[東京 7日 ロイター] - <15:25> 日経平均・日足は「小陽線」、一目雲の上抜けならず 日経平均・日足は上下にヒゲを伴う「小陽線」となった。終値は2万7527円64 銭。日足・一目均衡表の雲上限(2万7580円57銭=7日)に上値を抑えられ、雲領 域をまだ上抜けしていない。5日移動平均線(2万7531円43銭=7日)や75日線 (2万7611円96銭=同)も目先の抵抗線になりそうだ。スローストキャスティクス のデッドクロスが上値の重さを意識させる一方、上向きを維持する25日線(2万702 6円83銭=同)が戻り基調の継続に期待をつなぐ。 <15:08> 新興株はマザーズが小反発、バンクオブイノベは連日の大幅安 新興株式市場は、マザーズ総合は0.21%高の733.06ポイントと、小反発し た。東証グロース市場指数は前営業日比0.25%高の932.93ポイントだった。市 場では「コロナ禍で大きく上昇した銘柄は、経済再開(リオープン)の反動から手掛けに くさが意識されている銘柄もあるようだ」(国内証券のストラテジスト)との声も聞かれ た。 FPパートナーが大幅高となり年初来高値を更新。ジーエヌアイグループ<2 160.T>は堅調だった。サンバイオは大幅高。一方、バンク・オブ・イノベーショ ンが19%安と連日の大幅安。一時ストップ安水準を付けた。このほか、Buy Sell Techが大幅安、ビジョナルは小安い。 <13:57> 後場も日経平均は堅調さ維持、アジア株高が支え 後場に入っても日経平均は引き続き堅調で、前営業日比約340円高の2万7500 円台前半で推移している。 週末に中国の衛生当局者がゼロコロナ政策を続けると語ったことが伝わり、きょうの アジア株は軟調に推移すると見込まれていたが、取引が始まるとハンセン中国企業株指数 (H株指数)はしっかりで「安心感が日本株を支えている面もあるようだ」(国内証券・ アナリスト)という。 個別では、東京エレクトロンが4%高と、上げ幅を拡大。値がさのファース トリテイリング、ソフトバンクグループもそれぞれ1%超高で、底堅く 推移している。 <11:45> 前場の日経平均は反発、値がさ株や好決算銘柄に買い 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比328円92銭高の2万7528円6 6銭と、反発した。前週末の米株高を好感し、日経平均は朝方から堅調に推移した。値が さ株や半導体関連株、好決算銘柄に買いが入り、日経平均は徐々に上げ幅を拡大。心理的 節目の2万7500円を回復した。 前週末の米株市場は主要3指数がそろって上昇。この流れを引き継ぎ、日経平均は2 00円高と堅調にスタートした。指数寄与度の高い銘柄群や好決算を発表した銘柄が堅調 に推移し、相場を押し上げた。一時、上げ幅は370円を超え、2万7576円96銭の 高値を付けた。 日経平均は堅調に推移しているが、市場では「米金融引き締め長期化による世界景気 減速懸念は強い」(アイザワ証券・市場情報部情報二課の横山泰史氏)との声が聞かれた 。 米労働省が4日発表した10月の雇用統計では、非農業部門雇用者数は26万100 0人増と市場予想を上回った。失業率は3.7%に上昇したが、横山氏は「米国の雇用情 勢は強いという印象で、米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢には変化はないとみて いる」と話した。 今週は国内企業の決算発表が終盤戦に入り、「引き続き、好決算銘柄への買いが相場 を下支えしそうだ」(国内証券・ストラテジスト)との意見も聞かれた。一方で、米中間 選挙や米物価統計の公表を控えて様子見姿勢も広がりやすく、日本株がどんどん上値を追 う展開は見込みにくいという。 TOPIXは1.02%高の1934.90ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆4905億2700万円だった。東証33業種では、医薬品、 不動産業以外の31業種が値上がり。鉄鋼、海運業、金属製品などの上昇が目立った。 個別では、サンリオが13%高と堅調に推移。一時、ストップ高となった。 同社は4日、2023年3月期の連結純利益予想を前期比16%増の40億円へと一転、 増益に上方修正し、材料視された。 前週末の米株市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が大幅高となり、東 京エレクトロン、アドバンテストなど半導体関連株がしっかりだった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1330銘柄(72%)、値下がりが45 2銘柄(24%)、変わらずが54銘柄(2%)だった。 <10:38> 日経平均は上げ幅拡大、好業績銘柄の物色が活発 日経平均は上げ幅を拡大してしっかりとした展開で、前営業日比約310円高の2万 7500円近辺で推移している。主力株や半導体関連株が堅調のほか、好業績銘柄への買 いが相場を押し上げている。 市場では「今週は決算発表の終盤戦に入り、個別物色の強まりやすい1週間となりそ うだ」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれる。 米金融引き締め長期化に伴う世界景気減速懸念が根強いが、好業績銘柄への買いと世 界景気減速懸念のせめぎ合いで日経平均は上にも下にも行きづらく、「2万7000円台 前半から半ばでもみ合う展開が続きそうだ」(同)という。 <09:07> 寄り付きの日経平均は反発、米株高を好感 半導体関連株しっかり 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比207円04銭高の2万7406 円78銭と、反発してスタートした。前週末の米株高を好感する形で幅広い業種で買いが 先行している。個別では、東京エレクトロン、アドバンテストなど半導 体関連株が堅調のほか、ダイキン工業、ソフトバンクグループもしっか り。 東証33業種では、空運業、不動産業、医薬品以外の30業種が値上がり。海運業、 鉄鋼、保険業などの上昇が目立つ。 <08:22> 寄り前の板状況、シミックHDは買い優勢 シーイーシーは売り優 勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 シミックHLDG 24% 2,04 2,04 2,04 1,64 0 0 0 0 2 ジーテクト 22% 1,63 1,63 1,63 1,33 9 8 9 9 3 きんでん 21% 1,74 1,74 1,74 1,44 3 3 3 3 4 サンケン電気 19% 6,13 6,13 6,13 5,13 0 0 0 0 5 セレス 18% 990 989 990 840 6 サンリオ 18% 4,65 4,65 4,65 3,95 0 0 0 0 7 インソース 17% 3,43 3,43 3,43 2,92 0 0 0 9 8 三浦工業 15% 3,41 3,41 3,42 2,96 8 5 0 1 9 帝国電機製作所 15% 2,30 2,30 2,30 1,99 0 0 0 5 10 東邦HLDG 12% 2,15 2,14 2,15 1,92 0 9 0 3 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 シーイーシー -20% 1,19 1,19 1,19 1,49 3 3 3 3 2 船井総研HLDG -19% 2,08 2,08 2,08 2,58 0 0 0 0 3 山一電機 -18% 1,80 1,80 1,80 2,20 1 0 1 6 4 大氣社 -14% 3,01 3,01 3,01 3,51 5 5 5 0 5 メイコー -10% 2,37 2,37 2,37 2,63 6 5 6 7 6 フジシールインターナショナル -8% 1,65 1,65 1,65 1,80 1 0 1 2 7 カシオ計算機 -8% 1,20 1,20 1,20 1,30 1 0 1 2 8 扶桑薬品工業 -6% 1,91 1,91 1,91 2,02 1 0 1 6 9 新電元工業 -5% 3,54 3,54 3,55 3,75 8 5 0 0 10 オカムラ -5% 1,28 1,28 1,28 1,35 9 8 9 7 (
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