 8 5 0 4 6 東邦チタニウム 6% 2,24 2,24 2,24 2,11 8 7 8 4 7 ペガサスミシン製造 6% 949 948 949 895 8 スターツコーポレーション <885 6% 2,71 2,71 2,71 2,56 0.T> 5 4 5 6 9 七十七銀行 6% 1,88 1,87 1,88 1,78 0 9 0 0 10 大日精化工業 5% 1,83 1,83 1,83 1,73 1 1 1 7 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 ベイカレント・コンサルティン -90% 4,08 4,08 4,08 40,3 グ 3 0 5 50 2 グッドコムアセット -52% 747 746 747 1,55 7 3 泉州電業 -51% 2,67 2,67 2,67 5,45 7 7 7 0 4 ブラザー工業 -20% 1,99 1,99 1,99 2,49 2 2 2 2 5 日本ハウスHLDG -19% 386 386 386 476 6 PHCHLDG -14% 1,30 1,30 1,30 1,51 1 0 1 2 7 大塚商会 -13% 4,10 4,10 4,10 4,70 0 0 0 5 8 新光電気工業 -11% 3,02 3,02 3,02 3,40 3 0 5 5 9 ユー・エス・エス -10% 2,00 2,00 2,00 2,22 2 1 2 9 10 ヤマトHLDG -10% 1,96 1,95 1,96 2,17 0 9 0 7 (
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