[東京 4日 ロイター] - <13:50> 日経平均は安値圏で小動き、海運株が下げ拡大 日経平均はきょうの安値圏で小動きとなっている。前場の中盤から下げ渋っている一 方、引き続き上値も重い。市場では「今晩の米雇用統計発表を前に、模様眺めが強まりそ うだ」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれる。 海運株が前引け時点に比べ、下げ幅を広げている。日本郵船と川崎汽船<910 7.T>が業績予想の上方修正を発表したが「先立って商船三井が上方修正した際、 連れ高となっていたこともあり、景気の先行き不透明感がある中で、いったん材料出尽く し感が強まったようだ」(国内運用会社のファンドマネージャー)という。 10月米雇用統計の非農業部門雇用者数の市場予想は20万人増で、前月の26万人 から減少する見通し。平均時給も若干の低下が見込まれている。「ただ、依然として高水 準。市場予想通りだった場合でも市場の反応は読みにくい」(別の国内証券のストラテジ スト)との声もあり、足元で手掛けにくさが意識されている。 <11:45> 前場の日経平均は大幅続落、米金利先高観で値がさ株が軟調 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比560円22銭安の2万7103円1 7銭と、大幅続落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて米株安となった流れ を引き継ぎ、日本株は軟調な展開が続いた。米金利先高観から値がさ株やハイテク株の売 りが加速し、相場を押し下げた。 前日の米株市場は主要3指数がそろって下落。ナスダック総合は1.73% 安と大きく下落した。米株安を嫌気する形で、日本株は大幅安でスタートした。その後も 徐々に下げ幅が拡大し、一時、前営業日比約630円安の2万7032円02銭まで下落 した。主力株や値がさ株、半導体関連株などが軟調に推移し、相場の重しとなった。 市場では、FOMCの結果について「今後の利上げペース鈍化が示唆された一方で、 利上げの最終到達点はまだまだ上方向ということが明確になり、景気の減速感が強まった 」(SMBC信託銀行の投資調査部長・山口真弘氏)との声が聞かれる。山口氏は、米金 利の先高観がくすぶっている間は株価の下振れリスクに警戒する必要があると話した。 また、今晩の米雇用統計で米金融引き締めの長期化が意識された場合は、「節目の2 万7000円を割り込む展開も考えられる」(国内運用会社・ストラテジスト)との見方 も出ていた。 TOPIXは1.41%安の1913.15ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆8854億4500万円だった。東証33業種では、空運業、 銀行業、卸売業の3業種が値上がり。一方、ガラス・土石製品、精密機器、水産・農林業 など30業種は値下がりした。 個別では、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループが軟調 なほか、グロース(成長)株のエムスリーが9%超安と大幅に下落した。 一方、業績予想の上方修正を発表した三菱自動車工業は16%高と堅調で、 東証プライム市場の値上がり率トップに入った。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが390銘柄(21%)、値下がりが137 7銘柄(74%)、変わらずが70銘柄(3%)だった。 <10:35> 日経平均は下げ幅拡大、値がさ株の売り圧力強まる 日経平均は下げ幅を拡大し、前営業日比約570円安の2万7100円近辺で推移し ている。値がさ株の売りが加速し、指数を押し下げている。ソフトバンクグループ<9984. T>が3%超安となっているほか、朝方プラス圏だったファーストリテイリングも 1%超安と軟調。 市場では今晩の米雇用統計の公表を控えて「米株安を警戒した売りが強まり、後場に かけては海外勢の売りも出る可能性がある」(国内証券・アナリスト)との声が聞かれた 。 一方、テクニカル面では「25日移動平均線(2万6978円45銭=現在)がしっ かりと上向きで、節目の2万7000円を割り込むことはないのではないか」(別の国内 証券・ストラテジスト)との見方もあった。 <09:05> 寄り付きの日経平均は大幅続落、米株安の流れ引き継ぐ 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比291円50銭安の2万7371 円89銭と、続落してスタートした。米連邦公開市場委員会(FOMC)後に米株安とな ったことを受けて、日本株市場でも幅広い業種で売りが出ている。 主力株のトヨタ自動車、ソニーグループが軟調なほか、東京エレク トロンなど半導体関連株もさえない。 東証33業種では、銀行業、卸売業、鉱業など4業種は値上がり。一方、海運業、ガ ラス・土石製品、金属製品など29業種は値下がりしている。 <08:22> 寄り前の板状況、ネットワンは買い優勢 山形銀は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 ネットワンシステムズ 8% 3,11 3,11 3,12 2,87 8 5 0 8 2 三菱自動車工業 7% 560 559 560 522 3 ニホンフラッシュ 7% 999 998 999 933 4 アイコム 7% 2,68 2,68 2,68 2,50 0 0 0 9 5 SRA HLDG 7% 3,35 3,35 3,35 3,14 0 0 0 5 6 古野電気 6% 1,09 1,09 1,09 1,03 8 7 8 6 7 燦HLDG 6% 1,71 1,71 1,71 1,62 9 9 9 6 8 西華産業 6% 1,65 1,65 1,65 1,57 9 8 9 1 9 アイル 5% 1,90 1,89 1,90 1,80 0 9 0 4 10 山田コンサルティンググループ 5% 1,23 1,23 1,23 1,17 8 8 8 8 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 山形銀行 -29% 729 729 729 1,02 9 2 ネクソン -20% 1,96 1,96 1,96 2,46 4 4 4 4 3 ブイキューブ -18% 697 696 697 845 4 パイロットコーポレーション <7 -17% 4,87 4,87 4,87 5,87 846.T> 0 0 0 0 5 パーソルHLDG -16% 2,50 2,50 2,50 2,97 8 8 8 2 6 トレンドマイクロ -12% 6,42 6,42 6,43 7,32 5 0 0 0 7 リンナイ -10% 9,00 9,00 9,01 10,0 5 0 0 20 8 ハウスコム -8% 925 925 925 1,01 0 9 KADOKAWA -8% 2,51 2,51 2,51 2,73 2 1 2 5 10 ブラザー工業 -8% 2,35 2,35 2,35 2,55 4 3 4 2 (
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