[東京 25日 ロイター] - <13:27> 後場の日経平均は小動き、週末控え様子見姿勢強まる 後場に入り、日経平均は小動きの展開が続いている。前営業日比約100円安の2万 8200円台後半で推移。後場に入ってからの値幅は30円程度と小幅にとどまり、週末 を控えて様子見姿勢が強まっている。 米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを鈍化させる方向に向かっていることは 「マーケットに安心感をもたらした」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれる。 一方、前日までに日本株は3連騰していたため、きょうは小動きの中で売りが優勢になっ ているという。 物色動向としては、リオープン(経済再開)関連銘柄が底堅い。国内メディアの報道 によると、斉藤鉄夫国土交通相は25日の記者会見で、全国旅行支援を年明け以降も続け ると発表。これが材料視され、空運株や鉄道株などが上昇している。足元では国内の新型 コロナウイルスの感染者数が増加傾向にあるが、「行動制限が出されず、政府が消費支援 策を続けると明確に示され、素直に好感されているようだ」(同)という。 <11:50> 前場の日経平均は反落、利益確定売りが重し 手掛かり欠く 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比96円15銭安の2万8286円94 銭と、4日ぶりに反落した。前日の米国市場は休場で手掛かりを欠く中、週末の上、前日 までの上昇の反動もあって利益確定売りが重しになった。 日経平均は小高く始まった後、短時間でマイナスに沈み、小安い水準でのもみ合いに なった。日経平均は前日までの上昇に加え、週末要因もあって利益確定売りが上値を抑え た。 このところ買われていた半導体関連やグロース(成長)株の上値が重かった一方、百 貨店や空運、陸運といった経済再開(リオープン)銘柄の一角が買われ、循環物色が意識 された。 米国の利上げペース減速への思惑は根強く、半導体関連やグロース株が下げ幅を縮め る場面もあった。中国でのコロナ感染拡大が警戒される中、香港株が軟調な値動きとなり 、前引けにかけて再び上値が重くなった。 市場では「材料不足で利益確定売りに押されたが、米金利上昇やインフレへの懸念が 後退した環境下で戻りを試す流れは変わっていない。主力銘柄には押し目で買いが入り、 底堅さもある」(SBI証券の鈴木英之投資調査部長)との見方が聞かれた。 TOPIXは0.13%安の2016.23ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆2719億1100万円だった。東証33業種では、値上がり は電気・ガス業や鉱業、空運業など14業種で、値下がりはゴム製品や電気機器、医薬品 など19業種だった。 東京エレクトロンが小安く、ダイキン工業は軟調。電通グループ<4 324.T>は大幅安だった。一方、サッカーワールドカップ関連のサイバーエージェント<475 1.T>が引き続き物色され、ハブは年初来高値を更新した。料金値上げが意識され た東京電力HLDGは大幅高だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが902銘柄(49%)、値下がりは816 銘柄(44%)、変わらずは118銘柄(6%)だった。 <10:30> 日経平均は小安い、半導体など下げ縮小 米利上げ減速思惑が支え 日経平均は小安い水準で下げ渋っている。半導体関連株やグロース(成長)株の一角 が朝方に比べ下げ幅を縮小したりプラスに転じている。市場では「米連邦準備理事会(F RB)による利上げペース減速への思惑が継続し、相場の支えになっている」(国内証券 のストラテジスト)との声が聞かれる。 きょうは、このところの米金利低下で買われていた半導体関連やグロース株の上値が 重い一方、百貨店や空運、陸運といった経済再開(リオープン)関連が改めて買われてお り、市場では循環的な動きとの見方が出ている。 日本百貨店協会が24日発表した10月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年 比11.4%増の4281億円と、8カ月連続プラスだった。新型コロナの水際対策緩和 によるインバウンドの増加が意識され「空運や陸運にも物色が波及しているようだ」(別 の国内証券のストラテジスト)との受け止めもある。 東証33業種では、値上がりは電気・ガス業や陸運業、空運業など18業種で、値下 がりはゴム製品や鉄鋼、卸売業など15業種となっている。 <09:06> 日経平均は小幅続伸スタート、欧州株高が支え 利益確定売りが重 し 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比15円68銭高の2万8398円 77銭と、小幅に続伸してスタートした。前日の欧州株高が投資家心理を支えている一方 、前日までの連騰もあって利益確定売りが上値を抑えている。寄り付き後は小安い水準に 沈んでおり、前日終値を挟んだ値動きとなっている。 主力株はトヨタ自動車やソニーグループが横ばい。東京エレクトロ ンなど半導体関連は小安い。指数寄与度の高いファーストリテイリング は小安い一方、ソフトバンクグループは小高い。 <08:33> 寄り前の板状況、ベースが買い優勢 四国化成工業は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 ベース 19% 4,45 4,45 4,45 3,75 0 0 0 0 2 今仙電機製作所 14% 710 709 710 625 3 ジェイテックコーポレーション 13% 1,94 1,94 1,94 1,72 9 8 9 9 4 長瀬産業 10% 2,30 2,30 2,30 2,09 1 0 1 2 5 博報堂DY HLDG 9% 1,51 1,51 1,51 1,38 1 0 1 3 6 セントラル警備保障 9% 2,66 2,66 2,66 2,45 6 6 6 4 7 日本エム・ディ・エム 7% 1,13 1,13 1,13 1,05 4 3 4 9 8 C&FロジHLDG 6% 1,35 1,35 1,35 1,27 7 7 7 8 9 日本工営 5% 3,59 3,59 3,60 3,42 8 5 0 5 10 ハブ 5% 759 759 759 724 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 四国化成工業 -14% 1,19 1,18 1,19 1,38 0 9 0 3 2 三愛オブリ -13% 1,11 1,11 1,11 1,27 2 2 2 9 3 ニフコ -13% 3,23 3,23 3,23 3,71 3 0 5 5 4 PALTAC -11% 4,02 4,02 4,02 4,53 3 0 5 0 5 アクシアル リテイリング <825 -10% 3,20 3,20 3,20 3,57 5.T> 5 5 5 5 6 ベルク -10% 5,31 5,31 5,31 5,90 0 0 0 0 7 ヒト・コミュニケーションズH -9% 1,52 1,52 1,52 1,68 D 2 2 2 0 8 東亜道路工業 -8% 5,51 5,51 5,51 6,00 0 0 0 0 9 システム情報 -7% 851 850 851 919 10 ニッコンHLDG -7% 2,30 2,30 2,30 2,48 0 0 0 1 (
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