[東京 11日 ロイター] - <15:10> 新興株はマザーズが4日続伸、米CPI鈍化期待で投資家心理改善 新興株式市場は、マザーズ総合が前営業日比2.24%高の747.83ポイントと 4日続伸した。東証グロース市場指数は同2.13%高の946.67ポイントだった。 米金融引き締めの長期化懸念が後退する中、新興株市場でも高PER(株価収益率)銘柄 を中心に買いが広がった。 市場では「明日公表される米消費者物価指数(CPI)について、伸びが鈍化すると の期待感から投資家心理が改善しているようだ」(国内証券・ストラテジスト)との声が 聞かれた。 個別では、マイクロ波化学が商いを伴って大きく上昇したほか、BTM<524 7.T>がストップ高で取引を終了。FIXERも買われた。 一方、タメニー、ホープ、Kids Smile Holding sは軟調に推移した。 <13:23> 日経平均は小動き、上値追い材料欠き伸び悩み 後場の日経平均は小動きとなっており、午後の値幅はこれまでのところ31円程度に 限られている。市場で注目される米消費者物価指数(CPI)の発表を12日に控える中 、「目先の上値を追う材料に乏しい」(国内証券のストラテジスト)といい、前営業日比 270円高の2万6400円台半ばで伸び悩んでいる。 きょうの日本株の上昇を巡っては、このところ米国株の上昇に追従し切れず相関の低 下が意識された中にあって「米株高とはいえ想定以上に堅調。13日のSQ(特別清算指 数)算出を前にした需給面の影響もあるのではないか」(別の国内証券のアナリスト)と の見方も聞かれた。時間外取引の米株先物は横ばい圏。 セクター別には、前引け時点に比べて鉄鋼が上げ幅を拡大している一方、空運業は下 げを拡大している。 <11:50> 前場の日経平均は続伸、一時300円高 米引き締めへの警戒和らぐ 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比282円00銭高の2万6457円5 6銭と、続伸した。前日の米国市場で、米引き締めへの過度な警戒感が和らいで株高とな ったことを受けて幅広い銘柄で買いが先行し、その後も上げ幅を拡大した。 日経平均は、高く寄り付いた後も上値を伸ばし、一時304円43銭高の2万647 9円99銭に上昇した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の講演で金利政策へ の言及がなかったことへの安心感から米株高となっており、好感する動きが先行した。 主力株は総じて堅調で、指数寄与度の高いファーストリテイリングやソフト バンクグループのほか、東京エレクトロンなど半導体関連がしっかり。 輸出関連株も底堅い動きとなった。 心理的節目2万6500円を視野に捉える場面もあったが、利益確定や戻り待ちの売 りが上値を抑え、前引けにかけて伸び悩んだ。12日には米消費者物価指数(CPI)の 発表が予定されるほか、米国では企業決算も控えており、警戒感もくすぶった。 市場では「CPIが多少強い数字の場合でも、ほかの経済指標は弱いためインフレの 鈍化継続が見込まれて市場も過剰に反応しないのではないか。目先のポイントは企業決算 になりそうだ」(水戸証券の酒井一チーフファンドマネジャー)との見方が出ている。悪 い企業決算の場合、悪材料出尽くしとなるか、相場反応は読みにくいとの声も聞かれる。 TOPIXは1.04%高の1900.36ポイントで午前の取引を終了した。東証 プライム市場の売買代金は1兆2183億7400万円だった。 東証33業種では、値上がりは精密機器や鉄鋼、電気機器など31業種で、値下がりは空 運業やパルプ・紙、陸運業など2業種だった。 前日に決算を発表した安川電機が大幅高。日本製鉄は昨年来高値を 更新した。ファナックも買われた。一方、第一三共や高島屋は さえない。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1546銘柄(84%)、値下がりは22 9銘柄(12%)、変わらずは60銘柄(3%)だった。 <10:38> 日経平均は一時300円高、海外勢が買い戻しか 日経平均は2万6400円台後半へと徐々に上げ幅を拡大し、一時300円高に上昇 した。 市場関係者によると「海外勢による先物買いが指数を押し上げているようだ」(国内 証券のストラテジスト)という。海外投資家は12月第4週(12月26日─12月30 日)にかけて3週連続で売り越しており、米雇用統計の発表を経て株を買い戻していると の観測が出ている。 日経平均は2万6500円が視野に入ってきたが、心理的節目では利益確定売りが出 やすく「ここからは上値が重くなりそう」(別の国内証券のストラテジスト)との声もあ る。 東証33業種では、値上がりは精密機器や電気機器、鉄鋼など32業種で、値下がり はパルプ・紙の1業種となっている。 <09:19> 日経平均は続伸スタート、米株高が支え 200円超高で推移 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比186円65銭高の2万6362 円21銭と、続伸して取引を開始した。前日の米国市場で主要3指数がそろって上昇した 流れを受け、東京市場も買いが先行した。足元では200円超高で推移している。 東証33業種の全てが値上がりしている。個別では、前日に決算を発表した安川電機 が高い。指数寄与度の大きいファーストリテイリングは堅調。東京エレ クトロンなど半導体関連もしっかり。 <08:20> 寄り前の板状況、ツカダ・グローバルHLDGが買い優勢 三愛オ ブリは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 ツカダ・グローバルHLDG 20% 420 419 420 350 2 上組 19% 3,105 3,105 3,105 2,603 3 テノ.HLDG 15% 770 769 770 670 4 日本電気 11% 4,998 4,995 5,000 4,500 5 若築建設 10% 2,977 2,976 2,977 2,706 6 アイネット 9% 1,420 1,419 1,420 1,298 7 クリエイトSD HLDG 9% 3,498 3,495 3,500 3,205 8 ソフトクリエイトHLDG 9% 3,290 3,290 3,290 3,025 9 リズム 8% 1,748 1,748 1,748 1,613 10 アルプス物流 8% 1,199 1,198 1,199 1,110 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 三愛オブリ -23% 944 944 944 1,230 2 東京個別指導学院 -10% 481 480 481 531 3 ジャパンマテリアル -7% 2,062 2,062 2,062 2,212 4 Appier Group -6% 1,391 1,390 1,391 1,480 5 山梨中央銀行 -5% 1,036 1,036 1,036 1,093 6 マースグループHLDG -5% 2,101 2,100 2,101 2,215 7 横浜冷凍 -5% 1,001 1,000 1,001 1,055 8 エスプール -5% 643 642 643 677 9 日本精化 -5% 2,101 2,100 2,101 2,202 10 阪和興業 -5% 3,503 3,500 3,505 3,670 (
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