[東京 9日 ロイター] - <15:51> 日経平均・日足は「大陽線」、10日線・75日線が下向きに 日経平均・日足は、上に短いヒゲを伴う「上影陽線」の形に近い「大陽線」となった 。やや弱気な相場を暗示している。終値は2万7901円01銭だった。 10日移動平均線(2万7903円18銭=9日)や75日線(2万7571円06 銭=同)が緩やかに下向きになっており、短期的には売り圧力に押されるリスクも警戒さ れる。 市場では「当面は200日線が位置する2万7200円近辺から、10日線の位置す る2万7900円の間で、横ばい圏の推移となりそうだ」(国内証券・ストラテジスト) との声が聞かれた。 <15:10> 新興株はマザーズが反発、新規の買いは乏しいとの声 新興株式市場は、マザーズ総合が前営業日比1.59%高の787.03ポイントと 反発した。東証グロース市場指数は同1.49%高の998.00ポイントだった。前日 の米株高を好感して新興株市場もしっかりの展開となったが、市場では「新規の買いが入 っているわけではなく、上昇の勢いは乏しい」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞 かれた。 個別では、Aimingが一時ストップ高となったほか、ステラファーマ<4 888.T>、Chatworkが堅調に推移した。 一方、INCLUSIVE、アイ・パートナーズフィナンシャル、 メンタルヘルステクノロジーズはさえない。 <14:02> 後場の日経平均は伸び悩み、米指標にらみ様子見ムード 後場の日経平均は、前引けの時点より上げ幅を縮小し、前営業日比約350円高の2 万7900円台前半で推移している。 今晩は12月のミシガン大学消費者信頼感指数が、来週には11月の米CPIが発表 される予定で、大和証券の木野内栄治チーフテクニカルアナリストは、「後場の動きは限 定的。日本独自の材料がないことに加え、FOMCなど来週の米国の重要イベントを見極 めたい投資家心理が働くとみられる」と話した。 個別では、東芝が4%高、レーザーテックが4%高でそれぞれ堅 調に推移している。一方、原油先物の下落を受け、富士石油や石油資源開発 <1 662.T>などエネルギー関連が軟調。 <11:45> 前場の日経平均は3日ぶり反発、米株高を好感 ハイテク株買い戻 し 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比371円78銭高の2万7946円2 1銭と、3営業日ぶりに反発した。前日の米国株市場で主要3指数が上昇したことを好感 し、日本株も堅調な展開となった。特に、前日まで軟調だった半導体関連や電子部品関連 などハイテク銘柄の上昇が目立ち、指数を押し上げた。 前日の米株市場で主要3指数がそろって上昇した流れを引き継ぎ、日本株は寄り付き で前営業日比約60円高と買い先行でスタートした。その後も上げ幅を拡大し、前引けに かけては約380円高まで上昇。ただ、来週は13―14日に米連邦公開市場委員会(F OMC)の開催、13日に11月米消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることか ら投資家の様子見姿勢は強く、2万7900円台半ば付近では上値の重さも意識された。 ニッセイ基礎研究所、井出真吾チーフ株式ストラテジストによると「前日の米国市場 で特にハイテク株の構成比が高いナスダックが大幅上昇したことが、買いのタイミングを 狙っていた投資家にとって手掛かり材料となった」という。 井出氏は目先の日経平均の動きについて、午前に堅調な展開だったことから後場は少 し押し戻される可能性があるとし、「終値で2万8000円をトライできるかが注目」と 話した。 TOPIXは1.17%高の1964.30ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆7106億0300万円だった。東証33業種では、電気・ガ ス業、電気機器、精密機器など30業種が値上がり。鉱業、石油・石炭製品、水産・農林 業の3業種は値下がりした。 株式市場筋によると、12月限日経平均先物ミニ・オプションの最終決済に関わる日 経平均のSQ(特別清算指数)値は2万7576円37銭となった。 個別では、武田薬品工業が前日比1.7%高でしっかりで、年初来高値を更 新した。同社は8日、開発したデング熱ワクチン「QDENGA」が欧州連合(EU)で の使用承認を得たと発表し、材料視された。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1435銘柄(78%)、値下がりが32 0銘柄(17%)、変わらずが81銘柄(4%)だった。 <10:35> 日経平均は上げ幅拡大、半導体関連株が相場押し上げ 日経平均は上げ幅を拡大し、前営業日比約320円高の2万7900円近辺で推移し ている。一時、上げ幅は340円を超えた。前日の米市場でナスダック総合が5 日ぶりに反発した流れを受け、日本市場でも半導体関連銘柄が買われ、相場を押し上げて いる。個別では、東京エレクトロンが2%超高、アドバンテストが3% 超高、ルネサスエレクトロニクスが2%超高で推移している。業種別では電気・ ガス業や電機機器などがしっかり。 一方で、市場では「きょうの東京株式市場は材料が乏しい。来週には米国で米連邦公 開市場委員会(FOMC)などの重要イベントを控えているため、様子見姿勢が強く、方 向感があまりない相場付きになるのではないか」(国内証券・ストラテジスト)との声が 聞かれた。 <09:08> 日経平均は小幅反発スタート、米株高が支援 主力株や値がさ株し っかり 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比59円53銭高の2万7633円 96銭と、小幅に反発してスタートした。株価はその後、200円超高に上値を伸ばして いる。 米国市場では株価主要3指数が上昇しており、好感する動きが先行した。労働市場の 弱い指標が示され、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めに対する過度な警戒 感が緩和した。 主力株はトヨタ自動車が小高く、ソニーグループは堅調。半導体関 連は東京エレクトロンがしっかり。指数寄与度の高いファーストリテイリング<9 983.T>は横ばい、ソフトバンクグループは堅調となっている。リクルートHLD Gは小高い。 <08:23> 寄り前の板状況、JK HLDGが買い優勢 日清製粉グループ本 社は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 JK HLDG 28% 1,28 1,28 1,28 1,01 8 8 8 0 2 能美防災 26% 1,94 1,94 1,94 1,54 7 7 7 7 3 長瀬産業 25% 2,51 2,51 2,51 2,01 3 3 3 3 4 ニッコンHLDG 21% 2,88 2,88 2,88 2,38 7 7 7 7 5 山陰合同銀行 21% 869 869 869 719 6 メイテック 20% 2,95 2,95 2,95 2,45 3 3 3 3 7 富士ソフト 20% 9,03 9,03 9,03 7,53 0 0 0 0 8 アクシアル リテイリング <825 20% 3,99 3,99 4,00 3,34 5.T> 8 5 0 5 9 C&FロジHLDG 18% 1,37 1,37 1,37 1,16 0 0 0 3 10 理想科学工業 17% 2,59 2,59 2,59 2,20 4 3 4 8 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 日清製粉グループ本社 -25% 1,18 1,18 1,18 1,58 1 1 1 1 2 エヌ・ティ・ティ・データ <961 -25% 1,51 1,51 1,51 2,01 3.T> 5 5 5 5 3 セイコーエプソン -24% 1,57 1,57 1,57 2,07 1 1 1 1 4 アステラス製薬 -24% 1,62 1,62 1,62 2,12 5 5 5 5 5 クレディセゾン -23% 1,31 1,31 1,31 1,71 6 6 6 6 6 ダイキン工業 -23% 16,9 16,9 16,9 21,9 10 10 10 10 7 協和キリン -23% 2,37 2,37 2,37 3,07 0 0 0 0 8 日立建機 -23% 2,37 2,37 2,37 3,07 5 5 5 5 9 日揮HLDG -23% 1,37 1,37 1,37 1,77 0 0 0 0 10 横浜ゴム -22% 1,73 1,73 1,73 2,23 6 6 6 6 (
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