[東京 20日 ロイター] - <13:56> 日経平均は下げ幅拡大、値がさ株一段安 金融株は堅調 日経平均は下げ幅を拡大し、前営業日比約700円安の2万6500円台前半で推移 している。値がさ株や半導体関連株の売り圧力が一段と強まり、指数を押し下げている。 日銀の金融政策決定会合を受けて政策正常化が市場で意識され、幅広く売りが先行。市場 関係者からは「将来的な金利上昇による設備投資抑制の懸念や円高進行で、特に高PER (株価収益率)銘柄が売られている」(国内証券・投資メディア部長)との声が聞かれた 。 一方、銀行株や保険株は堅調に推移している。金利上昇で銀行の利ざや改善期待が高 まり、物色が活発になっている。個別では、富山第一銀行が13%高、筑波銀行 が9%高、T&Dホールディングスが8%高となっている。 <12:49> 日経平均は大幅下落、600円超下落 日銀が事実上の利上げ 日経平均は後場に入り大幅に下落している。日銀が大規模緩和を修正すると発表し、 事実上の利上げとなることを投資家が嫌気した。前場引けに比べて、一時600円超の下 落となった。長期金利の変動許容幅は従来の0.25%から0.5%に拡大することから 、銀行業が大幅に買われている。 いちよしアセットマネジメントの秋野充成取締役は、「市場にとってはネガティブ要 因。銀行や生保、損保以外は全面安となるだろう」との見方を示した上で、「前日比で1 000円ほど下げてもおかしくない」との見通しを示した。 <11:43> 前場の日経平均は小反発、自律反発期待 日銀総裁会見に関心 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比77円90銭高の2万7315円54 銭と、小幅に反発した。前日までの続落を受け、自律反発を期待した買いが先行した。一 方、米景気懸念がくすぶるほか、日銀の金融政策決定会合の結果発表と総裁会見を前にし た手控えムードもあり、株価は伸び悩んだ。 日経平均は小幅に反発してスタートし、小幅高での値動きとなった。前日までの3営 業日で900円超下落しており、自律反発期待の買いが断続的に入った。指数は一時約1 00円高の2万7339円49銭に上昇した。ファーストリテイリングの上昇が 約30円、指数の押し上げに寄与した。 市場では「取り立てて材料もない中、ボックス相場が続いている。レンジは2万70 00円─2万9000円に切り上がっており、下限に近づいたことで押し目買いが入った 」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用本部長)との声が聞かれた。 前日の米国市場ではハイテク株安となったが、東京市場では半導体関連や電子部品は まちまちだった。為替が前日から円安方向に振れて輸出関連の一角は底堅い。政府・日銀 による共同声明の見直しを巡る観測報道を受け、今後の政策修正への思惑から銀行や保険 はしっかりだった。 TOPIXは0.4%高の1943.21ポイントで午前の取引を終了した。東証プ ライム市場の売買代金は1兆1855億0300万円だった。東証33業種では、値上が りは海運業や保険業、鉱業など28業種で、値下がりはサービス業やガラス・土石製品、 パルプ・紙など5業種だった。 株主還元拡大の思惑が出た川崎汽船が大幅高となった。三井住友FG<8316. T>は年初来高値を更新。第一生命HLDGや三菱重工業は大幅高だった 。一方、エムスリーは大幅安、東京エレクトロンは小安い。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1152銘柄(62%)、値下がりは59 0銘柄(32%)、変わらずは95銘柄(5%)だった。 <10:35> 日経平均は上げ幅拡大、200日線を意識した値動きに 日経平均は、上げ幅を拡大している。前日までの3営業日で900円超下落しており 、自律反発期待の買いが断続的に入った。一時100円高に上昇した。 市場では、2万7250円付近を通る200日移動平均線を意識した値動きになって いるとの声が聞かれる。前日は終値でわずかに下回ったが「大きな手掛かりでもなければ 明確な下放れは想定しにくい」(国内証券のストラテジスト)との見方もあり、同水準で は押し目買いが支えになっているとみられる。 前日の米国市場では景気後退懸念が継続して株安となったが「年末を前に薄商いで、 方向感が出ている様子ではない」(別の国内証券のストラテジスト)との声も聞かれた。 東証33業種では、値上がりは海運業や保険業、鉱業など27業種で、値下がりはパ ルプ・紙やサービス業、ガラス・土石製品など6業種となっている。 <09:15> 日経平均は小幅反発スタート、自律反発期待の買いが先行 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比19円71銭高の2万7257円 35銭と、小幅に反発してスタートした。前日の米国株は下落したが、日経平均は前日ま で続落しており自律反発期待の買いが先行した。一時マイナスに転じたが、足元では小高 い水準での値動きとなっている。 主力株はトヨタ自動車やソニーグループが小安い。半導体関連は東 京エレクトロンが軟調な一方、アドバンテストは小高い。指数寄与度の 高いファーストリテイリングはしっかり。ソフトバンクグループは小安 い。 <08:21> 寄り前の板状況、日本化薬は買い優勢 文化シヤッターは売り優 勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 日本化薬 25% 1,482 1,48 1,482 1,18 2 2 2 ジェイテックコーポレーション <34 23% 3,693 3,69 3,695 3,00 46.T> 0 0 3 丸全昭和運輸 23% 3,775 3,77 3,775 3,07 5 5 4 極東開発工業 22% 1,666 1,66 1,666 1,36 6 6 5 ニッコンHLDG 21% 2,892 2,89 2,892 2,39 2 2 6 ソーダニッカ 16% 729 728 729 629 7 日産化学 16% 7,420 7,42 7,420 6,42 0 0 8 新日本空調 16% 2,150 2,14 2,150 1,86 9 1 9 サカイ引越センター 13% 5,080 5,08 5,080 4,51 0 0 10 ソフトクリエイトHLDG <3371.T 13% 3,598 3,59 3,600 3,19 > 5 5 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 文化シヤッター -27% 803 803 803 1,10 3 2 プロトコーポレーション -19% 1,001 1,00 1,001 1,23 0 4 3 セーレン -18% 2,091 2,09 2,091 2,55 0 3 4 サニックス -14% 199 198 199 230 5 東映 -10% 17,06 17,0 17,07 18,9 5 60 0 50 6 メディアドゥ -9% 1,651 1,65 1,651 1,81 0 9 7 マニー -6% 2,052 2,05 2,052 2,19 1 3 8 ツバキ・ナカシマ -4% 992 991 992 1,03 5 9 ダイキョーニシカワ -4% 551 550 551 571 10 セイノーHLDG -4% 1,154 1,15 1,154 1,19 3 6 (
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