[東京 12日 ロイター] - <13:21> 後場の日経平均は小動き、米CPIにらみ様子見ムード 後場の日経平均は、前場引け時点とほぼ同水準でスタートした。足元は前日終値近辺 の2万6400円台半ばで推移している。物色動向としては、前場に引き続き銀行株がし っかりとなっているほか、半導体や電子部品関連株が堅調。 今晩公表される12月の米消費者物価指数(CPI)をにらみ、市場では様子見姿勢 が強まっている。前週末に発表された米雇用統計で賃金の伸びが緩やかになっていること などから、マーケットでは物価上昇の鈍化を予想する見方が多い。ただ、「市場予想通り (米CPIの結果で)インフレ沈静化がみられても、材料出尽くし感でいったん売りが出 る可能性がある」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれた。 仮に米CPIが市場予想より上振れた場合は「株価にとっては下押し圧力がかかりや すい」(別の国内証券・アナリスト)との見方が出ているが、「CPI以外のデータから はインフレの鈍化を示唆する内容も確認されており、長期的に物価の伸びが落ち着くとい う見方は変わらないのではないか」(同)という。 <11:45> 前場の日経平均は小幅続伸、強弱材料混在で方向感欠く 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比9円06銭高の2万6455円06銭 と、小幅に5日続伸した。今晩公表される米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化への期 待感と、日銀の金融政策修正の警戒感が意識され、強弱材料が入り混じった。日経平均は 前日の終値付近を挟んでもみ合う動きが続き、方向感の乏しい展開となった。 前日の米市場で主要3指数がそろって上昇した流れを引き継ぎ、日経平均は寄り付き から70円高としっかりとスタートした。指数寄与度の大きい銘柄群が堅調で、日経平均 は一時、100円超高まで上げ幅を広げた。ただ、上昇一服後は徐々に値を消し、前場終 盤にかけては前日の終値近辺で一進一退となった。 物色動向としては「内外需などの方向感はみられず、米CPI公表を前に循環的な動 きとなっている」(野村証券のストラテジスト・澤田麻希氏)との指摘があった。 米金融引き締めの長期化懸念が後退して、日経平均は前営業日までに4営業日で70 0円以上上昇していたこともあり、「ポジション調整の動きが出やすく、上値は重い」( 澤田氏)という。 また、12日付読売新聞は、日銀が17─18日の金融政策決定会合で、大規模な金 融緩和策に伴う副作用を点検すると報じ、日銀の金融政策修正の思惑が相場の重しになっ ているとの見方も聞かれた。 TOPIXは0.34%高の1907.73ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆4685億4900万円だった。東証33業種では、銀行業、 非鉄金属、鉄鋼など18業種が値上がりした。半面、その他製品、陸運業、空運業など1 5業種は値下がりした。 個別では、前日に業績見通しの上方修正を発表したタマホームが12%超高 と堅調に推移。東証プライム市場の値上がり率トップとなった。 日銀の金融政策修正の思惑で銀行株も買われた。みずほフィナンシャルグループ<841 1.T>、三井住友フィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ はそれぞれ昨年来高値を更新した。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが759銘柄(41%)、値下がりが969 銘柄(52%)、変わらずが109銘柄(5%)だった。 <10:19> 日経平均は小幅安で小動き、日銀の政策修正の思惑が重し 日経平均はマイナス圏に沈み、小幅安の2万6400円台前半で小動きとなっている 。日銀の金融政策修正の思惑でドル/円が円高方向に振れており、相場の重しとなってい る。 市場では「国内でもインフレが続く中、日銀が再び政策修正を行うのではないかとの 警戒感は強い」(国内証券・アナリスト)という。 12日付読売新聞は、日銀が17─18日の金融政策決定会合で、大規模な金融緩和 策に伴う副作用を点検すると報じた。昨年12月会合後も市場金利にゆがみがあるためと 伝えている。 業種別では銀行業が値上がり率トップとなっている。個別では、みずほフィナンシャ ルグループ、三井住友フィナンシャルグループがそれぞれ3%超高、三 菱UFJフィナンシャル・グループが2.9%高で推移している。 <09:05> 日経平均は続伸スタート、米CPI伸び鈍化の思惑が支援 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比78円94銭高の2万6524円 94銭と続伸してスタートした。インフレの伸び鈍化への思惑を背景に米国市場で株価の 主要3指数が上昇しており、好感した買いが先行した。その後は上げ幅を縮め、一時マイ ナスに転じた。 主力株はトヨタ自動車やソニーグループが小高い。東京エレクトロ ンなど半導体関連は総じてしっかり。指数寄与度の高いファーストリテイリング は軟調な一方、ソフトバンクグループは小高い。 <08:23> 寄り前の板状況、日医工が買い優勢 三桜工業は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 日医工 27% 120 119 120 94 2 パルグループHLDG 20% 3,02 3,02 3,02 2,52 5 5 5 4 3 東プレ 12% 1,28 1,28 1,28 1,15 5 4 5 2 4 デジタルハーツHLDG <3676. 11% 1,98 1,98 1,98 1,78 T> 1 1 1 5 5 タマホーム 10% 2,73 2,73 2,73 2,48 4 4 4 3 6 エスプール 9% 696 695 696 638 7 アルプス物流 7% 1,19 1,19 1,19 1,12 9 8 9 2 8 ナガイレーベン 7% 2,01 2,01 2,01 1,89 8 7 8 4 9 マースグループHLDG <6419. 6% 2,40 2,39 2,40 2,25 T> 0 9 0 8 10 長谷工コーポレーション <1808. 5% 1,53 1,53 1,53 1,45 T> 5 4 5 6 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 三桜工業 -9% 581 580 581 637 2 コシダカHLDG -8% 921 920 921 1,00 0 3 三愛オブリ -8% 1,15 1,15 1,15 1,24 0 0 0 6 4 モバイルファクトリー -7% 839 838 839 902 5 グンゼ -7% 3,85 3,85 3,85 4,12 3 0 5 5 6 ファイズHLDG -5% 808 808 808 852 7 Sun Asterisk <405 -5% 1,29 1,29 1,29 1,36 3.T> 2 2 2 0 8 中国塗料 -5% 920 919 920 966 9 プロレド・パートナーズ <7034. -5% 486 485 486 510 T> 10 システムサポート -4% 1,35 1,35 1,35 1,41 1 1 1 1 (
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