[東京 14日 ロイター] - <15:33> 日経平均・日足は「大陰線」、5日線など維持できるか注目 日経平均・日足は上に短いヒゲを伴う「陰の大引け坊主」の形の「大陰線」となった 。買い手の心理としては絶望感を示している。終値は2万7963円47銭。 ローソク足は主要な移動平均線を上回っており、足元では一定の底堅さが確認される 。一方、日経平均は節目の2万8000円を割り込み、目先は売り圧力が強まる可能性も ある。当面は5日移動平均線(2万7852円34銭=14日)や10日線(2万769 1円88銭=同)など、短期の移動平均線を維持できるかが注目されそうだ。 <15:10> 新興株はマザーズが続伸、米ナスダック堅調でグロース株に買い 新興株式市場は、マザーズ総合が前営業日比1.73%高の773.66ポイントと 続伸した。東証グロース市場指数は同1.66%高の982.60ポイントだった。前週 末の米株市場でナスダック総合が堅調に推移したことや、米長期金利が低下傾向 にあることを好感し、グロース(成長)株が買われた。 個別では、マイクロ波化学がストップ高で取引を終えたほか、ウェルスナビ 、ユーザベースが大幅に上昇。 一方、eWeLLはストップ安で取引を終了した。LAホールディングス<2 986.T>、ヤプリも軟調に推移した。 <13:45> 後場の日経平均は小動き、ソフトバンクGは下げ幅拡大 後場の日経平均は小動きの展開が続いており、足元は前営業日比約230円安の2万 8000円近辺で推移している。ソフトバンクグループが13%安まで下げ幅を 拡大し、相場全体の重しとなっている。一方、ファーストリテイリング、東京エ レクトロンなど他の値がさ株はしっかり。 前週末は米消費者物価指数(CPI)発表後に米金利低下、株高、ドル安となったが 、マーケット参加者からは「きょうの日本株市場では、先週末に広がった過度な楽観ムー ドが修正されつつある」(国内金融機関・エコノミスト)との声が聞かれる。 今後の米金融政策動向については「CPIだけでなくさまざまな統計でインフレが沈 静化していると確認できない限りは、米連邦準備理事会(FRB)がハト派姿勢を示すこ とはないのではないか」(同)という。 <11:50> 前場の日経平均は反落、大幅高の反動 ソフトバンクGの下げが重 し 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比215円99銭安の2万8047円5 8銭と、反落した。前週末の大幅高の反動で利益確定売りが重しとなった。指数寄与度の 大きいソフトバンクグループなどの下落が指数を下押しした。 日経平均は、小幅続伸で始まった後、短時間でマイナスに転じ、軟調となった。前週 末の米国市場では株高だったが「(退役軍人の日で)参加者が少なく、方向感を欠いた」 (国内証券のストラテジスト)との受け止めが聞かれた。時間外取引の米株先物が軟調に 推移したことは、投資家心理の重しになった。 市場では「先週、かなり値を戻したこともあり、その反動が意識された」(三木証券 の北沢淳商品部投資情報グループ次長)との見方が出ていた。今週は米国で小売売上高や 小売大手の決算を控えており「利上げによる米実体経済への影響を見極めたい側面もあり そうだ」(北沢氏)という。 前週末に決算発表した値がさ株の一角が売られ、指数の上値を抑えた。ソフトバンク グループは12%安と大幅に下落し、1銘柄で日経平均を174円、押し下げた 。市場では、新たな自社株買いが期待されたが発表がなく嫌気されたとの声や、前週まで 上昇基調にあったことから利益確定売りが強まったとの見方が聞かれた。 一方、ファーストリテイリングや東京エレクトロン、エムスリー<2 413.T>といった値がさ株の一角は堅調で、指数を支えた。中国が隔離期間を短縮するなど 新型コロナウイルス対策を一部緩和すると伝わり「インバウンド関連の一部が物色された 」(別の国内証券のストラテジスト)との声もあった。 TOPIXは0.65%安の1964.90ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆9998億6500万円だった。東証33業種では、値下がり は倉庫・運輸関連業や情報・通信業、石油・石炭製品など28業種で、値上がりはガラス ・土石製品や化学工業、陸運業など5業種だった。 営業利益見通しを引き下げたオリンパスが大幅安となった。第一三共<4568. T>やTDKは安い。一方、資生堂やエヌ・ティ・ティ・データ はしっかりだった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが564銘柄(30%)、値下がりは119 5銘柄(65%)、変わらずは75銘柄(4%)だった。 <10:25> 日経平均は軟調、ソフトバンクGなど値がさ株の一角の下落が重し 日経平均は前営業日比約100円安の2万8100円台半ばで軟調な推移となってい る。前週末に決算発表した一部の値がさ株が下落し、指数の重しになっている。 指数寄与度の大きいソフトバンクグループは11%安と大幅に下落し、1銘 柄で日経平均を150円超、押し下げている。市場では、新たな自社株買いが期待された が発表がなく嫌気されたとの声や、前週まで上昇基調にあったことから利益確定売りが強 まったとの見方が聞かれた。原材料価格上昇や費用増を踏まえて通期営業利益見通しを引 き下げたオリンパスも大幅安となっている。 一方、ファーストリテイリングや東京エレクトロン、エムスリー<2 413.T>といった値がさ株の一角は堅調で、指数を支援。中国が隔離期間を短縮するなど新 型コロナウイルス対策を一部緩和するとも伝わっており「相場の支えになりそう」(国内 証券のストラテジスト)との見方もある。 <09:05> 日経平均は小幅続伸でスタート、ソフトバンクGは売り気配 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比14円07銭高の2万8277円 64銭と、小幅続伸でスタートした。その後は、前週末に大幅高となったこともあり、利 益確定売りが重しとなってマイナスに沈んでいる。 ソフトバンクグループは売り気配。主力株はトヨタ自動車やソニー グループが横ばい。半導体関連は東京エレクトロンが大幅高のほか、総 じてしっかり。指数寄与度の高いファーストリテイリングは小高い。 <08:29> 寄り前の板状況、MS―Japanが買い優勢 スプリックスは売 り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 MS―Japan 30% 1,30 1,30 1,30 1,00 1 1 1 1 2 帝国電機製作所 24% 2,56 2,56 2,56 2,06 5 5 5 5 3 ビー・エム・エル 19% 3,99 3,99 4,00 3,36 8 5 0 5 4 青山商事 9% 1,06 1,06 1,06 975 6 6 6 5 酒井重工業 7% 3,37 3,37 3,38 3,15 8 5 0 5 6 三井松島HLDG 7% 2,90 2,89 2,90 2,70 0 9 0 9 7 ジェイエイシーリクルートメン 7% 2,70 2,69 2,70 2,53 ト 0 9 0 4 8 スズケン 6% 3,45 3,45 3,46 3,25 8 5 0 0 9 コーナン商事 6% 3,47 3,47 3,48 3,27 8 5 0 5 10 平田機工 6% 4,80 4,80 4,80 4,54 0 0 0 0 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 スプリックス -29% 737 736 737 1,03 6 2 サイバーリンクス -22% 1,06 1,06 1,06 1,36 5 5 5 5 3 アルヒ -21% 1,11 1,11 1,11 1,41 9 9 9 9 4 太平電業 -20% 2,53 2,53 2,53 3,15 0 0 0 5 5 北越コーポレーション -18% 696 696 696 846 6 東京計器 -17% 1,03 1,03 1,03 1,25 4 3 4 2 7 フクシマガリレイ -17% 3,44 3,44 3,44 4,14 5 5 5 5 8 大真空 -15% 838 837 838 987 9 CE HLDG -15% 423 422 423 496 10 ゲオHLDG -14% 1,70 1,70 1,70 1,97 1 0 1 3 (
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」