[東京 7日 ロイター] - <14:12> 後場の日経平均は小動き、材料不足で様子見姿勢強まる 後場に入り、日経平均は前営業日比約160円安の2万7700円台前半で推移して いる。前場に引き続き、値がさ株や半導体関連株の下落が下げをけん引している。一方、 東証プライム市場の騰落数では6割以上が値上がりし、底堅さもみられる。 市場では、「手掛かり材料が乏しい上、来週に米国の重要イベントを控え、様子見姿 勢が強まっている」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれた。 米金融政策動向を巡っては、「政策金利の最終到達点がどうなるか現時点では織り込 みづらい」(同)との意見があり、手掛けにくさが意識されているという。 <11:54> 前場の日経平均は反落、米引き締め長期化の思惑で 半導体株安い 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比128円93銭安の2万7756円9 4銭と反落した。米金融引き締めが長期化するとの思惑がくすぶり出足から軟調で、特に 値がさ株や半導体関連株の下げが相場の重しとなった。売りが一巡した後は、徐々に下げ 幅が縮小。円安を支えとした輸出株や、原油価格の下落を好感した電力株の底堅さが目立 った。 前日の米株市場では主要3指数はそろって下落、その流れを引き継いで日本株は20 0円超安で始まった。値がさ株のほか、前日上昇していた半導体株も軟調だった。 市場では半導体株について「半導体需要のピークアウト感は意識されているものの、 どの程度が落ち込むか織り込み切れていない面もある」(国内運用会社)として、しばら く方向感が定まりにくいとの声も出ていた。 一方「ドル/円が円安方向に振れていることが投資家心理の支えになっている可能性 がある」(ソニーフィナンシャル・グループの宮嶋貴之シニエコノミスト)とみられ、売 りが一服した後はアジア株の堅調地合いもあり指数は下げ幅を縮小した。 市場では、米国の金融引き締めが続くとの前提の下、「景気は悪化でとどまるという 見方よりも、後退に陥るとの見方がやや強まっている」(国内証券・ストラテジスト)と いい、米景気の先行きについての明確な織り込みが進まない中、日本株は方向感のない展 開となっている。 TOPIXは0.12%高の1952.52ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆2879億7800万円だった。東証33業種では、非鉄金属 、電気・ガス業、銀行業など21業種が値上がり。一方、鉱業、電気機器、海運業など1 2業種は値下がりした。 個別では、関西電力や北陸電力などの電力銘柄がしっかり。半導体 関連は、指数寄与度が大きい東京エレクトロンもプライム市場値下げ率ランキン グ上位に入るなどさえなかった。 指数寄与度の大きいファーストリテイリングは1.8%安、東京エレクトロ ンは2.8%安。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1214銘柄(66%)、値下がりが53 7銘柄(29%)、変わらずが84銘柄(4%)だった。 <10:30> 日経平均は下げ幅縮小、為替の円安が支援 日経平均は、徐々に下げ幅を縮小する値動きとなっている。足元では約130円安の 2万7700円台半ばで推移している。 ドル/円が137円台前半へと円安方向に振れ、投資家心理を支援。トヨタ自動車<7 203.T>は朝方からやや上げ幅を拡大しており、自動車など輸出関連株の一角が底堅い動き となっている。 ソフトバンクグループは小幅ながらプラスを回復。市場では「売り飽きムー ドも出てきているのではないか」(国内証券のアナリスト)との声が聞かれる。一方、原 油安が嫌気されINPEXは軟調。 東証33業種では、値上がりは電気・ガス業や非鉄金属、陸運業など22業種で、値 下がりは鉱業や電気機器、その他製品など11業種となっている。 <09:11> 日経平均は反落スタート、米金融引き締めの長期化を警戒 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比215円58銭安の2万7670 円29銭と反落してスタートした。金融引き締め長期化への懸念で米国市場が株安となっ た流れを引き継いで、売りが先行した。その後は、やや下げ渋っている。 主力株はトヨタ自動車が小高い一方、ソニーグループは小安い。半 導体関連は東京エレクトロンが大幅安。指数寄与度の高いファーストリテイリン グは軟調。ソフトバンクグループは小安い。 <08:25> 寄り前の板状況、テモナが買い優勢 ニッコンHLDGは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 テモナ 22% 452 452 452 372 2 太平洋工業 12% 1,17 1,16 1,17 1,04 0 9 0 8 3 シナネンHLDG 9% 3,99 3,99 4,00 3,67 8 5 0 5 4 矢作建設工業 8% 794 793 794 733 5 いなげや 8% 1,25 1,25 1,25 1,16 5 5 5 0 6 山陽特殊製鋼 8% 2,35 2,34 2,35 2,18 0 9 0 2 7 アイネス 7% 1,48 1,47 1,48 1,38 0 9 0 0 8 積水化学工業 7% 2,00 1,99 2,00 1,86 0 9 0 6 9 東リ 7% 218 217 218 204 10 阪和興業 7% 3,79 3,79 3,80 3,56 8 5 0 5 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 ニッコンHLDG -15% 2,00 2,00 2,00 2,36 5 5 5 3 2 Gunosy -15% 561 560 561 659 3 ネクソン -11% 2,67 2,67 2,67 2,99 1 0 1 0 4 PALTAC -10% 4,01 4,01 4,01 4,46 5 5 5 5 5 東京一番フーズ -10% 519 518 519 576 6 ツガミ -9% 1,10 1,10 1,10 1,20 1 0 1 6 7 第一生命HLDG -7% 2,37 2,37 2,37 2,55 5 5 6 3 8 ラクーンHLDG -7% 1,16 1,16 1,16 1,24 4 4 4 7 9 山九 -6% 4,73 4,73 4,74 5,05 8 5 0 0 10 富士通 -5% 17,6 17,6 17,6 18,5 03 00 05 35 (
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