[東京 19日 ロイター] - <15:10> 新興株はマザーズが3日続落、トリドリの終値は初値下回る 新興株式市場は、マザーズ総合は1.56%安の762.77ポイントと、3日続落 した。東証グロース市場指数は前営業日比1.73%安の966.12ポイントだった。 前週末の米国市場では景気悪化が警戒される中、ハイテク株比率の高いナスダック指数が 下落しており、投資家心理の重しになった。 新規上場のトリドリの初値は公開価格を82.2%上回る2733円となっ た。その後、初値を下回る2233円で取引を終えた。 ビジョナルやINTLOOPが大幅安。ウェルプレイド・ライゼス トはストップ安となった。一方、メドレーやマイクロ波化学が 大幅高。property technoも買われた。 <13:34> 日経平均は安値圏で小動き、海運株は下げ拡大 日経平均は、きょうの安値圏での小動きとなっている。午後の値幅は38円程度にと どまっている。市場では「朝方の取引が一巡した後は、手がかりに乏しい」(国内証券の ストラテジスト)との声が聞かれる。時間外取引の米株先物が小高く推移しており、投資 家心理の支えになっているという。 セクター別では、銀行業がしっかりの一方、後場に入って海運株が下げ幅を拡大して いる。このうち日本郵船は「(3175円付近を通る)5日移動平均線を割り込 んできたことで売りが強まったようだ」(別の国内証券のアナリスト)との見方が出てい た。 東証33業種では、値上がりは銀行業やパルプ・紙、水産・農林業など7業種で、値 下がりは鉱業や海運業、精密機器など26業種となっている。 <11:45> 前場の日経平均は3日続落、米景気後退懸念が重し 値がさ株軟調 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比305円83銭安の2万7221円2 9銭と、3日続落した。前週末の米株安を嫌気し、軟調に推移した。米金融引き締めの長 期化による景気後退懸念が強まっており、値がさ株や外需株の一角が売られ、相場の重し となった。 前週末の米国株市場は主要3指数がそろって下落。この流れを引き継いで日本株も売 り先行でスタートした。日経平均は寄り付き後も下げ幅を拡大し、一時、前営業日比約3 60円安の2万7165円78銭の安値を付けた。ただ、売りが一服した後は小動きとな り、方向感の乏しい値動きとなった。 物色動向としては、値がさの半導体関連株や自動車株が軟調だった一方、銀行業など 一部の内需セクターは底堅く推移した。 市場では、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制のために金融引き締めを継続 する姿勢が明確になり、景気後退懸念が強まっているとの見方が聞かれる。みずほ証券の マーケットストラテジスト・倉持靖彦氏は「米国では経済指標も悪化しており、先々の企 業業績の悪化にマーケットの関心が集まっている」との声が聞かれた。 米株の調整を通じて日本株も上値の重い展開が続きやすく、倉持氏は「目先2週間程 度の日経平均は2万7000円割れの可能性もある」と話す。下値としては心理的節目の 2万6500円程度が意識されるのではないか、という。 一方、「年末を控えて商いが細りやすく、海外勢などの買いも入りにくい」(国内証 券・アナリスト)と、年末の需給要因を指摘する声もあった。 TOPIXは0.68%安の1937.10ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆2646億1400万円だった。東証33業種では、パルプ・ 紙、銀行業、情報・通信業など6業種が値上がり。半面、鉱業、精密機器、医薬品など2 6業種は値下がりした。空運業は変わらずだった。 個別では、西日本フィナンシャルホールディングス、山梨中央銀行 、ふくおかフィナンシャルグループなど銀行株がしっかり。政府・日銀による共 同声明が見直されるとの一部報道で日銀の政策修正観測が強まり、物色が活発になった。 一方、トヨタ自動車、東京エレクトロン、ファーストリテイリング はさえない。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが824銘柄(44%)、値下がりが909 銘柄(49%)、変わらずが105銘柄(5%)だった。 <10:35> 日経平均は軟調、外需株安い 下値は200日線を意識 日経平均は軟調に推移し、前営業日比約270円安の2万7200円台半ばで推移し ている。下げ幅は一時、360円を超える場面もあった。市場では「米金融引き締めの長 期化による景気後退懸念を背景に、外需セクターを中心に売りが出ている」(国内証券・ ストラテジスト)との声が聞かれる。個別では、主力のトヨタ自動車、ダイキン 工業などが軟調に推移している。 一方、テクニカル面では「200日移動平均線(2万7247円25銭=現在)が下 値として意識されやすい」(同)との指摘があり、終値で同水準を維持できるかが注目さ れるという。 <09:13> 寄り付きの日経平均は3日続落、米株安を嫌気 値がさ株重く 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比247円20銭安の2万7279 円92銭と、3日続落してスタートした。寄り付き後も下げ幅を広げている。前週末の米 国株市場で主要3指数が下落した流れを引き継ぎ、軟調な値動きとなっている。特に値が さ株のファーストリテイリング、東京エレクトロンなどの下落が目立ち 、相場の重しとなっている。 東証33業種では、銀行業、海運業、パルプ・紙など5業種が値上がり。一方、鉱業 、ゴム製品、医薬品など28業種は値下がりしている。 <08:25> 寄り前の板状況、ビーウィズは買い優勢 ニッコンHLDGは売り 優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 ビーウィズ 22% 1,350 1,34 1,350 1,10 9 9 2 アイチ 20% 916 916 916 766 3 四国化成工業 18% 1,560 1,55 1,560 1,32 9 0 4 Sun Asterisk <4053.T 10% 1,350 1,34 1,350 1,22 > 9 9 5 文化シヤッター 9% 1,200 1,19 1,200 1,09 9 7 6 リンクアンドモチベーション <2170 9% 769 768 769 707 .T> 7 東京きらぼしFG 7% 2,478 2,47 2,478 2,30 7 5 8 スタンレー電気 7% 2,900 2,90 2,900 2,70 0 4 9 三井E&S HLDG 7% 425 424 425 397 10 積水化学工業 7% 2,000 1,99 2,000 1,87 9 0 売り優勢 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 ニッコンHLDG -21% 1,898 1,89 1,898 2,39 8 8 2 シップヘルスケアHLDG <3360.T -19% 2,188 2,18 2,188 2,68 > 8 8 3 東芝テック -17% 3,003 3,00 3,005 3,63 0 5 4 アルファシステムズ -17% 3,455 3,45 3,455 4,15 5 5 5 山九 -12% 4,293 4,29 4,295 4,90 0 0 6 山陽特殊製鋼 -11% 1,946 1,94 1,946 2,19 5 1 7 スパークス・グループ -11% 1,550 1,55 1,550 1,73 0 7 8 静岡ガス -9% 988 987 988 1,08 2 9 日本精化 -8% 2,106 2,10 2,106 2,30 6 1 10 サカイ引越センター -8% 4,180 4,18 4,180 4,55 0 5 (
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