[東京 20日 ロイター] - <13:36> 後場の日経平均はしっかり、空運株が一段高 人流回復の期待で 後場に入り、日経平均はしっかりの展開となっている。前場引け時点から上げ幅を拡 大し、前営業日比約90円高の2万6500円近辺で推移している。米株先物やアジア株 がプラス圏で推移しているほか、前場に比べて為替が円安方向に振れており、支援材料と なっている。 業種別では空運業が値上がり率トップで、一段高となっている。昼休み時間中、岸田 文雄首相が新型コロナの感染症法上の位置づけについて、今春にも季節性インフルエンザ と同じ「5類」とする方向で専門家に議論を要請することを確認したと述べ、「人流回復 の期待が高まっている」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれる。 日経平均は底堅い動きとなっている一方で、週末を控えて積極的に上値を追いづ らいとの指摘もある。「後場は小幅高の水準で小動きになるのではないか」(同)という 。 <11:40> 前場の日経平均は小反発、材料難でもみ合い 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比6円71銭高の2万6411円94銭 と小反発(訂正)した。為替が対ドルで若干円安に振れたことが支えとなったものの、特 段の材料がない中で、前日の終値を挟み一進一退の値動きを続けた。 個別では、インバウンド(訪日外国人)関連株が堅調に推移。中国で春節(旧正月) を控えていることや、政府が新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けについて、季節 性インフルエンザと同じ「5類」へ引き下げる意向を固めたと伝わったことが材料視され た。 一方、前日の米国市場でハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数やフ ィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が下落したことから、ハイテク株はさえない展 開だった。 ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは、若干円安に振れたこと が日経平均の下支えとなったが、後場にかけては、週末を控えていることに加え、材料難 ということもあり、手控え感が広がる公算が高いとみている。 12月の全国消費者物価指数(CPI)が発表され、生鮮食品を除くコアCPIが前 年比で41年ぶりの伸び率となったが「市場では特に材料視されなかった」(井出氏)と いう。 TOPIXは0.13%高の1918.17ポイントで午前の取引を終了した。東証 プライム市場の売買代金は1兆1510億4800万円だった。東証33業種では、値上 がりは鉄鋼や空運など24業種で、値下がりはゴム製品や電気機器など9業種だった。 個別では、日本航空やエアトリなどの旅行関連がしっかりで推移し た。一方、値がさの東京エレクトロンやソフトバンクグループは軟調だ った。前日に売られた三菱自動車工業は1.5%高、日産自動車は1. 3%高だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1229銘柄(67%)、値下がりは51 4銘柄(28%)、変わらずは91銘柄(4%)だった。 <10:45> 日経平均は一進一退、新規材料乏しく 電気機器安い 日経平均は前日の終値を挟んで一進一退の値動きを続けており、前営業日比約10円 高の2万6400円近辺で推移している。新規材料難で明確な方向感はみられず、市場で は「(日経平均は)前日の終値から上下100円程度で推移するとみている」(国内証券 ・ストラテジスト)との声が聞かれた。 前日に米国市場でハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数やフィラデ ルフィア半導体指数(SOX指数)が下落したことから、電気機器が売られている。 個別では、オムロンや村田製作所が軟調に推移している。 <09:10> 寄り付きの日経平均は続落、米株安が重荷 自動車に買い戻し 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比58円54銭安の2万6346円 69銭と、続落してスタートした。米金融引き締めの長期化で景気後退(リセッション) 入りが懸念される中、前日の米株市場が下落したことを嫌気して、日本株も軟調な地合い となっている。昨日売られた反動で、自動車株には買い戻しが入っている。 個別では、東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連銘柄 が軟調。円高などを背景に前日軟調だったトヨタ自動車やマツダなど自 動車株はしっかり。 東証33業種では、鉄鋼、海運業、鉱業など15業種が値上がり。一方、その他金融 業、銀行業、ゴム製品など18業種は値下がりしている。 <08:20> 寄り前の板状況、ニッコンHLDGが買い優勢 山九は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 ニッコンHLDG 19% 2,799 2,799 2,799 2,345 2 SG HLDG 16% 2,148 2,147 2,148 1,856 3 高砂熱学工業 14% 2,000 1,999 2,000 1,752 4 大氣社 13% 3,810 3,810 3,810 3,365 5 大垣共立銀行 9% 2,023 2,022 2,023 1,848 6 豊田合成 8% 2,205 2,205 2,205 2,050 7 ユーグレナ 6% 1,000 999 1,000 940 8 スズキ 6% 4,550 4,549 4,550 4,283 9 人・夢・技術グループ 6% 1,500 1,500 1,500 1,420 10 トーカイ 5% 1,994 1,994 1,994 1,893 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 山九 -14% 4,050 4,050 4,050 4,715 2 日本精化 -13% 2,048 2,048 2,048 2,346 3 北越コーポレーション -7% 748 748 748 808 4 島精機製作所 -7% 1,751 1,750 1,751 1,880 5 オーエスジー -7% 1,818 1,818 1,818 1,947 6 セック -6% 2,651 2,650 2,651 2,809 7 中国塗料 -6% 901 900 901 953 8 デジタルガレージ -5% 4,220 4,220 4,220 4,460 9 椿本興業 -5% 3,833 3,830 3,835 4,045 10 JNS HLDG -5% 291 290 291 305 (
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