[東京 7日 ロイター] - <15:34> 日経平均・日足は「小陰線」、「雲」からの上方乖離を維持 日経平均・日足は「小陰線」となった。ローソク足は上ヒゲが長めの「上影陰線」に 近い形状で、上値の重さが示唆される。終値は2万7685円47銭。 主要な移動平均線が100日線(2万7219円36銭=7日)以外は上向きとなっ ているほか、ローソク足は一目均衡表の「雲」領域から上方乖離(かいり)を維持してい る。地合いは改善してきており、今後は底堅さを維持できるかが焦点となりそうだ。 <15:22> 新興株はマザーズが反発、自律反発狙いの押し目買いで 新興株式市場は、マザーズ総合が0.73%高の782.01ポイントと反発した。 東証グロース市場指数は0.76%高の992.84ポイントだった。前日の米ハイテク 株安が重しになった一方、自律反発を意識した買いが入り、指数を押し上げた。 そーせいグループやキャンバスが堅調に推移した。一方、オキサイ ドやJTOWERはそれぞれ軟調だった。 <13:21> 後場の日経平均はマイナス転換、米FRB議長発言に関心 後場に入り、日経平均はマイナス圏に沈み、前営業日比約10円安の2万7600円 台後半で推移している。値がさ株の一角が小幅ながら下落し、指数の重しとなっている。 今晩はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言機会を控えており、「タカ派的な コメントが確認されれば米金利高、株安となる可能性があり、警戒感がくすぶっている」 (国内証券・マーケットストラテジスト)との声が聞かれる。日銀の次期総裁人事が明ら かになるタイミングが近付いていることから、手掛けにくさもあるという。 業種別では銀行業が後場に一段高となり、堅調に推移している。「先々の金利上昇を 見込んだ買いが入っている」(同)との指摘があり、個別では山梨中央銀行、岩 手銀行がそれぞれ5%高、滋賀銀行が4%高となっている。 <11:45> 前場の日経平均は5日続伸、円安が支え 買い一巡後は小動き 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比60円71銭高の2万7754円36 銭と、5日続伸した。為替の円安基調が支えとなり、日本株は底堅い展開となった。ただ 、上値では利益確定売りが優勢となり、買いが一巡した後は小幅高の水準でのもみ合いが 続いた。 日経平均は50円高と小幅高でスタート。その後は上げ幅を拡大し、一時120円高 となる場面もあったが、売り圧力に押されて次第に上げ幅を縮小した。上昇一服後は上値 の重さが意識された。相場全体としては方向感のない動きとなったが、決算を手掛かりに した個別物色もみられた。 今晩はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言機会があり、堅調な米雇用統 計を受けてどのようなコメントをするのか、市場の注目が集まっている。野村証券のスト ラテジスト・神谷和男氏は「パウエル議長はタカ派姿勢を貫くとみられ、(マーケットの )警戒感が高まっている」と話した。 パウエル議長の発言を見極めたいとの思惑や、新規材料難で「日経平均は上値の重い 展開が続きそうだ」(国内証券・ストラテジスト)との見方もあった。 TOPIXは0.45%高の1988.04ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆3463億3700万円だった。東証33業種では、銀行業、 海運業、その他金融業など21業種が値上がり。鉄鋼、不動産業、非鉄金属など12業種 は値下がりした。 個別では、JFEホールディングスが8.1%安と大幅に下落した。同社は 前日に決算発表を行い、業績予想を下方修正したことが嫌気された。 一方、半導体関連株は底堅く推移。アドバンテストが1.7%高、東京エレ クトロンが0.6%高となり、指数を支えた。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1040銘柄(56%)、値下がりが67 5銘柄(36%)、変わらずが115銘柄(6%)だった。 <10:31> 日経平均は小動き、方向感乏しい 個別物色は活発 日経平均は小動きの展開で、前営業日比約60円高の2万7700円台半ばで推移し ている。上げ幅は一時、120円を超えたが、上昇一服後は方向感のない動きとなってい る。 物色動向としては半導体関連株がしっかりと推移しているほか、「決算発表を手掛か りにした個別の売り買いが活発になっている」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞 かれる。個別では、堅調な決算を受けてコーセーが8.3%高と堅調。宅配便の 値上げを発表したヤマトホールディングスは7.9%高となっている。 一方で、新規材料が乏しいことから、引き続き方向感のない相場が続きそうだ、との 指摘もある。目先は来週14日に公表される米消費者物価指数(CPI)が注目され、「 米CPIを確認してから相場が上方向を試すのか、下値を探るのか、見極めることになる のではないか」(同)という。 <09:07> 日経平均は小幅続伸スタート 円安が相場を支援 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比51円25銭高の2万7744円 90銭と、続伸してスタートした。為替がドル高/円安方向に振れており、相場を支えて いる。寄り付き後はやや上値を伸ばしている。 主力株はトヨタ自動車が小高い一方、ソニーグループが軟調。半導 体関連は東京エレクトロンが堅調となっている。指数寄与度の高いファーストリ テイリングは小高い一方、ソフトバンクグループは小安い。 <08:22> 寄り前の板状況、岩崎電気が買い優勢 ティラドは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 岩崎電気 21% 2,89 2,89 2,89 2,39 6 6 6 6 2 シモジマ 11% 1,05 1,05 1,05 946 1 0 1 3 竹本容器 10% 821 820 821 748 4 日本シイエムケイ 8% 545 544 545 505 5 日本ケミコン 8% 1,80 1,79 1,80 1,67 0 9 0 2 6 ザ・パック 7% 2,80 2,79 2,80 2,62 0 9 0 7 7 メイコー 6% 3,04 3,04 3,05 2,88 8 5 0 0 8 ランドコンピュータ 6% 990 989 990 936 9 三愛オブリ 5% 1,40 1,39 1,40 1,32 0 9 0 8 10 シミックHLDG 5% 1,76 1,76 1,76 1,68 4 4 4 2 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 ティラド -18% 2,24 2,24 2,24 2,74 5 5 5 5 2 淀川製鋼所 -13% 2,36 2,36 2,36 2,70 5 5 5 7 3 シグマクシス・HLDG <6088. -8% 1,23 1,23 1,23 1,33 T> 2 1 2 3 4 JFEHLDG -7% 1,58 1,58 1,58 1,70 1 0 1 0 5 ヤマシンフィルタ -7% 528 527 528 567 6 GMOペイメントゲートウェイ -7% 11,1 11,1 11,1 11,9 15 10 20 40 7 UTグループ -7% 2,38 2,38 2,38 2,55 8 7 8 5 8 テンポイノベーション -5% 1,16 1,16 1,16 1,22 4 3 4 3 9 アルゴグラフィックス -5% 3,75 3,75 3,75 3,93 0 0 0 5 10 オーエスジー -5% 1,88 1,88 1,88 1,97 1 0 1 2 (
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