[東京 22日 ロイター] - <13:15> 後場の日経平均はしっかり、自律反発狙いの買いは限定的 後場の日経平均はしっかり。前引けの時点より上げ幅をやや拡大し、前営業日比約1 36円高の2万6500円台前半で推移している。ただ、自律反発狙いの買いが入ってい るものの、上値は重い。 市場では、「唐突なタイミングでの日銀の政策修正が尾を引いている状況」(国内証 券のストラテジスト)との声が聞かれた。前日まで急騰していた金融株の伸び悩みが相場 の押し下げ要因となっている。「昨日は条件反射的に買われたのだと思うが、上がり方が 過剰過ぎた」(同氏)との指摘もあった。 値がさ株では、任天堂がしっかり、ファーストリテイリングは小高 い。 <11:45> 前場の日経平均は6日ぶり反発、日銀ショック一巡も戻り限定的 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比104円94銭高の2万6492円6 6銭と、6営業日ぶりに反発した。前日までに5営業日連続で下落していたため、きょう は自律反発の買いが優勢となった。特に、日銀の金融政策決定会合後に軟調だった輸出株 や不動産株が上昇した。ただ、買い戻しの勢いは乏しく、上昇一服後は方向感のない値動 きとなった。 前日の米株市場は主要3指数がそろって上昇し、この流れを引き継いで日本株も底堅 くスタートした。寄り付き直後には一時、前営業日比約190円高の2万6585円28 銭の高値を付けたが、その後は伸び悩んだ。日銀会合後の動揺は落ち着いてきたものの、 金融政策のさらなる正常化も意識され「戻りは鈍く、自律反発の域を出ていない」(国内 証券・アナリスト)との指摘があった。 物色動向としては、自動車株がしっかりだった半面、ここ数日堅調だった保険株は売 られた。 市場では「きょうは短期的な買い戻しが入っているが、来週からクリスマス休暇明け の海外勢がどう動くかが注目され、手掛けにくさも意識されている」(いちよし証券の投 資情報部・銘柄情報課課長、及川敬司氏)という。 日銀の金融政策を巡ってはさらなる正常化の思惑もくすぶる中、「26日に黒田東彦 総裁が講演で発言する予定で、改めて緩和継続の姿勢を明確にすれば、マーケットも落ち 着くのではないか」(別の国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれた。 TOPIXは0.55%高の1903.74ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆3071億2300万円だった。東証33業種では、鉱業、不 動産業、輸送用機器など29業種が値上がり。半面、保険業、パルプ・紙、医薬品など4 業種は値下がりした。 個別では、トヨタ自動車が2%高、スズキが3%高、三菱自動車工 業が1.5%高としっかり。ここ数日間軟調に推移していた反動で買い戻しが活 発になった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1431銘柄(77%)、値下がりが32 3銘柄(17%)、変わらずが82銘柄(4%)だった。 <10:44> 日経平均は上げ幅縮小、自律反発の勢い鈍く 値がさ株軟調 日経平均は上げ幅を縮小し、前営業日比約30円高の2万6400円台前半で推移し ている。朝方プラス圏で推移していた値がさ株の一角が小幅安に転じ、相場の重しとなっ ている。日銀の金融政策決定会合後の動揺は「少し落ち着いてきた」(国内証券・アナリ スト)一方、「昨日の米株高に比べると、買い戻しの勢いは乏しい」(同)という。 マーケット参加者の間では日銀のさらなる金融政策正常化が意識されており、積極的 に上値を試す地合いではないとの指摘が出ている。 日本政府観光局(JNTO)が21日発表した11月の訪日外国人旅行者数が、前月 から倍増に近い93万4500人(推計)となったことを受け、インバウンド関連銘柄が しっかりとなっている。エアトリが1.5%高、三越伊勢丹ホールディングス<3 099.T>が1.8%高、エイチ・ツー・オー リテイリングが1.8%高で推移。 市場では「訪日客の増加や足元の円高進行で海外旅行の需要が増えるとの見方で、百貨店 株や旅行関連株が買われているようだ」(別の国内証券・ストラテジスト)との声が聞か れた。 ただ、コロナ禍前にインバウンドの多くを占めていた中国人観光客の戻りは鈍く、「 先々の需要の不透明感から空運株は小幅高にとどまっている」(同)という。日本航空<9 201.T>は0.6%高、ANAホールディングスは0.1%高で推移している。 <09:06> 寄り付きの日経平均は反発、買い戻し先行 輸出株が堅調 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比164円71銭高の2万6552 円43銭と、反発してスタートした。前日まで5営業日連続で下落していた反動で、買い 戻しが先行している。幅広い業種で買いが優勢となっており、特に前日軟調だった輸出関 連株が上昇している。 個別ではトヨタ自動車が2%高、ホンダが2.5%高と堅調。東京 エレクトロン、アドバンテストなど半導体関連銘柄もしっかりとなって いる。 東証33業種では、輸送用機器、鉱業、電気機器など25業種が値上がり。一方、保 険業、パルプ・紙、銀行業など8業種は値下がりしている。 <08:22> 寄り前の板状況、日鉄鉱は買い優勢 スタンレー電は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 日鉄鉱業 23% 3,70 3,70 3,70 3,00 5 5 5 5 2 タツタ電線 19% 494 494 494 414 3 理研計器 17% 4,87 4,87 4,87 4,17 0 0 0 0 4 日鉄物産 14% 5,66 5,66 5,66 4,96 0 0 0 0 5 武蔵精密工業 13% 1,78 1,78 1,78 1,57 5 5 5 9 6 シンプレクス・HLDG <4373. 10% 2,29 2,28 2,29 2,08 T> 0 9 0 1 7 フクシマガリレイ 8% 4,38 4,38 4,38 4,05 5 5 5 5 8 ネクステージ 8% 2,60 2,60 2,60 2,41 1 0 1 1 9 澁谷工業 8% 2,49 2,49 2,49 2,32 4 4 4 0 10 eBASE 7% 590 589 590 549 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 スタンレー電気 -20% 2,00 2,00 2,00 2,50 2 2 2 2 2 サインポスト -15% 557 557 557 657 3 ツカダ・グローバルHLDG <2 -7% 323 323 323 349 418.T> 4 デンヨー -6% 1,35 1,35 1,35 1,44 7 7 7 8 5 静岡ガス -6% 1,00 1,00 1,00 1,07 7 6 7 2 6 ジェイテックコーポレーション -5% 3,35 3,35 3,36 3,52 8 5 0 5 7 雪印メグミルク -4% 1,70 1,70 1,70 1,76 1 0 1 7 8 佐賀銀行 -4% 1,57 1,57 1,57 1,63 3 3 3 3 9 セック -4% 2,62 2,62 2,62 2,72 1 1 1 0 10 ファイズHLDG -4% 852 852 852 884 (
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