[東京 28日 ロイター] - <13:35> 後場の日経平均はもみ合い、中国のコロナ感染拡大が重し 日経平均は後場に入り、もみ合う展開が続いている。前営業日比約140円安の2万 8100円台前半で推移。アジア株の軟調な動きが重しとなり、日本株も弱含みの地合い となっている。 市場では、中国での新型コロナウイルス感染拡大が投資家心理を悪化させているとの 指摘が聞かれた。「中国が維持するゼロコロナ政策によって経済が停滞し、サプライチェ ーンの混乱など影響が出るリスクが警戒されている」(国内証券・ストラテジスト)とい う。 国内企業では、ホンダが28日、自動車生産を手掛ける中国合弁・東風本田 汽車の武漢工場(湖北省武漢市)の稼働を同日取り止めた。新型コロナウイルスの影響で 周辺が封鎖され、従業員が出社できないため。 <11:50> 前場の日経平均は続落、米ハイテク株安や中国株安が重し 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比175円24銭安の2万8107円7 9銭と続落した。米ハイテク株や中国株の下落が重しになった。高値警戒感もあり利益確 定売りが優勢で、東証33業種は全業種が下落した。 日経平均は小安く始まった後も下げ幅を拡大し、一時236円71銭安の2万804 6円32銭まで下落した。前週末の米ハイテク株安や、中国での新型コロナウイルス感染 再拡大が警戒された。前週の上昇からの反動もあって、利益確定売りが優勢になった。 時間外取引の米株先物がマイナスで推移したことも、投資家心理を圧迫。上海株や香 港株の軟調な値動きとなる中、日経平均が下げ幅を拡大する場面もあった。 米市場では、11月のiPhone生産台数が少なくとも30%減少する可能性があ るとのニュースが嫌気されアップル株が売られ、ハイテク株比率の高い米ナスダ ック総合は下落。フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)も下落し、東京市場では東 京エレクトロンなどの半導体関連株や村田製作所などの電子部品株が軟 調だった。 コロナの感染拡大が続く中国では行動制限を伴う厳格な規制が実施されており、進出 する日本企業の一角で工場が稼働停止となるなど懸念がくすぶる。中国では前週末、規制 に反発する抗議活動が複数の都市で相次いだ。 市場では「週内に米国で重要な経済指標の発表を複数控える中、前週にしっかりだっ た日本株は利益確定売りに押された」(三木証券の北沢淳商品部投資情報グループ次長) との声が出ていた。 一方、米国の利上げペース減速への思惑は根強いほか、株価の年末高のアノマリーも 意識され「12月連邦公開市場委員会(FOMC)にかけては底堅さも見込まれる」(北 沢氏)という。 TOPIXは0.79%安の2002.07ポイントで午前の取引を終了した。東証 プライム市場の売買代金は1兆3770億6200万円だった。東証33業種は、全業種 が値下がりした。値下がり率上位は鉄鋼や鉱業、不動産業などだった。 ハブや中国電力は大幅安、ソニーグループは小安い。一方 、ネクソンが大幅高。三菱自動車工業は堅調だった。 東証プライム市場の騰落数は値上がりが389銘柄(21%)、値下がりは1365 銘柄(74%)、変わらずは82銘柄(4%)だった。 <10:40> 日経平均は安値もみ合い、軟調な中国株や米株先物が重し 日経平均は軟調な推移が続いている。市場では「目先の手掛かりに乏しく、日経平均 はマイナス圏での推移が続くのではないか」(国内証券のストラテジスト)との声が聞か れる。 上海株や香港株が下落しているほか、時間外取引の米株先物がマイナスで推移してお り、投資家心理の重しになっている。「中国の新型コロナ感染状況や規制の動向に注意が 必要」(別の国内証券のストラテジスト)という。米国の利上げペース減速への思惑も根 強く、相場の下支えとみられている。「基本は底堅く、深押しは想定していない」(同) という。 東京エレクトロンなどの半導体関連株や村田製作所などの電子部品 株でマイナスの銘柄が目立つ。前週末の米国市場で、11月のiPhone生産台数が少 なくとも30%減少する可能性があるとのニュースが嫌気されアップル株が売ら れ、ハイテク株比率の高いナスダック総合が下落。米フィラデルフィア半導体指数(SO X)も下落しており、日本のハイテク株の重しになった。 東証33業種のうち値下がりは32業種で、下落率上位には鉄鋼や鉱業、不動産業な どが並ぶ。値上がりは証券業のみとなっている。 <09:08> 日経平均は続落スタート、半導体関連安い 米ハイテク株安が重し 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比62円47銭安の2万8220円 56銭と、小幅に続落してスタートした。その後も下げ幅を拡大し、100円超安に下落 した。前週末の米国市場はまちまちとなる中、ハイテク株比率の高いナスダック総合が下 落しており、半導体関連株や電子部品株に軟調な銘柄が目立ち、指数の重しになっている 。 主力株はトヨタ自動車が小高い一方、ソニーグループは横ばい。東 京エレクトロンは軟調。指数寄与度の高いファーストリテイリングは軟 調、ソフトバンクグループは小安い。 <08:30> 寄り前の板状況、山梨中央銀行が買い優勢 マクロミルは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 山梨中央銀行 24% 1,32 1,32 1,32 1,06 3 2 3 7 2 富山第一銀行 20% 604 604 604 504 3 シンクロ・フード 19% 632 632 632 532 4 インテリジェント ウェイブ <4 16% 900 899 900 773 847.T> 5 ジャフコ グループ 14% 2,64 2,64 2,64 2,31 0 0 0 4 6 高砂熱学工業 13% 2,08 2,08 2,08 1,84 2 2 2 5 7 丸全昭和運輸 10% 3,59 3,59 3,59 3,27 0 0 0 5 8 日医工 7% 81 80 81 75 9 北國フィナンシャルHLDG <7 6% 4,76 4,76 4,77 4,48 381.T> 8 5 0 0 10 フィックスターズ 6% 1,20 1,19 1,20 1,13 0 9 0 1 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 マクロミル -27% 808 807 808 1,10 5 2 ハブ -17% 681 681 681 816 3 PALTAC -11% 4,02 4,02 4,02 4,53 3 0 5 0 4 野村総合研究所 -10% 3,00 2,99 3,00 3,32 0 9 0 0 5 ロードスターキャピタル <3482. -8% 1,63 1,63 1,63 1,77 T> 6 5 6 0 6 ニチハ -8% 2,73 2,73 2,73 2,95 4 4 4 6 7 セラク -6% 1,24 1,23 1,24 1,31 0 9 0 4 8 タカショー -5% 681 680 681 720 9 サイバーエージェント -5% 1,27 1,26 1,27 1,34 0 9 0 3 10 アクシアル リテイリング <825 -5% 3,35 3,35 3,35 3,54 5.T> 3 0 5 5 (
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