[東京 2日 ロイター] - <13:18> 日経平均は下げ渋り、日銀ETF買いへの思惑が支え 日経平均は午後に入り、500円安の2万7700円台前半で下げ渋る動きとなって いる。 きょうのTOPIXの前場終値が2.04%安だったことから「後場には日銀の上場 投資信託(ETF)買いが入るとの思惑が下支えになっている」(国内証券のストラテジ スト)との声が出ている。市場では、前場TOPIXの2%超安が日銀による買いの基準 との観測がある。 業種別では、電気・ガスや海運、建設、卸売業などで、前場の終値からの下げ縮小が 目立つ。 米国の景気懸念や為替の円高が景気敏感株や輸出関連株の重しとなる一方、買い材料 に乏しいとして「米雇用統計を控えた週末でもあり、この時間帯から買うのは難しそうだ 」(同)との意見も聞かれる。 <11:45> 前場の日経平均は大幅反落、円高が重し TOPIX2%超安 東京株式市場で日経平均は大幅反落し、前営業日比546円24銭安の2万7679 円84銭で前場を終えた。前日の米株安や円高の進行を嫌気し、軟調に推移した。下げ幅 は一時560円を超え、特に輸出関連株の売り圧力が強まった。前場のTOPIXは2. 04%安となり、日銀のETF(上場投資信託)買いの思惑も広がった。 米国市場でS&P総合500種とダウ工業株30種が軟調だったことを受け、 日経平均は朝方から240円安とマイナス圏でスタートした。その後も下げ幅を拡大し、 一時2万7662円12銭まで下落した。 前日に堅調だった値がさ株で利益確定売りが優勢となったほか、為替市場で円高が進 んだことを嫌気して輸出関連株が値下がりした。米長期金利の低下に伴い、銀行株も売ら れた。 市場では、「ハンセン指数はプラス圏でしっかりしていることから、日本株の売り圧 力が強まっているようだ」(GCIアセットマネジメント・ポートフォリオマネージャー 、池田隆政氏)との声が聞かれた。池田氏は、円高進行が重しとなっているほか、来週の SQ(特別清算指数)をにらみ、ポジション調整が進んでいるのではないかと指摘した。 TOPIXは2.04%安の1945.96ポイントで午前の取引を終了。日銀のE TF買い入れの思惑もあり、後場はもみ合いになりやすいという。 今晩は米国で11月雇用統計が公表される予定で、マーケット参加者の関心が集まっ ている。米国のインフレ動向を見極める上で賃金の伸びに注目が集まっており、「仮に予 想よりも賃金の伸びが鈍化していないとなると、インフレピークアウト感の期待が後退し 、株式市場にとっては重しになりやすい」(国内証券・ストラテジスト)との見方があっ た。 東証プライム市場の売買代金は1兆6415億3000万円だった。東証33業種で は全業種が値下がり。特に医薬品、不動産業、卸売業が下落率上位に入った。 個別では、トヨタ自動車、ソニーグループ、ダイキン工業 など主力株が軟調だった。 一方、サッカーワールドカップ(W杯)関連銘柄が堅調に推移した。ハブが 9%高、サイバーエージェントが5%高となった。サッカーのW杯カタール大会 の1次リーグ最終戦で、日本がスペインに2─1で逆転勝ちしたことが手掛かりとなった 。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが90銘柄(4%)、値下がりが1730銘 柄(94%)、変わらずが16銘柄(0%)だった。 <10:15> 日経平均は下げ幅拡大、輸出関連株の売り加速 日経平均は下げ幅を拡大し、前営業日比約430円安の2万7700円台後半で推移 している。寄り付きから変わらず全業種で値下がりし、全面安の展開となっている。下げ 幅は一時450円を超えた。 輸出関連株の下げが目立っており、トヨタ自動車、日立製作所、ホ ンダが軟調。市場では、ドル/円相場での円高進行と前日の米株安が重しになっ ているとの声が聞かれた。「多くの企業がドル/円の想定レートを135円前後としてお り、さらなる円高進行は企業業績にとってマイナスになる可能性がある」(国内証券・ス トラテジスト)という。 足元のドルは135円台前半で、昨日の取引時間中より円高に振れている。 <09:05> 寄り付きの日経平均は反落、利益確定売り優勢 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比242円90銭安の2万7983 円18銭と、反落してスタートした。寄り付き後も350円安と下げ幅を広げている。昨 日の株高の反動で利益確定売りが優勢となり、節目の2万8000円を下回った。東証3 3業種では、全業種値下がりしている。 昨日大きく上昇した銘柄の下げが目立ち、個別ではソフトバンクグループ、 東京エレクトロン、ファーストリテイリングが軟調。 主力のトヨタ自動車、ソニーグループもそれぞれ1%超安とさえな い。 <08:25> 寄り前の板状況、日産東京販売HLDGが買い優勢 ニッコンHL DGは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 日産東京販売HLDG 27% 378 378 378 298 2 進和 24% 2,54 2,54 2,54 2,04 5 5 5 5 3 サイバーエージェント 16% 1,43 1,43 1,43 1,23 6 5 6 9 4 ハブ 15% 769 769 769 669 5 RS Technologie 11% 9,46 9,46 9,46 8,50 s 0 0 0 0 6 ミズノ 11% 3,14 3,14 3,15 2,84 8 5 0 4 7 ニチアス 9% 2,65 2,65 2,65 2,43 7 7 7 6 8 ニフコ 9% 3,90 3,90 3,91 3,59 8 5 0 5 9 愛知製鋼 8% 2,45 2,44 2,45 2,26 0 9 0 9 10 理研計器 8% 5,34 5,34 5,35 4,95 5 0 0 5 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 ニッコンHLDG -21% 1,92 1,92 1,92 2,42 1 1 1 1 2 シップヘルスケアHLDG <336 -18% 2,24 2,24 2,24 2,74 0.T> 3 3 3 3 3 テクノプロHLDG -13% 3,33 3,33 3,33 3,85 5 5 5 5 4 スタンレー電気 -12% 2,49 2,49 2,49 2,82 5 4 5 8 5 トランザクション -9% 1,19 1,19 1,19 1,30 5 4 5 8 6 ネクソン -8% 2,71 2,71 2,71 2,95 1 0 1 3 7 小糸製作所 -8% 2,01 2,01 2,01 2,18 2 1 2 7 8 フリービット -7% 1,05 1,04 1,05 1,12 0 9 0 6 9 フジテック -7% 2,94 2,94 2,94 3,15 5 4 5 5 10 エヌ・ティ・ティ・データ <961 -7% 1,98 1,98 1,98 2,12 3.T> 1 0 1 1 (
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」