[東京 29日 ロイター] - <16:00> 日経平均・日足は「小陽線」、5日線回復ならず 底堅さも継続 日経平均・日足は「小陽線」となった。終値は2万8027円84銭。5日移動平均 線(2万8194円51銭=29日)を終値で回復できなかったが、ローソク足の下ヒゲ は長めで、買い方の抵抗もうかがえる。主要な移動平均線の多くが上向きを維持し、底堅 さへの期待をつなぐ。 下押しする場合、25日線(2万7751円70銭=同)や75日線(2万7655 円87銭=同)のほか、週足の13、26、52週線が集まる2万7400―2万750 0円が目先の下値めどになりそうだ。 <15:35> 新興株はマザーズが4日続伸、米長期金利上昇一服で「資金流入」 新興株式市場は、マザーズ総合は0.26%高の803.32ポイントと、4日続伸 した。東証グロース市場指数は前営業日比0.25%高の1021.10ポイントだった 。米長期金利の上昇が一服する中、「中小型株に資金が入ってきているようだ」(国内証 券のストラテジスト)との声が聞かれた。 そーせいグループが大幅高のほか、ビジョナルが堅調だった。Bu ySell Techは取引時間中の年初来高値を更新した。一方、ケアネット やウェルスナビが大幅安。FRONTEOはさえなかった。 <13:35> 日経平均は前引けから下げ縮小、中国コロナ規制緩和への思惑も 日経平均は午後もマイナス圏での推移となっているが、前引け時点により徐々に下げ 幅を縮小している。 中国当局がコロナ防疫措置についての記者会見を開く予定で、「ゼロコロナ規制の緩 和への思惑もありそうだ」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれる。 値がさの半導体関連や電子部品の下落が重しの一方、ANAホールディングス<9202. T>など空運やJR東海などの陸運、百貨店などインバウンド関連がしっかりとな っている。 <11:47> 前場の日経平均は3日続落、ハイテク銘柄の下落が重し 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比163円01銭安の2万7999円8 2銭と、3日続落した。前日の米株安を嫌気する形で日経平均は軟調な展開が続いた。特 に半導体関連や電子部品関連などハイテク銘柄の下落が目立ち、重しとなった。一方、内 需株は底堅さもみられ、相場を下支えした。 前日の米株市場では主要3指数がそろって下落。この流れを引き継いで、日本株は寄 り付きから170円安と、売り先行でスタートした。28日の米市場でアップル が大幅安となったことを嫌気して、関連銘柄で売りが広がった。 日経平均は一時、前営業日比約260円安の2万7899円98銭まで下落したが、 前場引けにかけては下げ幅が縮小。中国でゼロコロナ政策に対する反発が強まっており、 アジア株の動向に注目が集まっていたが、アジア株がプラス圏で底堅い展開となったこと が日本株を下支えした。 物色動向としては、インバウンドの回復期待が根強く、陸運株、空運株など内需株が しっかりだった。 市場では、中国発のリスクへの警戒感が高まっているとの見方がある。きょうの東京 市場では、アップル関連銘柄とされる村田製作所、太陽誘電などが下落 したが、「今後の中国の動向次第ではファナックやオムロンなど、中国 への設備投資が大きい企業群で売り圧力が強まる可能性もある」(国内運用会社・ポート フォリオマネージャー)との声が聞かれた。 一方、マーケット参加者の関心は引き続き米金融政策動向に集まっている。T&Dア セットマネジメントのチーフ・ストラテジスト兼ファンドマネージャー・浪岡宏氏は、前 回の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨からはハト派的な印象があった一方、足 元の米連邦準備理事会(FRB)高官発言はタカ派的な内容が確認されるとして、「米金 融政策の先行きが読みづらくなっている」と指摘。米国時間の30日に控えるパウエルF RB議長の講演での発言が注目されるという。 目先の日経平均については来月のFOMCまで方向感が出づらく、「足元は2万80 00円台で様子見ムードが続きそうだ」と、浪岡氏は話した。 TOPIXは0.61%安の1992.23ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆3603億2400万円だった。東証33業種では、保険業、 銀行業、空運業など6業種が値上がり。金属製品、輸送用機器、機械など27業種は値下 がりした。 個別では、エーザイが9%安と急落。同社が米医薬品バイオジェン と共同開発するアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」の治験で2例目の死亡が報告され たとのリポートをサイエンス誌が掲載し、嫌気された。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが433銘柄(23%)、値下がりが133 8銘柄(72%)、変わらずが64銘柄(3%)だった。 <10:38> 日経平均は下げ幅縮小、内需株が下支え 空運など底堅い 日経平均は下げ幅を縮小し、前営業日比約130円安の2万8000円付近で推移し ている。空運業、陸運業、保険業など内需株の一角が上昇に転じ、相場を下支えしている 。グローバル景気に敏感な銘柄が売られる一方で、「長期的にみたインバウンドの回復期 待から、内需株は底堅い」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれる。 テクニカル面では「25日移動平均線(2万7750円93銭=現在)が下値を支え るとみられ、同水準を割り込む可能性は低い」(同)という。 <09:06> 寄り付きの日経平均は続落、米株安を嫌気 ハイテク銘柄軟調 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比171円33銭安の2万7991 円50銭と、続落してスタートした。その後も下げ幅を広げ、200円超安となっている 。前日の米株安の流れを引き継いで幅広い業種で売りが先行し、特に半導体関連株や電子 部品関連銘柄の売り圧力が強まっている。 個別では、東京エレクトロン、アドバンテスト、村田製作所<6981. T>がそれぞれ1%超安。主力のトヨタ自動車、ソニーグループも値下が りしている。 東証33業種では全業種が下落。金属製品、機械、電気機器などの下げが目立ってい る。 <08:20> 寄り前の板状況、日医工は買い優勢 スター・マイカ・HDは売り 優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 日医工 27% 134 133 134 105 2 ファーマライズホールディング 15% 760 760 760 660 ス 3 アイシン 11% 4,22 4,22 4,23 3,79 8 5 0 5 4 ストライク 10% 5,01 5,01 5,02 4,55 5 0 0 5 5 SBテクノロジー 5% 2,15 2,15 2,15 2,04 5 4 5 6 6 ツバキ・ナカシマ 5% 1,08 1,07 1,08 1,03 0 9 0 2 7 JBCC HLDG 4% 1,99 1,99 1,99 1,91 7 7 7 3 8 大日精化工業 4% 1,81 1,81 1,81 1,73 0 0 0 4 9 ネットプロテクションズHLD 4% 527 526 527 505 G 10 マーケットエンタープライズ <3 4% 1,06 1,06 1,06 1,02 135.T> 5 4 5 3 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 スター・マイカ・HLDG <297 -48% 785 785 785 1,51 5.T> 8 2 大阪有機化学工業 -24% 1,63 1,63 1,63 2,16 5 4 5 0 3 ニイタカ -24% 1,66 1,66 1,66 2,19 4 4 4 6 4 ジャステック -14% 1,06 1,06 1,06 1,23 1 0 1 9 5 多木化学 -10% 5,22 5,22 5,22 5,81 0 0 0 0 6 パーソルHLDG -8% 2,89 2,89 2,89 3,16 2 1 2 0 7 T&D HLDG -7% 1,50 1,50 1,50 1,62 3 2 3 2 8 クレディセゾン -7% 1,65 1,65 1,65 1,77 4 3 4 3 9 ファーストブラザーズ -7% 831 830 831 890 10 リンナイ -7% 9,80 9,80 9,80 10,4 0 0 0 90 (
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