[東京 23日 ロイター] - <15:28> 日経平均・日足は「小陽線」、5日線が25日線を上抜け 日経平均・日足は上に短く下に長いヒゲを伴う「下影陽線」の形に近い「小陽線」と なった。買い手の心理としては上昇期待感を示している。終値は2万6906円04銭。 5日移動平均線(2万6558円92銭=23日)が25日線(2万6448円68 銭=同)を下から上に突き抜け、「ゴールデンクロス」となっているほか、5日線、10 日線(2万6380円78銭=同)がいずれも角度を付けて上向きになっており、目先は 上昇相場が見込まれる。今後の日経平均は、節目の2万7000円を回復し騰勢をキープ できるかが焦点となりそうだ。 <15:08> 新興株はマザーズが4日続伸、米株高や米長期金利低下を好感 新興株式市場はマザーズ総合が前営業日比2.39%高の771.58ポイントと4 日続伸した。東証グロース市場指数は同2.40%高の978.09ポイントだった。米 株高や為替の円安、米長期金利の低下が好感され、新興株市場でも買いが優勢となった。 岸田政権が打ち出した「異次元の少子化対策」を巡り、子育て支援関連の銘柄が値上がり 率上位に入った。 個別では、さくらさくプラスがストップ高で取引を終えたほか、ベビーカレ ンダーが9.5%高と堅調。ブライトパス・バイオは商いを伴って上昇 し、ストップ高で終了した。 一方、フォースタートアップス、サンバイオ、チームスピリット<4 397.T>は軟調に推移した。 <13:25> 日経平均は後場一段高、ファーストリテは前引けより上げ拡大 日経平均は後場に一段高となった。一時2万6900円台に上昇した。指数寄与度の 大きい銘柄群の堅調な値動きが指数を支援している。 ファーストリテイリングやソフトバンクグループが前引け時点より 上げ幅を拡大。東京エレクトロンも引き続きしっかり。 足元のドル/円が円安に振れていることも相場を支援。手掛かりに乏しい中、「為替 がさらに円安方向に振れるなら、一段の株高もあり得る」(国内証券のストラテジスト) との声が聞かれた。 業種別では、鉄鋼や精密機器、医薬品などが上げ幅を拡大している一方、鉱業や海運 業は上げ幅をやや縮めている。 <11:45> 前場の日経平均は続伸、米引き締め長期化懸念が緩和 伸び悩みも 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比299円32銭高の2万6852円8 5銭と続伸した。米ハイテク株高のほか、米国の金融引締め長期化への警戒感が和らいだ ことで、幅広い銘柄が買われた。一方、米景気懸念がくすぶる中、企業決算を見極めたい とのムードから買い一巡後は伸び悩んだ。 日経平均は300円超高で始まった後も高値圏での一進一退が続き堅調な推移で、一 時332円高の2万6885円99銭に上昇した。東証33業種のうち30業種が上昇し 、東証プライム市場でも8割超が値上がりして幅広い銘柄が買われた。 米国市場では、連邦準備理事会(FRB)高官らから利上げペース鈍化への支持が聞 かれたことで引き締め長期化への懸念が和らいだ。ナスダック総合やフィラデルフィア半 導体指数(SOX指数)が上昇し、東京市場でも半導体関連や電子部品といったテクノロ ジー企業が堅調で指数を押し上げた。 日本株は「米株高を背景に、少し悲観的なムードから楽観に傾いている。このところ 大きく下げ投資家からの期待もあるテック株は買い戻された」(ピクテ・ジャパン スト ラテジスト 糸島孝俊)という。 一方、百貨店や空運、陸運といったインバウンド関連は上値が重い。市場では「前週 に買われた反動が出た」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた。 景気懸念がくすぶる中、企業決算に関心が向かっている。国内でも決算シーズンが始 まり、24日の日本電産やディスコなどの発表が注目されている。「決 算本格化を前に、積極的に上値を追う感じではない」(別の国内証券のストラテジスト) といい、日経平均は心理的節目2万7000円の手前で伸び悩んだ。 TOPIXは0.89%高の1944.05ポイントで午前の取引を終了した。東証 プライム市場の売買代金は1兆2022億3400万円だった。東証33業種では、値上 がりは化学工業や機械、電気機器など30業種で、値下がりは保険業や空運業、電気・ガ ス業の3業種だった。 東京エレクトロンが大幅高だったほか、指数寄与度の大きいファーストリテ イリングやソフトバンクグループは堅調だった。一方、高島屋 は軟調だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1532銘柄(83%)、値下がりは25 2銘柄(13%)、変わらずは53銘柄(2%)だった。 <10:27> 日経平均はしっかり、全業種値上がり 企業決算を前に伸び悩みも 日経平均は2万6800円台後半でしっかり推移している。朝方の買い一巡後も、き ょうの高値圏での値動きが続いている。 プライム市場の値上がり銘柄数は8割超と幅広く買われており、東証33業種の全業 種が値上がりしている。足元の業種別の上昇率上位には、化学工業、機械、鉄鋼、電気機 器、銀行業などが並んでいる。 一方、心理的節目2万7000円手前では上値の重さも意識されている。米景気懸念 がくすぶる中、日米の企業決算に関心が向かっており「米国に次いで日本でも今週から決 算が本格化するのを控え、積極的に上値を追うムードにはなりにくい」(別の国内証券の ストラテジスト)との見方もある。 目先では、24日の日本電産やディスコ、26日の信越化学工業<4 063.T>、27日のファナックなどの決算に関心が寄せられている。 <09:10> 寄り付きの日経平均は続伸、値がさの半導体株が高い 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比326円68銭高の2万6880 円21銭と、続伸してスタートした。前週末の米市場でハイテクや半導体関連銘柄が買わ れた流れを受け、東京市場でも値がさの半導体関連銘柄がしっかりとなり、指数を押し上 げている。ドル/円相場がやや円安に振れていることで、輸出関連銘柄も底堅い動き。 個別では、東京エレクトロンが2%超高。ファーストリテイリング も買われている。トヨタ自動車や三菱自動車工業など自動車関連は小じ っかり。 東証33業種では、機械や電気機器など27業種が値上がりしている。一方、空運や 保険などは値下がりしている。 <08:20> 寄り前の板状況、水戸証券が買い優勢 三櫻工業は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 水戸証券 36% 302 302 302 222 2 ネクソン 17% 3,440 3,440 3,440 2,939 3 シンプレクス・HLDG 9% 2,350 2,349 2,350 2,155 4 CKサンエツ 9% 4,468 4,465 4,470 4,110 5 ペガサスミシン製造 7% 838 837 838 780 6 トモニHLDG 7% 410 409 410 382 7 平田機工 7% 6,385 6,380 6,390 5,970 8 太平電業 7% 3,398 3,395 3,400 3,180 9 フィル・カンパニー 7% 1,041 1,041 1,041 976 10 三菱総合研究所 6% 5,195 5,190 5,200 4,890 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 三櫻工業 -9% 581 580 581 640 2 フルサト・マルカHLDG -6% 3,103 3,100 3,105 3,300 3 ウェルネオシュガー -6% 1,661 1,660 1,661 1,759 4 アルゴグラフィックス -5% 3,430 3,430 3,430 3,625 5 ニッコンHLDG -4% 2,257 2,257 2,257 2,357 6 リソー教育 -4% 351 350 351 366 7 ホギメディカル -4% 3,313 3,310 3,315 3,445 8 アイネット -3% 1,282 1,281 1,282 1,326 9 インテージHLDG -3% 1,452 1,451 1,452 1,501 10 ウェルネット -3% 563 562 563 581 (
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